●「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」第4話「母の愛」
先週の予告編で、藤川一男(浅利陽介)が、ヘリに乗れないのは、
「そういう展開」が、用意されてたから?って思ったのは、
僕だけではないはずですよね。
結果的には、ほっと一安心。
藤川には、どんな出動の舞台が用意されてるのか、逆に楽しみになりました。
極度の貧血・めまい、そして吐血、病状の原因が不明の患者・宮本茂(井田國彦)。
その本当の病名は、ミュンヒハウゼン症候群でした。
周囲の関心を引き寄せるために、自らの体を傷付けたり、病気を装ったりする事ですよね。
「救命病棟24時」第2シリーズにも、同様の患者さん、いましたよね。
城島医師(谷原章介)目当てに、血を抜いたりして、
何度も通って来てた、女性の患者さんの話を、思い出しましたよ。
心停止状態の患者に除細動を施した際、過って通電してしまった
藤川(浅利陽介)は、意識を失ってその場に崩れ落ち、入院してしまうはめに。
その藤川は、母親に色々とうそをついてたようですね。
そして黒田医師(柳葉敏郎)には、
お前もうここ辞めろ、向いてない。
ひと月いればわかるだろう。
もっと自分に合った病院探せ。
フライトドクターだけが救命医じゃない。
無理してしがみつくことはないだろう。
お前がヘリに乗ることは将来的にもない。
だったらほかを探せ。
と、現実を突き付けられます。その様子を立ち聞きしてしまう母親。
かたや緋山(戸田恵梨香)は、せき髄損傷の患者に、
本当の事を、なかなか告知できずにいました。
藤川は、心配してかけてきた母親の電話に、ヤケを起こし、
乱暴に切ってしまいます。傍でその様子を聞いてる宮本。
白石(新垣結衣)たちは、ようやく宮本の「原因」に気付き、
病室にやってきて、血を抜いて口に含んだり、インスリンを飲んだんじゃないかと、
宮本を問いつめます。
「だったら、寝てる間に知らずに飲んじゃったんじゃないですか。
ありますよ。そういう事。」
藤川は、自分と同じような痛みとして理解出来たのか、
宮本の、逃げ場を作ってあげました。
交錯した「うそ」と「現実」。その全てを見ていた、退院係・藍沢(山下智久)。
その係を命じた黒田は、最初から、それが狙いだったのかな。
そして再びフライトドクターに意欲を燃やす藤川の、支えとなったのは、
女子高生を装った投書。
母親の見え見えの「うそ」でした。