書いときたいなと思って、マウスを動かしています。
僕の職場は様々な方が働いています。
20〜70代の方々、パートさん、アルバイトさん、海外からの技能実習生、
日雇いの方々。
日雇いの方々は国際色豊かです(国名憶えてなくてすみません)
ただ母国に帰られたりするので、気づくとあの人見ないな〜、
この人久しぶりに来てくれたなってことも多いです。
4、5年前ですかね。ある日本人の男性の方が日雇いとして来てくれて
とても神経細やかで、僕と年齢も近そうなので、
仲良くなりたいなって思って、色々話しかけてみました。
やっぱり真面目な人で、仕事はそんなに速くないけど、
毎日毎日日雇いとして来てくれていました。
日本人ということもあって、重要な仕事も任されるようになりました。
野球経験者で体格もよくて、いつか野球の話をしましょう。
そんな約束をしていました。
僕と実際の現場は違うので、休憩時間にちょっとすれ違う、
そんな感じでした。
今年の3月くらいでしょうか。
気づくとその人は、お休みが続いていました。
日雇いのまとめ役をされてる方(仮にJさん)に尋ねると、
「体調を崩されてる。またここに必ず来るよ。」と。
しかし5月になり6月になっても、その人は来ませんでした。
Jさんには何度か尋ねて「秋くらいには復帰できるかな」と
返事をもらって・・しかしその時に気づくべきだったんです。
その方の病気の深刻さに。
病院に手紙を書こうと思っていました。
しかし7月になると、僕の職場は暑さと過酷な仕事で、連日疲労困憊でした。
いや、それも言い訳です。
Jさんに「あの人に手紙を書きたい」と言って、変な目で見られるのも
ためらいがあった。
暑さの中、過酷な仕事をしていた、7月の第3週目くらいだったか・・
Jさんが僕のところへ真剣な表情で来て、
「あなたはよく気にして聞いてくれてたが、あの人は、
先週もう亡くなってた。」と。
「うそでしょう・・」とその場に泣き崩れました。
自分の愚かさが情けなかった。
どう思われても、その人に手紙を書くべきだった。
「職場で待ってる」と伝えたかった。
もう1度一緒に仕事がしたかった。
野球の話がしたかった。後悔ばかりです。
コーヒーが好きな人で、その人に何度かコーヒーのボトルを
あげたんですが、今も僕の車には、その人にあげるためのコーヒーが
残ったままです。
歳をとると、そんなに仲良くなれる人っていないと思うんですが、
なんだかその人には、自分と同じ匂いを感じていたんです。
もう後悔しないようにしたい。
そのコーヒーを見るたび、そう思うんです。
もう1つのお別れは、またいつか。