●「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」第1話
「救命病棟24時」ファンの僕としては、同じ匂いをビシビシと感じて
喜々として待ってました。
どうしても主要キャストの4人の若さが、気になるところですが、
回を重ねるごとに、また印象も変わってくるでしょう(たぶん・・)
初回は、この4人のフライトドクター候補生の個性、性格が、
よく現れたエピソードが、同時進行していきました。
◆フライトドクター候補生 白石 恵(新垣結衣)
4人の中で、一番最初にドクターヘリに乗り込むことになりますが、
あまりの状況に、何も出来ずに帰還することとなります。
知識は豊富のようですが、いざという時に、まだ身体がついていかない。
彼女の感覚は、視聴者の目線に一番近いのかも。
◆フライトドクター候補生 藤川一男(浅利陽介)
「救命病棟24時 2」の第3話に、こんなお話がありました、
肝障害で意識不明の少女の担当となった、矢部先生(伊藤英明)。
研修医が担当と知り、不安に思う少女の両親。
でも「今、この子に必要なのは、どんな名医でもなく、彼女の意識が
回復する事を心から願う、矢部のような医師です。」
確かこんな言葉で、進藤先生(江口洋介)が、
少女の両親に説明したと記憶しています。
4人の中で一番出遅れてる、藤川一男(浅利陽介)のエピソードが、
この「救命~」のエピソードと重なり、泣けました。
若年性糖尿病で腎不全の女の子、栗山みき(川島海荷)。
やがて彼女は、右腕を切断することに。
他の理由で誤魔化してはいたものの、みきが、一男を指名したのは、
同じ目線で向き合ってくれそうと、直感で感じたからじゃないでしょうか。
◆フライトドクター候補生 緋山美帆子(戸田恵梨香)
団地ベランダ3階より転落した、73歳女性。
オペが終わって目覚めた時に、身内の人がそばに居てあげて欲しい。
緋山(戸田恵梨香)は、その一心で、彼女の身内を、懸命に探します。
気は強そうですが、4人の中で、一番感情豊かと言えるかも。
◆フライトドクター候補生 藍沢耕作(山下智久)
髪型が、どうしても進藤先生(江口洋介)を想起してしまう(笑)
知識も豊富で、技術的にも皆から一目置かれる存在。
2番目にドクターヘリに乗り込み、困難な現場に直面するも、
冷静な判断で、右腕切断手術を現場で行う。
ただその現場でのオペを、「面白かった。」と、恵(新垣結衣)に
感想をもらす。どうしても名医になりたいという人の感覚とは、
こういうものなのか。それとも・・。
似顔絵は、勝村政信さん。映画「HERO」の時に出しそびれてたものを、
ようやく使うことができました(笑)
●「魔王」第1話「愛を捨てた復讐鬼-哀しき魔王」
いくつかのブログを拝見させていただき、概ね好評だったので、
ちょっと感想が書きにくいです(笑)
初回から、意外にその「復讐の構図」が、ハッキリしてましたよね。
11年前に起こった、成瀬領(大野智)の弟の「悲劇」。
あえて殺人事件としないのは、おそらく、その事件の背景にも、
何か隠された真実があるんだろうと、思うからなんですが、
その関係者も、最初からズラリと顔を揃えていたし、
もっと隠して欲しいドラマの手の内を、
ほぼ見せてくれてましたよね。
それから1話の核だった、11年前のその事件の当事者・
芹沢直人(生田斗真)に、その事件をリンクさせるシーン。
その今回の復讐劇の実況検分シーンは、お見事!だったんですが、
いかんせんその弁護士への復讐劇は、偶然に頼る部分が
大きかったように思いません?
弁護士の元に、送りつけられた、タロットカードとナイフ。
そのナイフで威嚇する、まではわかるんですが、書類で足を滑らすとか、
結局威嚇した側に、ナイフが刺さってしまうとか、
ちょっと都合の良さが透けてしまって、残念だなと感じました。
でもまだ1話。これから起こる復讐劇に期待!ってのも不謹慎ですが、
どのように関係者を追い詰めていくのか、そこは非常に興味深いです。