(ポーランド出身のピアニストで作曲家の)フレデリック・ショパンは言った。「ウィーンはハンサムで活気のある街。私を最高に楽しませてくれる」と。ウィーンと言えば"音楽の都"だが、同じ音楽家でもブラームスは「ウィーンは田舎だ」と。つまりショパンにとってはインスピレーションを刺激する街だが、ブラームスには癒される田舎だ。確かにそんな野暮ったさはある。しかしながらそれは時代によりけりだろう。例えばウインナワルツの演奏でも、今時の洗練されたものよりは、1950年代や戦前のレコードで聴ける演奏が、ウィーン情緒が濃くて、のんびりした演奏だが、こちらの方が魅力的だと思う。小生の場合は、古いレコードばかりを聴いているので尚更だが、良いものは良いのだ。旧友にもウインナワルツに填まった者が居るが、やはり古い演奏を選んでいた。これぞ御国情緒で、グローバル化が如何にくだらないものかが解るだろう。どんどんつまらない世の中になって行くが、それを選ぶのは結局は人だ。価値観も人である。狂わない世の中になってほしい。
さてその狂った世の中だが、こんな記事があった。「ドイツの手厚すぎる生活保護「市民金」が狂っている…! フルタイムで働き子育てをする納税者を何だと思っているのか」と。現代ビジネスによると、ドイツのジョブセンター(日本でいうハローワーク)による23年の12月の発表では「市民金受給者の72%が、健康で働く能力があるのに働いていない人だそうだ。働けるのにジョブセンターの斡旋する就職を断り続けると、補助は10%カットになるが、それぐらいの制裁では働くモチベーションは湧かないらしい。理由は簡単。低賃金で働く場合の賃金と市民金の額に、ほとんど差がないからだ」との事。しかし「賃金と市民金の額に、ほとんど差がないからだ」と言うのは単なる甘えだ。その実態だが、こう書かれていた。「調査会社Statistaによると、24年3月までに市民金を受けた人の内訳は、労働が可能な人が400万人で、不可能な人が150万人。合計すると550万人で、これはドイツの全人口の6.5%に上る。また、連邦雇用庁の発表した2023年9月のデータでは、市民金受給者の3分の2が移民の背景のある人たち。中でもダントツがウクライナ人で、現在ドイツに避難している120万人のうちの70万人、次に多いのがシリア難民で、97.2万人のうち50.1万人が市民金で生活しているという」と。実は日本も笑ってはいられない。生活保護に関しては、外国人に手厚く、日本人には厳しく、本当に必要な生活困窮者には厳格だ。現に餓死者も出ている。更に言えば、学生の奨学金制度も似たようなもので、外国人留学生には無償で、日本人には返済不要なものと、不要なものがありながら、免除にならない場合が殆どなのか、その多額な返済に困り破産する者まで居る。何故、外国人には簡単に金をばらまくのかが解らない?【日本国憲法】には御存知の通り、11条の「基本的人権」と25条の「生存権」がある。即ちこれが自国民には壁になっている。そのからくりは、勿論あるだろう。そこを追及するのが野党の役目なのだが、やはり外国人には甘く、不思議な事になっている。出鱈目過ぎて啞然とする。
ドイツの手厚すぎる生活保護「市民金」が狂っている…! フルタイムで働き子育てをする納税者を
何だと思っているのか
https://news.yahoo.co.jp/articles/e80a50ab57b19797b2fb107bd6aba3ddd6122981?page=3
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