「(現代の学問は)限りのないスケールを持つ幻想を捨てて、ほとんど価値のない現実を受け入れよと迫っているのです」。こちらもメアリー・シェリー原作の「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」からフランケンシュタイン(科学者を目指す青年)の台詞である。即ち想定内を証明する為の学問である。とは言うものの、この台詞には政治プロパガンダの現実を語ってはいない。今日も休みだが、昨日に半場、諦めていたTRIOの「KX-7000」なるカセットデッキの回転ムラが解決した。何の事はない。ゴムベルトやプーリー等の機械的な欠陥だ。なので今日も細かい処をチェックし、完全に故障の元の根を絶とうと思う。何だか引っ掛かりやすい。何処かに負荷が掛かっているようだ。なので途中でテープが終了したような動作をする。そこをどうにかしよう。午後は業者から電話が来る。
さてあれからしていた事もTRIOのカセットデッキの調整だ。中国製のモーターはトルクが弱かったので、以前に使っていた、日立のカセットデッキから外して流用だ。それから駆動部分から異音がするのでシリコン潤滑剤を、その軸に塗布。ピッチが上がる程、回転が滑らかになった。まだカバーは掛けてはいない。細かい処まで合わせたいからだ。配線も、まだ仮つなぎである。。少しでも変な箇所を発見したら解決方法を考えなければばらないからだ。その為には、とにかく聴く事。それと各部を観察する事だ。そこが修理作業の要である。コンデンサ鳴きがある。やはり回路の何処かに負荷がある。もうしばらく試聴をしてみた方が良さそうだ。結局、普通に使えるようになるのに一か月掛かった。
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