カラスに起こされる

「うちの前が大変なことになっている！」で起こされ、窓の外を眺めれば、生ゴミをつっつく大勢のカラス達。

昨夜、午後１０時頃、帰宅した時、隣の空き地とうちとの境界になる道路の凹んだ端に落ちているような置かれたような不審なペットボトルを６本入れるダンボール箱が有ることには気づいていた。それが、好奇心と嗅覚の鋭い彼らによって開けられて、丁度宴会が終わろうとしていた。

５００ｍスピードスケートの決勝が決まる午前１時過ぎまで一縷の望みを託して観戦し、ぐっすり眠っていたので、顔も洗わずに外に飛び出した。O村さんのお父さんと中通りに散らばった混合ゴミを、黙々と拾い集めて燃えるゴミと燃えないゴミに分別した。誰に向かって怒るのか、考えると悲しくなるので・・

釣り場のゴミもこのような混合ゴミだが、こちらのゴミは、故意に捨てていったのではなかろう。引越しシーズンなので、車からこぼれて落ちたのかも、と解釈することにした。その後、音も無く降っていた雪が、汚れた雪面を清めていった。「ヒトの世の、清き国ぞと憧れぬ・・」昨日国試を終わったばかりの５０歳後輩とのコンパで唄った寮歌を口ずさんでいた。