一昨日6月9日は、私たち夫婦の結婚記念日。60年前に結婚しました。当時、私は、大学の学生寮に住んでおりました。カミさんは、狸小路生まれのOLでした。知人が催した社交ダンスの講習会でたまたま組んで踊って交際がはじまりました。二人の父親が、病院に入院中でしたが、私たちの二人の友人達が、幹事になって、会費制の結婚式を企画してくれました。いろいろと心配してくれた当時の学生部長に媒酌人になっていただきました。私は、学生寮の応援団の部屋に住み、応援団のマネージャーをしておりました。結婚式当日は、学寮の大掛かりなコンパのように、寮歌などの余興が連発し、皆興奮して騒ぎまわり、楽しい笑いに満ち溢れていました。媒酌の学生部長は、自宅に御礼の挨拶に伺うと、「いや~、今まで何組もの媒酌人を引き受けたが、あんな厳粛でない結婚式はなかったと、私たちの生活などや新婚旅行も心配されて、「新婚旅行で止まる旅館までも手配してくれました。奨学金しか収入のない生活を見かねて、私たちの高校や、大学の友人達が、わたくしに家庭教師のアルバイトを紹介してくれました。また、幹事を引き受けてくれた友人達や、参加者が、結婚式って、仲間が集まって会費を集めるとできると分かって、そのご、続々と、会費制の結婚式の案内状が参りました。会費制結婚式の先達だったのです。私がいまあるのは、随分と苦労をかけたカミさんのおかげです。親を上回る面倒見の良い娘や、息子の夫婦。利発で、明るい元気な孫たちに囲まれて、本当に、幸せ者です。私は、大腸がん。カミさんは乳癌のサバイバー。二人とも、かかりつけ医から、死ぬまで生きれると、言われています。二人とも82才。その人生の60年間を一緒に生きてきたのですから、有難いことです。おせわになった多くの恩人友人に深く感謝しております。懲りずに、今後とも宜しくお願い申し上げます。
コロ禍で、外出も制限され、集まる事も、食事をするのも、自粛しなければなりません。コロナが終息したあと、家族で、何かおいしいものを食べにでも行こうと思っております。