歯を磨こう

病院から帰って一息ついていると、「予定の時間です、予定の時間です」と携帯が鳴り響き、午後歯科医院に予約してあった事を思い出した。３ケ月毎にチェックして貰っているのだが、最近、歯磨きに丁寧さが欠けてさぼり気味であった。気晴らしに海を見て来ました。石狩新港はこのように乾いています。

休みの日位はゆっくりと良く咬んで食べなけりゃ、と反省です。腸を切っている以上腸に負担を掛けない為には、よく咬むことが大事なこと。朝と就寝時には時間を掛けていますが、昼食時の歯磨きは疎かになっています。樽川の奥の砂場も釣れていません。

せめて、お口クチュクチュの洗口剤で昼食後口をすすごうと、仕入れて来ました。知り合いの歯科衛生士さんに丁寧に指導を受けながら、狙いの歯の状態を教えて頂きました。両方の親知らずは抜かれて、残っている歯は２２本、甚だ心もとない本数です。これ以上痛めつけないように努力しなければ。樽川の駐車場前、コマイ３０センチ１本上がりました。

歯がしっかりと丈夫で無ければ、大物がついた時に力が入りません。歯は釣りにとっては大事な武器です。歯石の着いている歯、磨きの良くない歯にバツ印をつけて貰いました。カミさんが「バってんが半分以上じゃないの」と揶揄していますので、合わせ鏡でチェックしながら、次回の診察時には良い点数を取れるように頑張りましょう。花畔の階段前も釣れていませんでした。時化後がいいでしょうね。

座る

今日は、術後２年の点検日、朝のラッシュアワーの渋滞に巻き込まれたが、８時半に病院到着。診察券を挿入すると、自動受付が済み、採血と検尿、次いでCTの検査時間が刻印されている。

採血室の自動受付機に診察券を挿入すると、採血の順番を刻印した紙切れと尿カップが出て来た。８時過ぎから採血が始まったようで、待たずに採血された。「４本取ります。血液サラサラの薬をのんでいますか」「それなら、大きめの絆創膏で止めます、しばらく指で押さえておいて下さい」止血が済んで、採尿を済ませ、次いでＣＴ受付に向かう。

９時に受付、病歴と造影剤歴などを聞かれ長椅子で待つことになる。予約は午前１１時、急患の飛び入りが有るかもしれず、じっくり待つ覚悟はできていた。心穏やかでじ～と座っていた。遠い所から来た患者が多く、家族が付き添っている。カミさんは、男のヒトは一人で病院を受診できないんだよ、女は一人で来るけどね。と言ったことがあったが、大抵は重い病気なんだろう、男女の差異は見られなかった。

釣りの癖で、一つの長椅子に長居はせずに、転々と移動していた。何処で呼ばれるのか分からず、受付に近い場所は、後から来た家族連れや車椅子の患者、ストレッチャーに寝ている患者さんに譲って空いている席に移動していた。１０時台の慌ただしい一時が過ぎると、９時前から待っている患者の番になり、またたく間に処理された。造影剤を用いたＣＴ検査であったので、朝昼兼用の食事を摂り、たっぷりと水分を補給した。自宅のメールを開くと２ケ月前の点検でＫ子先輩が無事２年点検を通過したことが分かった。嬉しい知らせであった。私も続くぞ、とこころの中で叫んでいた。

捨てる

冬の過ごし方、雪の降らない日、皆さんはどのように過ごされていますか？先ずは、テーマを変えて滞っている釣り関連の諸事雑事を捌いていこうと思っています。ホームステーの受け入れで中断したままになってしまった燃えるゴミや燃えないゴミへの振り分けを終わらせましょう。

まだ使おうと思ったなら使える竿やリールなどの釣具をどう始末するか、博物館行きのような前時代の遺物のような、オリンピックの純のようなものですが、愛着もあるので悩んでいます。春まで置いて置き、リサイクルショップに持参しようかなと思っていますが、迷惑がられるのが落ちだよ、という声が聞こえてきます。

CDやFD、破細して捨てよう、ラジカセも捨てよう。XPのPCもきれいに内部を削除して、始末しなければとも思っています。色んな燃えないゴミに混ぜて、「恥ずかしいから人目にさらさないで」と言われているようで、使い古した釣り具とさりげなくお別れするのもいいかもしれませんね。

ボーとしているのが性に合わず、無為に過ごすのが出来ない性分なのでしょう。リタイヤして家に居るというのはしんどい事ですね。かといってスクラップした釣りデーターをエクセルに打ち込むというのも長続きしません。吹雪の日の仕事にして、適当にインプットしようかなと思っています。

2年目の冬

みなさん、お元気にお過ごしですか？もう今年もあますとこ１０日あまり。その間に、術後2年目の総点検を大学病院で実施して貰うというのが残っております。自分自身、テンションが上がらない、何か元気がないな～と思っておりました。この検査が終わるまで憂鬱な気分が続きます。

全国規模で同じがんで手術を受け、術後がん化学療法を再発予防の為に受けた患者の、その後をフォローし次の患者に生かそうという大掛かりな研究のモルモット役ですので、貢献できればと、期待しています。

昨日、勤務先の定期健診を受けました。対象検査項目の中から大学の点検項目とバッテイングしない腫瘍マーカーなどの採血を済ませました。便ヘモも検査しておかねば、と思っています。再発や転移の有無を調べる全身CTを造影剤を使用して受けますので、胸部写真の撮影は、放射能被曝を出来るだけ避ける為にパスしました。

乾燥肌の皮脂欠乏性湿疹の痒みなどで熟睡できない日もありましたが、皮膚病変がほぼ快癒し、安眠し気持ちが収まると不思議なもので自信が出てきました。年明けたなら釣りに行きたいという欲もでてきました。私よりも少し早くに手術を受けたK子先輩は無事に点検を通過したでしょうね。がんを経るというのは、このようなもやもやした感じを抱えて生きていくのです。

冬の釣行

冬の釣りは、いろいろと危険がつきまといます。防波堤や岸壁に平盤は凍結して今朝の路面のようにツルツルになっています。いくらスパイクを履いていても滑りだしたなら止まらないでしょう。酒を飲んで釣り場にでるのは危険ですので、周りの者が控えさせましょう。

雪に覆われた平面でもその雪の下は、海かもしれません。何があるか分からないものです。ストックなどで点検チェックしながら進みましょう。携帯電話は、低温になったなら放電し易く、寒冷地では効かなくなることがあります。何かあったとき、周りにヒトが居ないところでは生死に関わります。単独行は控えましょう。

冬場は高血圧や不整脈に心臓病などの循環器疾患の発症が多いのですが、持病のある無しに関わらず、釣り場に、お薬手帳と保険証を持参しましょう。初期の治療に役立ちます。年末年始の楽しい時間を無にしないように、仲間同志で固まって夜を明かしましょう。

暖をとる場所も常識をわきまえて迷惑にならないように心がけましょう。ゴミは出さずに持ち帰りましょう。術後、冬の釣りをしていませんが、今年は、コマイのアタリ年とか、石狩や銭函、小樽などの近間から挑戦しようとうずうずしています。竿を振らないで冬眠するのも辛いですから。

１本のローソク

今日７５歳の誕生日。これからは、黄色の後期高齢者保険証で種々の病と闘うことになります。未明の誕生祝は、小樽港からわざわざ寄って頂いたよちさんからの釣りニシンでした。圧力ガマに入れる前に記念写真をとりました。
娘が買ってきた誕生日のケーキに、何本のローソクを刺したらいいの、と聞かれ「１本」と直ぐに言葉がでました。これからが、人間としての最後の戦いだ、何年生きるかやってやろうじゃないの！という決心を示す「１本のローソク」です。赤いイチゴの横に見えずらいと思いますが、しっかりと赤いローソクを立てています。

前期高齢者として６５歳以降に少ない年金をむしり取るえげつない策略を構築し、まだ生きていたのと、後期というレッテルを張りました。この上「末期」というのが、出来るんではないですかね。要介護の程度を決めた頃には、ヒトの命に値段をつけてとか、抵抗している先輩もいましたが、財政赤字が減ることを祈っています。

猛吹雪の時に断線などのトラブルが発生したのか、１３日より繋がらなかったカミさんのPCのインターネットがNTT故障部門との電話のやり取りで親切に対応していただき、局の方の故障個所が見つかり繋がりました。行きつけの近所のドコモショップは携帯の営業窓口専門のようでしたが、故障部門の担当に繋いでくれました。このような時には、窓口に行って対応して貰うしかありませんからね。これで、カミさんの年賀状の編集もできるでしょう。

ニシン

玄関の雪に埋もれた発砲スチロールの箱に、新鮮でおいしそうな、ニシンが入っていました。よちさんが、友人たちと小樽で釣った帰り、夜半に寄っていかれたものです。灯りが消えていましたので、起こさないように静かに置いて行かれたものです。

今朝は、ゆっくり起きて、見つけました。蓋がされテープでしっかり封をしていました。雪を被っていましたので、犬やカラスの餌食にならずに済みました。沢山のニシンですので、いつも除雪をしているご近所さんにもおすそ分けをしました。２年前術後自宅で静養している時にも届けて頂きました。

留萌のニシン場育ちですので、ニシンを見ると元気がでます。大きいのは塩焼にして食べ、残りは、みりんに少し漬けて焼いて食べることにします。天候が良いならば、少し干すとおいしいのですが、天候不順で干すのはあきらめました。小さいのは、サンマの調理法に倣い、圧力ガマで煮込んでみます。

大雪になって、スノーダンプで２０数回運びました。地盤がしっかり根雪で固まったなら、除雪機の出番です。久しぶりに汗をかくほど肉体労働をしました。昨夜は浦島太郎の存在になったことをしみじみ感じた忘年会でした。吹雪はおさまりそうにも有りませんので、昼からは賀状の宛名印刷にします。

猛吹雪のあと

昨日の昼間、小樽で釣果があったなら寄りますよ、とよちさんからメールが来ました。一転にわかに真っ暗、暴風雪になって心配していましたが、出直したメールを受け安心しました。欠航の続く新潟空港でやっと飛んだ飛行機に乗って、夜遅く娘が出張から疲れきって帰ってきました。冬の旅は、本人もそうですが、家族も不安なものです。

今朝の札幌は、北混じりの強風が吹いていますが、空は嘘のように快晴です。ベランダの雪（写真）も嵩が減りました。中通りでは、雪のせいでしょうか、配線の故障で電気工事の車が道をふさいでいます。車庫を開けることもできず、人力で除雪をしました。今年度初のスノーダンプを押しての雪かきです。

雪は、冬の間の筋トレの為に降って呉れていると考えて滅多なことでは除雪機の御厄介にならないように、と考えていますが、願わくばどっさり積もらないで欲しい。高齢化のせいか、高音性難聴が進行しているカミさんは、とうとう補聴器の厄介になるようですが、調整が難航しています。低い声は聞こえるようです。

賀状の整理をはじめました。沢山の知人が亡くなった喪中のハガキを眺めながら、生かされているのを感謝しなければ、と肝に銘じました。今晩は、長いつきあいの忘年会、名前の知らない世代が機嫌よく騒げるように適当なところで引きあげることにしましょう。

朝食を抜いてエルミタージュ

カミさんと二人朝食を抜いて病院受診。いつもの検査採血ですが、カミさんとは初めて、かかる先生は違うんですが、同じ日に同じ病院に受診になりました。朝食を抜いてお腹が空きましたので、少し早いかなと思いましたが、雪も降って、このような日はロシヤ料理にしようと、北24条にあるエルミタージュにやってきました。

朝昼兼用には、丁度良いカロリーだろう、とランチメニューから評判のセットを摂りました。昨夜、体調を壊している妹を見舞って、思い出したんです。以前、食が急に細くなっていた妹がなんとか口に運んで呉れた料理でした。心配して姪が車に乗せて連れて来たのでした。

以前に話題にした店です。西線に有って釣りの待ち合わせにも利用していた店でした。独立したシェフ夫妻に偶然逢い、時々カミさんも友人達と利用しているようです。味は日本人好みでメニューがロシア料理と思うといいでしょう。

猫舌の私には、少し熱い料理です、それが、寒い時には向いています。上からスープ、つぼ焼き、ヨーグルトです。野菜サラダとピロシキ（ロールキャベツ、肉、イモ入りの３種有り、カミさんと肉とイモを選択しシェアしました）は、うっかり手をつけてしまいました。

「輪」

医療関係者は、頼られる職業の一つ。数人から大勢の相談者から質的にも量的にも大きな差異のある問題を受けて如何にバランスよく、接遇し、処置していくか、深みに入っていくべきか、悩ましい。

一人の相談事でフルになってしまうと、次の相談者には申し訳ないことにもなる。暮れが近くなると身体的に加えて職場や家族などの社会的な要因によって深層の心にも関連していくので、複雑さが増してくる。

セカンドオピニオンと現状を精査してと、思いつめて受診してきた方と話をしながら、「実は私も」と、手を握り脈をとっていると不整脈が収まってしまったり、家族から携帯に電話がきて不整脈を発症する方もある。どちらも、一時的で収まって、経過を追って行きましょうで納得してもらえた。期外収縮や心房細動は、アタリの時の竿先の乱れに似ている。

個人情報保護と職業上知りえた情報を漏らしてはいけないという守秘義務が立ちはだかるので、気軽に周囲の医療関係者と相談できない。一方、長い間頼られてきたのに、急に頼られなくなるのも悲しいような、寂しいもの。朝ドラで師匠が言った「頼ってあげるのも大事なこと」。家族や仲間の中では、頼り頼られる関係を繋いで「輪」になっていないとね。