BSで「戦国自衛隊」を放送してました。これを見るたびに「あこがれ自衛隊っていうドラマがあったよな」と思うのですが、これは大きな勘違いでドラマの方は正しくは「あこがれ共同隊」でした。これはWikipediaによると「TBS系列で1975年6月6日~9月26日まで金曜日夜8時から1時間枠で放送されたテレビドラマ」だそうです。
当時私は小学生でしたが毎週見てました。が、日曜の夕方に見てた記憶があるのでリアルタイムではないですね。何週間か遅れだったと思います。主題歌が山田パンダの「風の街」でこれは大好きでした。ドラマとしては郷ひろみが主演で、あとは西城秀樹が出たり桜田淳子が出たり浅田美代子が出たりした上に、山田パンダがレギュラーでニューミュージック界の人たちがちょい役でゲスト出演するのも話題だったように思います。この当時は純真だったので常田富士男と山田パンダが本当の親子だと思ってました。すいません、すいません。
ところで「戦国自衛隊」ですが、映画が公開された当時はなんとも思わなかったのですが、今となってはいろいろと考えます。「戦国時代に近代兵器を持った自衛隊がいたら」とかは思わないですが、幕末オタクの立場からするとどうしても考えるのは鳥羽伏見の戦いとか戊辰戦争とか。
あのときは兵隊の数では圧倒的に有利であった旧幕府軍が兵器の差によって官軍に太刀打ちできなかったというのがあるので、どうしても「あのときにそれさえあれば歴史も変わったかも」という妄想をしてしまいます。ただ、その時代には空軍とかミサイルとかがなかった時代なので、「そのまま核ミサイルの時代まで一気に行ってしまったら戦いというのは一体なんね?」というのをいきなり博多弁で考えてしまったりします。
さらに大東亜戦争当時は、平気で原爆を落とすような国と竹槍で立ち向かおうとしていたわけで、そういうことの是非を考える意味では結構重要な映画だと思ったりします。私としては、幕末とか西南戦争の頃の話を読んで、自分がその当時に生きていたと想像しても、体力の欠ける足軽として真っ先にやられてたのだろうというのは確実で、今のこの時代に生まれたことがつくづくラッキーだったと思うことしきりです。
ということで皆さん「戦国自衛隊」はお好きですか? また、不人気で早々に打ち切りになったらしい「あこがれ共同隊」は覚えてますか?