尾崎亜美35周年コンサート「soup」の話の続きですが、今日はギターのことを少々。今回鈴木茂さんと西村智彦さんという2名のギタリストが参加していました。使用していたギターは鈴木さんがフェンダーのストラト。有名なフィエスタ・レッドのやつではなく、亜美さんの25周年記念コンサートやデルタ・ウイングのステージでもお馴染みのサンバーストのストラトでした。リアが黒いハムバッカーになってます。昔見た写真ではリアピックアップとブリッジの間にさらにギターシンセ用の細いピックアップが仕込んであったこともあるようですが、今回はそれがなかったようです。今回のステージではギターは持ち替えず全編これだけでした。ただし、さすがに曲ごとにピックアップのセレクターがどこになってるかとかいうのはわからず。あの音の秘密はまだまだわかりません。
西村さんの方はメインが青いテレキャスタイプのギター。これがどこのメーカーなのかわからにゃい…。ボディの形はテレキャスに近いのですがヘッドはペグが4対2に分かれてるようだし、トグルスイッチがレスポールと同じ位置に付いてるのでフェンダーのテレとは明らかに違います。アームも付いてるし。今回はもう1本同じ形の赤いテレキャスタイプも使用し、曲によってはエレガットとスチール弦のエレアコも使ってました。エレアコの方はギルドだと思うのですが、カッタウエイが入っててボディは薄めに見えたのでF-30RCEとかでしょうか? 最近のギルドのギターはまったくわからないのですが。
アンプは小さめのが4台並べてあったのですが、3台が鈴木さんで1台が西村さん。全部フェンダーでしたが、鈴木さんのはDELUXE REVERBかPRINCETON REVERBか。普段の使用機材を調べてみるとDELUXE REVERBのようですね。西村さんの方はHOT ROD DELUXEとかそういうのだと思います。同じフェンダーでも全然ルックスが違います。
足下の方は私の位置からは全然見えなかったのですが、お二人ともいつものようにかなり並べてらっしゃったでしょう。ソロもバッキングも二人でそれぞれ割り振ってやってらっしゃったのですが、最後のプリズムトレインのハードなギターは西村さんで、「冥想」のポワンとしたソロ(?)は鈴木さんだったり。そんな中でも伝説とも言える鈴木さんのスライドを2曲ほどで見られたのはラッキーと言えるでしょう。(まぁ自分のソロの曲じゃないのでバリバリやってたわけじゃないですが)
それにしても、あんまり歪んでないのに音が抜けるし通るしフレーズは絶妙だしで、鈴木さんの音はさすがです。ご本人はすごくおとなしい感じですが、音の存在感という点では物凄いです。ギターもアンプもエフェクターも含めて長年すごく細部にまで拘った音作りをされてきたので、そこはどんなステージでもいけるということでしょう。
そんなこんなでギターの話をあれこれ書いてみました。わからない人は全然わからないでしょうね。すいません、根がオタクなもんで…。