今年もFNS歌謡祭があったようですが、出演者を見た段階で反応する人がいなかったので今回はパス。まったく見ませんでした。そもそもFNS歌謡祭というと40年くらい前はレコ大とか歌謡大賞みたいにヒットした曲を表彰してたと思ってたのですが、今はまったく違う形式になってますね。
昔見てた時は、レコ大も歌謡大賞も同じような人ばかり出てきて、FNS歌謡祭はちょっと違う顔ぶれが出てきたりしたので、結構楽しみにしてました。今調べてみても、ムッシュかまやつの「我が良き友よ」が最優秀ヒット賞になってたり、「およげ!たいやきくん」も受賞してたり、確かバンバンが「いちご白書をもう一度」で出てたりしたのも記憶あります。
まぁ今の形式も今売れてる歌手が出るのには違いないとはいえ、その内容がまったく興味を持てないのは私がついていけてないだけか、それとも…。
で、もう一つの歌謡祭は「日本歌手協会第46回歌謡祭」。先週BSテレ東で放送されてました。内容とか出演者はこちらでご覧いただけますが、これは色んな人が出てたのが面白くて見てました。
もちろん注目は我らがひっちゃんこと石川ひとみさんが「メモリー」を歌ったことで、懐かしさだけでなく現役バリバリの歌声で聞きほれる感じでした。そして男性で凄かったのは尾藤イサオさん。「悲しき願い」を歌ったのですが、ヒットした当時というかリバイバルでまた歌った当時とほとんど同じ感じ。調べてみたら現在76歳ですって。あれだけ元気に歌えるという事は、私もまだ20年くらいは行けそうな気がしました(笑)
あとは、庄野真代さんとか平山三紀さんとかセルスターズとかも出てたり。男性ではフォーリーブスが江木俊夫さんだけ出てきて、助っ人としてフィンガー5の晃、あいざき進也さん、狩人の弟と一緒に「ブルドッグ」をやってたのですが、ああいうのも面白かったです。元々歌の上手い人ばっかりなので、ああいうコラボもいいですね。
そして、何よりも素晴らしかったのは司会も努めたクーミンこと大場久美子さん。和服でサンバホイッスル片手に「スプリング・サンバ」を歌ったのですが、これが見事なパフォーマンス。吉本ギャグというか、「どうせあたしはアイドルよ!」という感じが充満してて、歌った後は「曲は同じなのに息切れが…」「来年1月で還暦です」という自虐ネタも披露してましたが、一周回ってまたあの人の時代が来そうな気がしました。つい数年前はあの存在は痛いという感じだったのですが、さすがにコメットさんは永遠です。
実は私は彼女がアイドルだった当時はまったく受け付けなかったのですが、今は「あれぞ永遠のアイドル」と思うほどになりました。とはいえ、コンサートあっても行きませんけど(笑) なんというか、ジャイアント馬場さんの晩年というか、ラッシャー木村がマイクパフォーマンスするようになってからというか、そういう貫禄がありますね。
ちなみに私は今も演歌は受け付けないので、そこはすべて受け入れるわけではないのですが、同じ歌謡祭でも意味合いも楽しみ方も違うなあと。それにしても、クーミンが日本歌手協会の会員だったとわ。ふ~む。