今日のひとネタ

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苗字が佐藤で名前は漢字一文字のミュージシャン

2019年12月08日 | 日記・雑記・ただの戯言

 昨日尾崎亜美さんの「プリズミイ」の参加ミュージシャンの話を書きましたが、佐藤博さんが参加されていました。実はこの人の事はよく知らなかったのですが、山下達郎さんや吉田美奈子さんとの演奏、そしてティンパンアレイへの参加でも知られているようです。

 この人は本当にミュージシャンズミュージシャンというか、村上ポンタ氏の本で読んだのですが、パッと見ると「佐藤君、音出してる?」という感じだそうですが、実際この人が弾くのをやめると全体の音量や音圧がグッと下がるんだそうです。アンサンブルの際に全体を支えるような白玉系の効果を考えてやってらっしゃたんでしょうね。

 佐藤博さんは亜美さんの「ストップモーション」にも参加されていましたが、残念ながらこの人はもう故人。音楽界ではずっと活動されてたので、亡くなった際には結構ニュースになってました。まだ若かったですけど。

 そして、昔この人とよく間違えたのが佐藤準さん。同じ名字で漢字一文字の名前でどちらもキーボード奏者でしたので。佐藤準さんは先日亜美さんのコンサートで生でも見ましたが、編曲家としては様々な曲で知られてますし、特に今井美樹さんのアルバムではヒットも多いです。

 亜美さんのアルバムでは常連ですが、「メリディアンメロン」というアルバムのキーボードは亜美さんとこの人だけでした。そこでの「オリビアを聴きながら」は、亜美さんとしては初出だったのですがピアノを弾いたのがこの人。亜美さんは歌に専念したということでしょうか。そこはちょっと意外でした。

 以前は丸山圭子さんと結婚されてたので、石川ひとみさんの「夕暮れて」の作曲は佐藤準さんと丸山圭子さんの共同になってます。多分当時は共同作業が多かったものと思われます。石川ひとみさんでは編曲家としては「ライ・ライ・ライ」のみ担当してますが、この人はたまに作曲もしてて最大のヒットは「セーラー服を脱がさないで」というのがなんとも。昔、「笑っていいとも」に出た時タモリさんにそこをいじられてたような記憶もあります。それにしても、この人も凄い音楽家です。

 そして、もう一人間違いやすいのが佐藤隆さん。こちらはシンガーソングライターで作曲家ですが、最初はスーパートランプの「Breakfast in America」が流行った頃に「北京で朝食を」という曲で出てきて、パロディかと思ったら曲は凄くかっこよかったです。

 その後は高橋真梨子さんの「桃色吐息」が大ヒットしました。谷村新司さんの「12番街のキャロル」も有名で、これはご本人も歌ってました。本人の歌では「マイ・クラシック」が最もヒットしたでしょうか。エキゾチックでなおかつ哀愁を帯びたメロディはこの人の真骨頂ですね。

 石川ひとみさんには「アモーレ」を提供してますが、「桃色吐息」や「マイクラシック」にもちょっと通じる雰囲気があるように思います。で、調べてみたら「桃色吐息」と「マイクラシック」の発売がほぼ同時で、「アモーレ」はその1か月後くらいの発売でした。この人は当時引っ張りだこだったわけですね。

 さらに調べてたら、この人はその後「黒い瞳 -アモーレ・ミオ-」というシングルを出してたので、「アモーレ」のセルフカバーかと思ったら全然違う曲でした。なんかその辺の世界が好きな人なのでしょうか。

 ということで、ミュージシャンの佐藤さんの話でした。まぁ日本では一番多い苗字ですしね。