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25日(木)はキャンディーズ作品集>歌謡スクランブル

2021年03月20日 | キャンディーズ・伊藤蘭
 
 NHKFM「歌謡スクランブル」は、来週25日(木)の放送が「キャンディーズ作品集」。なにしろ1時間半の番組ですので、曲がたっぷり聞けます。既に番組サイトでオンエア曲が公開されてるのでチェックしてみましょう。今回は以下の通りです。

「年下の男の子」
「あなたに夢中」
「危い土曜日」
「なみだの季節」
「内気なあいつ」
「その気にさせないで」
「ハートのエースが出てこない」
「ラッキーチャンスを逃がさないで」
「恋のあやつり人形」
「午前零時の湘南道路」
「春一番」
「哀愁のシンフォニー」
「やさしい悪魔」
「暑中お見舞い申し上げます」
「アン・ドゥ・トロワ」
「わな」
「ラン・スー・ミキ」
「キャンディーズ」
「キャンディ・ツイスト」
「キャンディーズ1676日」
「つばさ」
「微笑がえし」


 キャンディーズのシングルは17曲ありますが、今回はそのうち14曲かかります。漏れてる3曲が即答できる人は上級者ですが、普段こういう特集だとスルーされる「なみだの季節」「内気なあいつ」がオンエアされるのは嬉しい限り。

 「なみだの季節」はスーちゃんがメインボーカルの曲で、悲しい感じの曲ですが、メロディもいいしアレンジもいいし、なにより歌声が切なくて大好きな曲です。「内気なあいつ」は、レコードで聞いたときに「なんかドラムがちょっと変わってる」と思ったのですが、なんとこれがツインドラム。前作の「年下の男の子」では、当初村上ポンタ氏が叩いたもののそのヴァージョンはお蔵入りとなり、田中清司さんの演奏で録りなおしたそうですが、そのリベンジというかこの「内気なあいつ」では、編曲の穂口雄右先生がポンタさんと田中清司さんのツインドラムで録音したというもの。確かにヘッドフォンで聞いてみると、ドラムが2セット鳴ってるのがわかります。ただし、私はどっちがどっちかはわかりません。

 今回は結構アルバム曲が多いのですが、「ラッキーチャンスを逃がさないで」は「プロポーズ大作戦」テーマソングだった曲で、記憶されている方も多いでしょう。アルバム「春一番」に収録されてますが、この曲はその中で唯一編曲が渡辺茂樹さんで、この方はステージでのバックバンドMMPのリーダーなので、多分レコードでの演奏もMMPなのでしょう。聞いた限り、ホーンセクションもトランペット×2、バリトンサックス×1と思えるので、まだ新田一郎さんと兼崎ドンペイさんがいた頃ではないかと思います。MMPがこのメンバーでスタジオ録音の演奏を努めたのは珍しいのではないでしょうか。凄くキャンディーズっぽい曲で元気ありますし、ず~っとユニゾンで来て最後の最後でハーモニーが光るのも萌えます。

 「恋のあやつり人形」はライブでの定番で、凄く人気のあった曲ですから選曲した人はツボを知ってます。「午前零時の湘南道路」が出てくるのが唐突な感じですが、これはスーちゃんのソロボーカル。しかも、彼女たちが最後に自作曲のみで作ったアルバム「早春譜」からの曲。作詞:田中好子、作曲:田中好子・渡辺直樹という作品です。渡辺直樹さんは当時MMPのベーシストで、その後スペクトラム、AB'Sなどでも活躍しました。これはラジオで聞くのは珍しいです。珍しいというと、「キャンディーズ1676日」もラジオではめったに聞けないでしょう。

 で、私は「つばさ」を聞くのがあまり好きではなく、というのもこの曲さえ聞かなければキャンディーズが解散しないままなのではないかと思ったりしますので、代わりに別の曲、たとえば「銀河系まで飛んで行け」「悲しきためいき」「卒業」あたりを入れて欲しいというのはわがままでしょうか。あるいは洋楽カバーの1曲でも聞きたかったと思わないでもありません。洋楽カバーなら、ミキさんのソロで「ふたりのラヴ・ソング」が希望です。

 とはいえ、FMで1時間半のキャンディーズ特集というのは喜ばしいことには違いありません。今はこの番組も「らじるらじる」の聴き逃しに入ってますので、放送後1週間はいつでも何度でも聞けます。皆さまお忘れなきように。