今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

ドラマ「北の国から'95 秘密」

2020年08月31日 | ドラマレビュー

 先週が92年でしたから、あれから3年。感想としては「とにかく長い!」。今回も事前知識はまったく無しで見ましたので、夜10時から始まって12時半くらいには終わるかと思ってたら、なんと1時になっても終わらずびっくり。

 で、その時点でWikiで調べたら198分ですって。日本映画専門チャンネルはCMなしですから、これはきついです。映画と違って元々はCMありのドラマだったわけですから、適当にCM入れてもらった方がありがたいです。

 それで、今回の注目は宮沢りえ。「北の国から」に出てたとは知りませんでした。彼女は早くにデビューしてたので、この95年にはどんな感じだったのだろうと思ったら、あの「Santa Fe」が91年、貴花田との婚約騒動が92年、この時点では22才だったのでもう結構大人になってたというか。

 ちなみに私はほぼこの人には興味なくて、「Santa Fe」も実際手に取って見たことはありません。あの頃は町の雑貨屋で、普段は本というと雑誌しか置いてないような店に「Santa Feあります」という貼り紙があったりしたのですが、今の若い人にそれを言っても信用しないでしょうか。

 その宮沢りえが純の新たな恋人役。過去に秘密があって、それを知った純が悩むというストーリーですが、「昔の嫌な事を消せる消しゴムがあったらいい」という彼女のセリフは結構良かったです。この役が彼女だからこそ出せた雰囲気もあるでしょうが、もっと影がある女優が演じたらまた違う雰囲気になったかもなぁと思ってしまいました。

 あとは大竹しのぶも出ましたが、そちらはほんのちょっとだけ。蛍ちゃんが妻子ある医者と駆け落ちしてしまい、大竹しのぶはその奥さん。この辺の展開はまったく知らなかったので、連続ドラマからファンだった人は当時どういう反応だったのでしょう。「こんな蛍ちゃんは見たくなかった」という声が多かったと思われますが。私の場合は中島朋子は大人になってから知りましたので、今回の展開は特になんとも。

 その他、純の初恋の相手れいちゃんはお嫁に行ってしまい、初登場の頃はその後物凄く盛り上がるのかと思った二人の関係は終わってしまいました。もう出ないのか、離婚でもしてまた出てくるのかは知りませんが、彼女は初登場のインパクトを越える出番はなかったですね。これは倉本先生が悪いのか純が悪いのか。

 あとは、岩城滉一も美保純も出番は少々。竹下景子は出ず、大滝秀治も出ず。ほぼ五郎と純とその彼女がメインで、中盤からようやく蛍ちゃん登場でしたが、大体家族三人が中心。「とにかく長い」という以上の感想は無く、特に面白いと思わなかったのは後半集中力がもたなかったせいかも。何しろ土曜の夜はビール飲んでるので、さすがに眠くなって。まぁ翌朝見直そうとも思わなかったですが。長いし。

 ということで、ぼちぼち「連続ドラマだけでよかったのでは?」とも思い始めてますが、今週末は「'98 時代 前編」です。今回はせめて放送時間だけは事前にチェックして臨もうと思います。さすがに3時間あると耐えられないので、その日に見るか録画して翌日見るかということで。


尾崎亜美コンサート2020 東京公演は9月12日(土)

2020年08月30日 | 尾崎亜美



 9月は尾崎亜美さんのコンサートがあります。ようやく生のステージが見られるということで、会場はEX THEATER ROPPONGI。新型コロナ感染対策として、座席は前後左右を空けながらの配置だそうです。

 今回の参加メンバーは以下の通りで、いつにもまして強力な布陣です。

Drum:林立夫
Bass:小原礼
Guitar:鈴木茂、是永巧一
Key:佐藤準
Cho,A.Guitar:Aisa


 亜美さんの東京でのコンサートと言うと、それこそ全国各地からファンが駆けつけるのが恒例ですが、今回は現状を考慮して遠方の方は来られないケースも多いようです。ということで、まだ席には余裕があるという情報ですから、もし関心のある方は是非どうぞ。本当にようやくのコンサートです。「今に機会があれば」「そのうちチャンスが来れば」というのが言ってられなくなった時代ですので、条件の許す方はこの機会に、と思います。私も体調を整えて臨みますので、本当はこれからずっと休み取って家に籠っていたい気分ですが、そうもいかないのでとりあえず感染対策を十分にと。

 詳細は以下の通りですので、行ってみようと思う方はお早目にどうぞ。。

開催日 : 9月12日(土) ​開場 16時 / 開演 17時
​料金 : ¥8,500-(1ドリンク付)
問合せ : キャピタルヴィレッジ Tel.03-3478-9999
チケットぴあ(Pコード:186-426)
イープラス
CNプレイガイド
キャピタルヴィレッジオンライン

恐怖新聞のドラマ化は歓迎します

2020年08月29日 | 日記・雑記・ただの戯言
 

 つのだじろう原作の漫画「恐怖新聞」がテレビドラマになるとか。これは非常にありがたいことでありまして、私なんぞはよく「○○すると100日寿命が縮む」とかいうボケをかますのですが、最近の若い人にはまったく通じないんですね。それがまた使えるようになると思うと感無量ではあります。

 そもそも「恐怖新聞」は、「1日読むごとに100日寿命が縮まる」と言われるものでありまして、購読契約もしてないのに深夜にいきなり部屋のガラス窓を突き破って届いたりします。最近では、アベノマスクがガラス窓を突き破って届くコラージュを見かけましたが、あれも元ネタを知らないと楽しめません。

 この原作は1973年から約2年に渡って週刊少年チャンピオンで連載されたものですが、つのだ先生はというと、同じ年の12月から少年マガジンで「うしろの百太郎」の連載も開始しており、オカルトブームの火付け役になったとも言われます。ただし、当時私はジャンプの読者でありましたので読んでませんでした。

 ちゃんと読んだのは大人になってからというか、就職してから昼食のために立ち寄る喫茶店に「うしろの百太郎」が全巻が揃ってて、そこで読みました。こちらを読めば「恐怖新聞」も読まねばならんと思って買ってみたのですが、「うしろの百太郎」に比べて「恐怖新聞」は救いがないのでいけません。

 子供の頃は「100日くらい寿命縮んでもたいしたことないじゃん」と思ったのですが、4日読めば1年縮むわけで、40日で1年、年間通じて読めば10年くらい早く死ぬということになります。それはそうとして大人になると100日は大事ですね。

 この漫画がヒットした1970年代の後半では、日本人の死亡率1位が「恐怖新聞の読み過ぎ」と言われており、私も学生時代はよく恐怖新聞の勧誘員が洗剤持って部屋に来たものです。ただし、当時私は渡辺淳一の「化身」を読みたい為に日経新聞を購読しておりまして、恐怖新聞は契約せず。スケベを取るか恐怖を取るかでスケベを選択したわけで、今も私が健康に過ごしていることについては渡辺淳一先生に感謝しなければなりません。

 あの頃、洗剤欲しさに恐怖新聞を契約してた友人は毎朝窓ガラスが割れてたので、「掃除大変だなぁ」と思ってました。卒業後会ってませんが、多分そろそろ寿命が尽きてる頃ではないかと。

 また、たまに配達員が間違って契約した隣の部屋に届けることがあり、「たくの主人の寿命が100日縮んでしまいましたのよ!」と隣家の奥様が怒鳴り込んでくるというトラブルも多発したと聞いています。

 なお、トップの画像は昨夜届いた恐怖新聞をご近所から借りてきたものですが、翌日になって読み直すと普通の新聞になっているというのは本当でした。昨日は確かに「抜き取って二つ折りにしてお読み下さい」というスケベ欄があったのですが…。





 ということで、今回のドラマがヒットして、このようなボケがすべて通用する時代になることを祈ってます。どうせなら原作漫画がまた売れるようになることも希望します。ま、大人が読んでも怖いんですけど。

10月改編の情報がぼちぼち>TBSラジオ

2020年08月28日 | ラジオ番組の話題
 TBSラジオ金曜午前の生ワイド「有馬隼人とらじおと山瀬まみと」が今月で終了だそうです。本日の放送冒頭で発表されました。月~金の帯番組だった「大沢悠里のゆうゆうワイド」の金曜の後番組ですから、4年半続いたことになります。なお、月~木の「伊集院光とらじおと」はそのまま継続。さらに「ジェーン・スー 生活は踊る」も、金曜のみ今月で終了。月~木のみの放送になるとか。

 何しろ首都圏では、金曜日というとFM NACK5の「ファンキーフライデー」が立ちはだかってますので、どの番組が来ても厳しいような気がします。「ファンキーフライデー」は私も20年ほど聞いてますが、やはり小林克也さんのしゃべりは楽しいし、テンポはいいし、構成も良くて、あとはリスナーの投稿がすごくハイレベル。人気のある番組は投稿も多いだろうし、いい方に回ってる気はします。定番のコーナーは別にして、午後3時台とか構成の見直しも多いので、マンネリも避けて常に前向きな姿勢は感じます。

 ちなみに「有馬隼人とらじおと山瀬まみと」も、ラジオの生ワイドのプログラムとしては別に悪くなかったと思います。お二人のキャラクターも好きだったし。ただ、この形態だと月~木の伊集院さんの方がやはり面白いので、その辺の違いはあるかも。そうは言っても、伊集院さんと克也さんが金曜日にガチンコ対決したとすると、私は克也さんが勝つような気はします。別に個人の力量という問題ではなく、番組の内容とか勢いという点ですが。(意見には個人差があります。)

 ちなみに、午後の「金曜たまむすび」はそのまま継続だそうです。TBSラジオは、昨年の「荒川強啓デイキャッチ」の終了後から迷走してるという印象ですが、金曜の午前はどうなるのでしょうね。注目したいと思います。とはいえ、実はあまり期待してないのですが…。

NHK「ごごナマ」 ゲスト:堀江美都子

2020年08月27日 | TV番組レビュー
 

 8月18日のNHK「ごごナマ」のゲストは、今年デビュー50周年という堀江美都子さん。もう「アニソンの女王」なんていうベタな表現では言い表せない、それこそ唯一無二の歌手です。この50年で歌った曲は1200曲にもなるとか。

 今回はトークだけではなく、スタジオライブもあっていきなり「ひみつのアッコちゃん」で開始。トークの方は「アニソン女王 50年の栄光と葛藤」という内容。デビューに至る経緯から、デビュー曲が「紅三四郎」だった事なども紹介。自分としてはフォークソング調の路線だと思っていたのが、この曲はいきなり演歌調だったので驚いたのだとか。

 これまでのキャリアで驚いたのは、歌だけではなく15歳の頃にNHK教育テレビの「なかよしリズム」という番組で、歌のお姉さんのような体操のお姉さんのようなこともやってたんですね。この番組は「なんか見た事あったかなぁ」と思ったのですが、これの初代お姉さんが小鳩くるみさん。二代目が堀江美都子さんで、私は幼稚園の時に見てたような気がするので、彼女の代ではもう見てなかったと思われ。

 その「栄光の葛藤」の「葛藤」ということでは、まず一つ目は同年代のアイドル歌手との扱いの違い。具体的には麻丘めぐみさんや天地真理さんの名前が出て来てましたが、アイドル歌手たちは歌謡ショーでちゃんとしたステージで歌い、自分は野外イベントが多くステージとはいえ極端な場合はビールケースをひっくり返した上で、マイクではなく拡声器で歌わねばならないこともあったのだとか。ご本人は言ってなかったですが、もちろん「私の方が上手いのに」という気持ちはあったのではないかと。

 二つ目は、「キャンディキャンディ」の大ヒットにより、どこへ行っても「キャンディキャンディの堀江美都子」という事がついて回り、「私は私だ!」という気持ちがムクムクと沸き上がり、それが元でオリジナルソングだけを歌ってた時期もあったそうです。ちなみに「キャンディキャンディ」は、シングルが100万枚、LPが30万枚売れたのだとか。物凄いですね。

 その時期があって、またアニメソングに戻ってきた経緯についても番組で語ってましたが、やはり歌は自分だけのものではなく聞いてくれる人があってのものだと思ったことが大きかったとか。(すごく端折ってます。) なお、それとは別に「今考えてみると、自分が歌ってきた歌は決して自分だけのものじゃなかった。聞いてくれてた人たちの思いを乗せて時を越えたのだと思う。」と言ってたのが印象的です。

 驚いたのは「ボルテスVの歌」で、日本で放送されたのは1977年でその翌年フィリピンでも放送され、大人気番組になったそうです。しかも視聴率が60%という、日本なら全盛時の紅白歌合戦並みの大ヒット。おまけに主題歌は彼女の日本語の歌がそのまま放送されたおかげで、フィリピンの人はみんなこれを日本語でそのまま歌えるのだとか。なので、初めてフィリピンに行った際は、空港から警察が先導してくれてまるで国賓級の待遇だったそうです。

 「ボルテスV」はたびたび再放送されているそうで、今も毎朝テレビでやっているとか。今回は1999年に現地で歌った時の映像が紹介されましたが、ストリートチルドレンを大勢集めた教会での様子。たしかにみんな立ち上がって歌ってて、現地では妙な振付までついてて、堀江さんはそれは初めて見たそうですが、知ってるような顔で一緒にやってみたとか。

 今回の圧巻はアニソンのメドレー。歌ったのは、キャンディキャンディ~アクビ娘~走れジョリィ~サザエさんのうた(お魚くわえない方)。アニソンはアレンジが特徴的なので、イントロ聞いただけでオリジナルカラオケだとわかりますが、当然キーは当時のまま。キーが落ちないどころか、まだ少女だった頃に歌った「アクビ娘」を当時の雰囲気そのままに歌えるのは素晴らしい。(もちろんまったく声が同じとは言いませんが。) ご本人も、聞いてくれる人の気持ちにこたえるため、当時のまま歌うことを心がけているとか。そう思ってもできる人はそういないので、やはり持ってるものが違います。彼女にはまだまだ頑張って欲しいです。

 まだまだ書き足りないですが、これの放送中のTwitterは凄いことになってたようですね。そりゃあの歌声を聞いたら黙ってはいられないでしょう。私も保存版にすることが決定しました。

 画像は50周年ベストアルバムの曲目の一部ですが、「野球狂の詩」もありますね。もちろん「ボルテスVの歌」も。私は別にアニソンのマニアではなく、どちらかというとアニメ自体は疎い方。それでも彼女の歌声は好きで、曲だけ聞いてたのもあります。「ボルテスV」も歌は好きだけど、アニメは見たことないという…。ということで、このCDは買わねば!

今日は木之内みどり特集でした>歌謡スクランブル

2020年08月26日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡
 お昼に車に乗ってエンジンをかけたら、流れてきたのが「あした悪魔になあれ」。この曲をラジオで聞くことはかなり珍しいですが、今日のNHKFM「歌謡スクランブル」の後半は木之内みどり特集でした。

 本日のオンエア曲は以下の通り。

「横浜いれぶん」
「あした悪魔になあれ」
「ほほ染めて」
「学生通り」
「走れ風のように」
「無鉄砲」
「一匹狼(ローン・ウルフ)」
「硝子坂」

 私は兄がファンだったので、アルバムも家にあって結構知ってます。ベストアルバムもあったのですが、なんとそれは8トラのテープ。家族でドライブに行ったときにしか聞けない上に、ほどなく父が車を買い替えたのであのテープは数回しか聞けなかったのではないかと…。

 それにしてもこの人は不思議な人で、北海道の出身だというのは知ってますが、どういう経緯でデビューに至ったのかはよく知りません。特に美人では無し(失礼!)、貧乳だし(失礼!)、歌も上手くないし(失礼!)、ヒット曲ないし(失礼!)、ファン層はどういう人達だったのでしょう。

 ただ、バラエティで恥ずかしい恰好したりせず、妙な汚れ役もやってなかったので、いきなりの引退まで結構清楚なイメージを保ってたような気がします。グラビアは多かったように思いますが、最後までお脱ぎにならなかったと記憶してますので、その辺は事務所ががっちりガードしてたのでしょうか。

 で、今回のオンエアはこの8曲ですが、私ならこういう選曲にはしないなぁ。「グッドフィーリング」と「ジュ・テーム」は入れにゃいかんでしょう。「東京メルヘン」も入れたいところだし。

 なお「硝子坂」は、「高田みづえさんや多くの歌手が歌ってますが、オリジナルはこの人」とちゃんと紹介されてました。その「硝子坂」が入ってるアルバムを持ってますが、あれはファンでなくとも名盤だと思いました。B面が全部作詞:島武実、作曲:宇崎竜童で、演奏がザ・ラストショウ。曲もアレンジも演奏も凄く良かったです。いかにもDr.Kというギターの曲もあるし、ハーモニカもスチールギターも効果的に使われてて。

 また、この人はドラマも出てましたが、私が見たので一番良かったのは「悪妻行進曲」。大谷直子の妹役で、同居している義兄の林隆三に秘かに思いを寄せているという設定。「前略おふくろ様2」での、よく性格設定のわからない役よりはこっちの方が断然良かったです。

 そして、「すぐやる一家青春期」というドラマでは高岡健司とのキスシーンがあったのですが、兄はそれを見てファンをやめました。昭和の高校生は純情でしたね。

 ところでこの歌謡スクランブルですが、特集コーナーは月曜が二葉百合子、火曜がジェロ、今日が木之内みどり。まったく次の手が読めないというのが素敵です。ちなみに明日はJUDY AND MARY。ふ~む。

ドラマ「北の国から'92巣立ち 後編」

2020年08月25日 | ドラマレビュー
 初回放送当時は前後編が2夜連続だったようですが、今回は1週間空けて見ることになりました。今回も事前知識全くなし。

 前編は前半が蛍ちゃんの恋の話で、後半は純が東京に彼女ができてしまい、ついでに子供もできてしまい(?)、北海道では岩城滉一が結婚式したけど美保純は流産という盛り沢山な内容。

 今回は、純の彼女の妊娠騒動から始まり、五郎(田中邦衛)が東京に来たり、後半は年末になって純も蛍も富良野に帰ってきたが、蛍は来春富良野には戻らないと言い出し…という内容。今回は竹下景子は出ず、美保純も出ず、れいちゃんこと横山めぐみは写真と声だけ、裕木奈江の出番も少な目で華やかさに欠けると。あとは児島美ゆきが結構出てました。そういえば大滝秀治も出ず、岩城滉一も出番はほんの少し。

 そして、今回のハイライトは広能昌三と槙原政吉の直接対決。「仁義なき戦い」のファンは、当時画面を見てエキサイトした事でしょう。多分、そういう人の頭の中で勝手に構成されていたと思われる会話。

広能「槇原! おどれはこの始末どうつけるんなら!」
槙原「昌ちゃん、この件は山守のおやじさんも悪いようにはせん言うとるんじゃ。」
広能「あほったれ! 今さら山守のおやじが何言うても信用できるけぇ!」
槇原「じゃけど、昌ちゃん。こうやってかぼちゃまで預かってきたけん…」
広能「じゃかましい! こがいなもんで騙されるか!」
槇原「昌ちゃん、そこはなんとかこらえてつかいや」
広能「山守さん、弾はまだ残っとるがよう…」
(以下50行省略。広島弁が不自然な点はご容赦下さい。)

 ですが、実際は広能組長の圧勝で槇原は平謝り。二人の絡みが少しだったことに、全国のファンは物足りない思いをしたようです。(当サイト調べ)

 ドラマは終盤は「五郎が死んでしまうのか?」ということで、リアルアイムで見ていた人はハラハラしたことでしょう。ただ、さすがに私も死なないのは知ってたので、そこは冷静に。

 それにしても、これだけ長いドラマなら合間にCMを入れて欲しいと強く願うものであります。何しろ土曜の夜だとほぼ間違いなくビールは飲んでるので、前回は始まってから「あ、しまった、トイレ行ってない!」と気づいたときには既に遅し。(いえ、失禁したわけではありませんが。) 今回は直前にトイレは済ませたのですが、何しろ2時間半くらいあるので、結局用足しに行くことに。

 それはそれとして、なんか前編の方が盛り上がりました。段々親が年老いていくことは仕方ないのですが、五郎はもっと元気な方が楽しいです。ということで、92年のスペシャルドラマはあんまり…。そもそも連続ドラマだけにしておいた方がよかったのではと思ったり。

 そして、もう今週末は「'95 秘密」の放送。ペース早いなぁ。

「セミの森」を思い出しました

2020年08月24日 | 日記・雑記・ただの戯言
 最近は男の子でもセミを触れない子が増えてるとか。私の子どもの頃はというと、田舎の小学生のご多分に漏れず、夏は虫とりにあけくれてました。もちろんカブトムシ、クワガタを求めて学校の裏山をうろうろするわけですが、虫全般が好きだったので、セミはもちろんバッタでもカミキリムシでもカナブンでもカマキリでも掴むのは平気。ただし、カブトムシはなかなか遭遇する機会はありませんでした。特におびき寄せるような工夫はしなかったので。そういえば、トカゲも別に普通に捕まえてた記憶あり。ちょっと恐竜っぽくて面白いですしね。今はわざわざ捕まえようと思いませんが。

 それで、そういうセミが怖い子供にお勧めの漫画を思い出しました。作者は日野日出志先生。私が小学生のときに週刊少年アクションで見た「セミの森」という作品で、あれはなかなか強烈です。

 中学生くらいの姉と弟が、夏休みに山林の別荘に行きます。二人はプールで泳いだり、テニスをしたりして、数日後に両親が合流するのを待つという設定。しかし、二人はある日セミの大群に襲われ気を失ったり、昼寝をしている姉に人間位の大きさのセミがのしかかって血を吸われたり、奇妙な体験をします。詳細は記憶しておりませんが、その時から姉は人が変わったようになり、弟もセミの大群に囲まれて…。ラストで二人は楽しそうにテニスをしていますが、顔はシルエット。そして「早く父さんや母さんが来ないかねぇ。フフフ…。」と。

 ショック療法というか、セミ嫌いな子供にこういうのを読ませたらどういう反応を示すかは楽しみです。フフフ…。

 というのはおいといて、この漫画がいつ頃だっただろうと思ったら1975年ですと。というのも、週刊少年アクションは75年9月に創刊し、約1年で休刊になったとか。私は最初の2号くらい買った記憶ありますが、日野日出志先生の作品は「セミの森」と「マネキンの部屋」の二つを読みました。なんかあの人の漫画だと思うと、そのタイトルだけで怖いです。

 セミについては、朝起きたら部屋中に生きたセミが大量にいるとかは勘弁ですが、何しろ地上に出てからは短い命なので、うるさいのはおいとくとして割と愛しい存在ではあります。

 大人でもセミが嫌いな人はいるでしょうが、それが「セミヌードは嫌い。フルヌードでなきゃ!」とかいう品のない人とはお友達になれません。あしからず。

のど自慢で合格を狙うなら何を歌うか>甲斐バンド編

2020年08月23日 | 甲斐バンド・甲斐よしひろ

 のど自慢とはNHKのど自慢の話。今はお休み中ですが、先日その穴埋めの番組で歌手などが数名集まって、昨年1年間で予選も含め最もうたわれた曲は何か?というクイズをやってました。

 正解はキロロの「未来へ」だったのですが、そこはヒャダインさんが見事に当ててました。この人はちゃんと理論的に予測して、「歌いやすい」「サビから始まる」などがその理由。NHKのど自慢は下手だと途中で打ち切られるので、静かに始まってサビで急に盛り上がる曲は、聞かせどころにたどり着く前に終わってしまうこともあるということで。

 たしかに「未来へ」はよく聞くような気がしますし、テンポもゆっくりで歌いやすくサビから始まります。これがMISIAの「Everything」だったら、よほどうまくないとサビまでたどり着けないし、時間の関係で嫌がられる可能性もあると。

 今のところ私は出場する予定はありませんが、もし出て合格を狙うなら何を歌おうかというのを考える企画です。それも歌手別で。

 歌うなら会場の盛り上がりを考えると、当然シングル曲となるわけですが、私は男性歌手やグループでシングル曲を全部知っているというと甲斐バンドくらいなので、今回はまずその話。

 まず甲斐バンドのシングルを並べてみます。

バス通り
裏切りの街角
かりそめのスウィング
ダニーボーイに耳をふさいで
男と女のいる舗道
テレフォン・ノイローゼ
氷のくちびる
そばかすの天使
吟遊詩人の唄
LADY
HERO(ヒーローになる時、それは今)
感触(タッチ)
安奈
ビューティフル・エネルギー
漂泊者(アウトロー)
天使(エンジェル)
地下室のメロディー
暁の終列車
破れたハートを売り物に
無法者の愛
BLUE LETTER
ナイト・ウェイブ
シーズン
GOLD
東京の一夜
フェアリー(完全犯罪)
野獣 -A WILD BEAST-
冷血
ラヴ・マイナス・ゼロ
レイニー・ドライヴ

 この中で選ぶなら、やはり「HERO」が第一候補。先ほどの理論でいうなら、サビから始まるという点も有利ですし、なにより大ヒット曲なので会場も盛り上がると。難点はイントロがドラムから始まるので、歌いだし前のジャカジャーンを聞かないとキーがわからないところと、結構音域が高いところ。まぁ何にしてもこれが一番。

 次を考えると、良さそうなのはやはりヒット曲ということで「安奈」。これはメロディーもいいですし、サビ始まりではないですが、曲を知らない人にも受けそう。出だしがすんなり入れれば、テンポも速くないのでいいかも。

 それ以外では、案外良さそうなのが「バス通り」「そばかすの天使」「吟遊詩人の唄」「暁の終列車」など。「ナイト・ウェイブ」も割といいんだけど、ちょっとイントロが長いかも。「無法者の愛」もいい曲ですが、コーラスとの掛け合いの部分が多いので、自分の歌唱力をアピールするのがやりにくそう。

 「地下室のメロディー」は出だしのメロディーの音程が合わせにくく、「天使」は歌いだしから音域が高いのできつく、「フェアリー」は息をいっぱい吸わねば苦しくなるので緊張してる時には向かない、「ビューティフル・エネルギー」はサビにたどり着くまでが長い、「裏切りの街角」は淡々とした曲なので甲斐さんの声じゃないと受けないなぁとか。

 意見には個人差があると思いますが、今回思いついたのはこんな感じです。ちなみに出場の予定はありません。


「昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年」/小松政夫

2020年08月22日 | ブックレビュー


 小松政夫さんの「昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年」という本を読みました。物凄く面白かったです。小松さんといえば、自動車のトップセールスマンが突如植木等さんの付き人になったという逸話を聞いていたのですが、その辺の経緯も全部書いてあって、実際どうだったかというのがよくわかりました。

 そもそも植木等さんが凄くダンディで優しくて素敵な人であり、尊敬する植木さんのために尽した小松さんが師匠の姿を見て真摯に活動したという事です。植木さんが特別な人だったといえばそうなのでしょうが、珍しい師弟関係なのではないかと思います。

 小松さんといえば、私は小学校に入る前くらいから記憶しているでしょうか。あの人の持ちネタとかギャグというと、淀川長治さんの物まね、電線音頭の司会者、しらけ鳥音頭、小松の親分さん、「どうして! どうしてなの! おせーて!」、「ニンドスハッカッカ、マー! ヒジリキホッキョッキョ! 」、「表彰状、あんたはエライ! 以下同文」、「どーかまーひとつ」、「ながーい目で見てください」、「いてーな いてーな」とか、ちょっと考えるだけでも色々出てきます。しかも、「それって小松さんのネタだったの?」という感じのもあって、そういうのはいろんな人が引用してるからであって、それだけ面白かったということでしょう。

 初めて見たというか意識したのは、土曜のお昼にやってたお笑い番組なのですが、完全に番組名忘れてました。が、この本によるとどうやら「お笑いスタジオ」という番組だったようです。他に誰が出てたかも覚えてないのですが、小松政夫さんはよく覚えてます。

 私としてはなんといっても「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」での、「悪ガキ一家と鬼かあちゃん」の伊東四朗さんとの絡みが最高で、毎週同じようなことやってるのになんであんなに面白いんだろうと思ってました。あんなに面白い人がいるんだろうかと。

 もっとも、ご本人は相当あちこちで苦労してて、淀川長治さんの物まねも大阪でのクレイジーキャッツのショーの幕間を繋ぐために苦し紛れに出したネタが受けたのだとか。それまで連日違うネタをやってたのがまったく受けず、「やっぱり小松の話じゃなくて休憩にしよう」と言われて、もう1日受けなかったらそれこそ降ろされてたという話も。

 あとは、意外だったのは「前略おふくろ様」の時のショーケンとのエピソードで、萩原健一さんの著書「ショーケン」でも出てこなかった話がありました。あれは意外でした。凄く上手くやってたのかと思ってたら…。

 そんなこんなですが、昭和の芸能の奥底がうかがえる本ではありますし、本当に植木等さんが素敵な人だったというのが行間からも伝わってきます。恐らく小松さんもそれを伝えたかったと思います。

 ちなみに、植木さんの「お呼びでない? こらまた失礼しました~!」というネタは、植木さん本人の談話では「控室で台本読んでるうちに大工の棟梁のかっこさせられて、付き人の小松政夫に『何やってるんですか。生放送だから出て下さい。』って言われて出ていったら全然違うシーンで、それで…」という事になってるそうです。が、実は小松さんは付き人になる前に、既にあのネタをテレビで見て大笑いしてたそうですから、その話は事実ではないと。あれは植木さんが小松さんを話のネタにしようと、後年あちこちでそういう風に語ってるうちに本人もそう思いこんでしまってたのかも…とのことですので、本当に素敵な師弟関係でした。

 ということで、ここ数年で読んだ芸能関係の本では一番面白くて読後感も爽やかな作品でした。興味のある方は是非お読み下さい。ただ、私はこれを図書館から借りてきたので買ったわけではありません。小松の親分さん、すいません…。