今日のひとネタ

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「セミの森」を思い出しました

2020年08月24日 | 日記・雑記・ただの戯言
 最近は男の子でもセミを触れない子が増えてるとか。私の子どもの頃はというと、田舎の小学生のご多分に漏れず、夏は虫とりにあけくれてました。もちろんカブトムシ、クワガタを求めて学校の裏山をうろうろするわけですが、虫全般が好きだったので、セミはもちろんバッタでもカミキリムシでもカナブンでもカマキリでも掴むのは平気。ただし、カブトムシはなかなか遭遇する機会はありませんでした。特におびき寄せるような工夫はしなかったので。そういえば、トカゲも別に普通に捕まえてた記憶あり。ちょっと恐竜っぽくて面白いですしね。今はわざわざ捕まえようと思いませんが。

 それで、そういうセミが怖い子供にお勧めの漫画を思い出しました。作者は日野日出志先生。私が小学生のときに週刊少年アクションで見た「セミの森」という作品で、あれはなかなか強烈です。

 中学生くらいの姉と弟が、夏休みに山林の別荘に行きます。二人はプールで泳いだり、テニスをしたりして、数日後に両親が合流するのを待つという設定。しかし、二人はある日セミの大群に襲われ気を失ったり、昼寝をしている姉に人間位の大きさのセミがのしかかって血を吸われたり、奇妙な体験をします。詳細は記憶しておりませんが、その時から姉は人が変わったようになり、弟もセミの大群に囲まれて…。ラストで二人は楽しそうにテニスをしていますが、顔はシルエット。そして「早く父さんや母さんが来ないかねぇ。フフフ…。」と。

 ショック療法というか、セミ嫌いな子供にこういうのを読ませたらどういう反応を示すかは楽しみです。フフフ…。

 というのはおいといて、この漫画がいつ頃だっただろうと思ったら1975年ですと。というのも、週刊少年アクションは75年9月に創刊し、約1年で休刊になったとか。私は最初の2号くらい買った記憶ありますが、日野日出志先生の作品は「セミの森」と「マネキンの部屋」の二つを読みました。なんかあの人の漫画だと思うと、そのタイトルだけで怖いです。

 セミについては、朝起きたら部屋中に生きたセミが大量にいるとかは勘弁ですが、何しろ地上に出てからは短い命なので、うるさいのはおいとくとして割と愛しい存在ではあります。

 大人でもセミが嫌いな人はいるでしょうが、それが「セミヌードは嫌い。フルヌードでなきゃ!」とかいう品のない人とはお友達になれません。あしからず。