尾崎亜美さんのコンサートは、9月12日(土)が東京、18日(金)が京都、26日(土)が千葉で、今年の予定は終了のようです。私はその東京に行ってきたのですが、千葉も終了したのでセットリスト含めたレポをあらためて。
今回の会場は六本木のEX THEATERというライブハウス。コンサートホールじゃなくてライブハウスというだけあって、客席は多いのですがステージの奥行とかが少々小さいのでしょうか。あとは椅子がライブハウスと言えばライブハウスですが、今回は新しい様式という事で席は一つおきに座るので快適。
ここの会場は高性能の空調システムを誇り、約9分で全体の空気が入れ替わるそうです。ただし、感染対策として途中で出入り口のドアを開ける換気タイムもあり二部構成のステージでした。1ドリンク付きなので開始前にビールを飲んだこともあり、合間の休憩は私には嬉しい時間でした。
今回のメンバーは、Drum:林立夫、Bass:小原礼、Guitar:鈴木茂、是永巧一、Key:佐藤準、Cho,A.Guitar:Aisaという面々。亜美さんはグランドピアノがなく全般エレピだけ。そして、ハンドマイクで歌うシーンは無く、すべての曲でキーボードを弾きながらでした。
ステージは、開演前のアナウンスが亜美さんによるもの。現在の状況でコンサートを行う上での注意点も語って、実際は笑いを取る予定だったようですが、会場内もみんなマスクしてて神妙に聞いてたので静かな開演前でした…(笑)
そして、いよいよバンドメンバーが登場して開演。今回のセットリストは以下の通り。
<第一部>
1.VOICE
2.マイピュアレディ
3.春の予感
4.冥想
5.純情
6.曇りのち晴れ
7.シーソー
8.スカボローフェア
9.ペニーレイン
10.Spinning Wheel
<第二部>
1.私がいる
2.泣きたいような気分で
3.伝説の少女
4.天使のウインク
5.手をつないでいて
6.オリビアを聴きながら
7.スープ
<アンコール>
Prism Train
Smile
何しろ久しぶりのステージなので歌いたい曲は多かったと思われ。デビュー曲からヒット曲から代表曲、新しめの曲まで様々でした。珍しい曲としては「曇りのち晴れ」でしょうか。これは志村香さんへの提供曲で、アルバム「Points-2」に収録されてますが、そちらではアカペラバージョン。これまで亜美さんのステージで聞いた事あったかなぁ…。実は私は相当好きで、亜美さんの曲のベスト10を挙げれば入るかも。それまでレコードで買ってたのが、Points-2で初めて新譜をCDで買うようになったのですが、最初に聞こえてきたあの声の繊細さは忘れられません。アイドルポップスとしても凄く上質な曲だと今も思ってます。
そして第一部の8~10曲目は、自粛期間中に始めたYoutubeチャンネルの「StayHomeMusic尾崎亜美小原礼」で発表した曲をステージで再現したもの。バンドのメンバーが入った曲もあって、さらにグレードアップしてた感もあり、この辺りは転んでもただではおきないというか、カバー曲でも新しい世界を見せるあたりはさすがです。
第二部は、亜美さんは衣装を変えて「私がいる」から。この曲は石嶺聡子さんへの提供曲で、それは1995年に発売されたものなのですが、亜美さんも40周年記念アルバムでセルフカバーして以来よくステージで披露してます。実は、亜美さんの近年の曲では私はこれが一番のお気に入り。これをステージで見ると凄く元気になります。歌詞も凄くいい内容だと思います。
本編の「天使のウインク」やアンコールの「Prism Train」では、場内立ち上がりたい雰囲気が満ち満ちてましたが、今回は特別な事情なので総座りでの盛り上がり。最後の「Smile」も本来は場内で合唱なのですが、全体でマスク越しにささやきのような歌声でした。が、私も気持ちは亜美さんに伝えたつもりです。
ステージには、小型のビデオカメラがいくつか設置されており、「映像撮るんだろうなぁ」と思ってたのですが、やはり配信の予定もあるとか。ステージのカメラは固定だったのですが、客席の後方からもズームで撮影してたのかもしれませんね。まずは京都の映像が公開されるようですが、東京の映像もその後出てくるようです。いろんな意味で新次元に入ってますね。
ということで、久々のコンサートレポでした。セットリストなどで間違いがある場合は存分に指摘して下さい。お待ちしております。