さよならteacup

国産中古のアコギを狙え

先日友人がアコースティックギターを購入するので付いてきて欲しいと言うので一緒に見に行ってきた。付いてきて欲しいと言っても自身の中では既に欲しいモデルが決まっていて、それについてのアドバイス的なものを欲しているようだった。

友人が購入しようと考えていたのは5万円くらいのヤマハのアコギ。モデル名は忘れたがトップがスプルースでサイド&バックがメイプル仕様。店頭には置いてなく、友人が見せてくれたネットの写真で見る限りは綺麗なトラ目だった。

結局店に無かったので購入には至らなかったが、友人は熱心に店員の説明に耳を傾けていた。中でもヤマハのA.R.Eという技術に強い関心を抱いているようだった。大層な名前が付いているが、要は強制乾燥の技術名のようだ。既存の技術に少し手を加えてあたかも新技術のように見せるってのは昔から変わらんのね。

そんなこんなで店を後にして感想を求められたので、予算5万でアコギを買うならオークションで70年代の国産を狙うと答えた。と言うか、乾燥技術に興味があるのなら40年前のギターを買えばそれだけでアドバンテージだと思うのだがどうだろう?

「何ならオレが探してやろうか?」などと言いつつお茶しながら少しオークションを覗くとお宝がいっぱいじゃないの。信じられないことに予算5万でハカランダが買えるってんだから驚きなんてもんじゃないよ。特にハカランダ信仰があるわけじゃないオレでも、この値段で買えるのならと思ってしまうのは致し方ないよねぇ。

ただ友人はオレの話に理解を示すものの、中古ギターの状態が気になるらしくイマイチ乗り気じゃない。オレなんかは、とりあえず買ってから後は自分の弾きやすいようにカスタマイズしていけばと考える。ナットにしてもサドルにしても交換品はいくらでも売っているんだしね。友人はしきりにピックガードが鼈甲柄でないと嫌だと言っていたのだが、それなんか単純に交換すりゃいいじゃん。楽器屋の店員にもその話をしていて、店員が「ピックガードの交換は大変ですよ」なんて言ってるのを真に受けてる始末だ。

おそらく綺麗に剥がれるかどうかを気にしているのだろうが、仮に多少塗装が少し持っていかれようが新たにピックガード貼っちゃえば分からないじゃん。もし塗装が剥がれたら音に影響が……なんて言うのならそれこそお笑い草だ。ピックガード付けること自体の音質の変化は考慮しないのかねって話になっちゃうよ。

まぁ、見た目にこだわりがあるってのは非常によく分かる話なので、ピックガードが鼈甲柄じゃなきゃ嫌だってのも理解できる。オレのギター購入アドバイスは常に見た目>値段>>>>ブランド≧音だからね。どんなに良い音がしても見た目がダサいギターは絶対に所持したくないね。ただ、見た目も音も主観によるところが強いってのが問題なのだけれどね。

そんなわけでギター経験者はもちろんのこと、初心者でこれからギターを始めようと思う人がいたら、まずは中古で予算に見合う物を探してみることをオススメする。70年代の国産アコギはオークションを含め結構な数が市場に出回っているので、根気よく探せば良い物に出会えるよって話(´∀`)

ヘッドウェイ
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