今日は、爺犬の10回忌です。16歳で静かなお別れでした。
小さい子供が大好きで、幼い方の子供にかじりついていました。
人の言葉を良く理解し、誰もがこの犬の前世は人間っと言った。賢く、狡い犬です。横田基地辺りのブリーダーさんからやって来て暫くは、観葉植物等の陰に隠れてしまう小心な仔で、散歩を始めても直ぐにUターンし、犬に会えば逃げ回り尻尾丸めて私の後に隠れていた。ただし、家の中から犬の散歩を見ると唸るように威嚇、無駄吠えする臆病犬でした。家族、幼い子供達以外は、怖かったのでしょう。田舎移住しパートナー犬の幼犬さえ嫌ってしまい口先で突き、吠えまくりが一月程続きました。自身が犬と思っていない様だった。
毬拾い等も直ぐに理解し、直ぐに飽きて人が、相手にされないようになった。子供達が風船をついて遊ぶと一緒に鼻で風船をついて一緒に遊ぶ。教えなくて自分でする犬でした。
言葉も、「どいて」と言えば退く。「オシッコは何処」と言えば、シートへ。「前が見えない」と言えば、伏せて頭を下げる。
風呂嫌いで「お風呂だよ」と言えば、すり足指し足忍び足で立ち去る。不思議な犬でした。虹の橋を渡る前も、かみさんが帰省後に食を絶ち、かみさんが戻り翌日に眠ったまま逝ってしまう。私が、なんとか食べさせるようバタバタした時に、抱いてあげると、このまま膝の上で良いよって心に話しかけた気がしました。悟っていたようでした。後に吠え犬はキャンキャン(犬の名)だけになりました。けれどこの子あっての他の犬達でしょう。
今の私の中でもまた、一緒に生きているかな?
お祖母ちゃん犬(右)は孫犬はそっくりで生まれ変わりの様です。
この翌年秋に敷地内ではねられ事故死5歳でした。爺さん犬は
びっくりしてしまいおろおろしてよだれを異常にたらしていた。
病院から帰るとずっと添い寝をして最後のお別れをしてました。
心は同じでしたね。
昨晩はすき焼きと言うか、牛鍋でした。