昨日は久しぶりに時間が自由になりました。
何かをしていて中断して別のことをしなければならないって嫌ですよね。
昨日はそれが比較的少なかったんです。
で、色々しました。
1.ビデオを見ました。標題の「皇帝のいない八月」を鑑賞しました。普段、2時間30分も連続して時間を使うなんてあまりできないんですよ。
さて映画ですが、色々な制約でチープに見える部分も多いですが、おもしろかったですね。個性の強い俳優(皆若い!)が多く出演していて、それを見るだけでもわくわく。自衛隊のクーデターものです。反乱分子のリーダー役に渡瀬恒彦。妻に吉永小百合。その父で政府側自衛隊幹部に三國連太郎です。訳ありで渡瀬に嫁いだ娘の所へ、様子を探るために三國が訪れます。吉永小百合が三國にビールを出すのですが、最初にコップ半分位しかつがないんですね。扇子を使いながら三國はクッと飲み干します。ああ、良い演出だな、このようにビールをつげる人はなかなかいないなと感心しました。
クーデターの動機を渡瀬が語るシーンがありますが、典型的な右側の理論です。机上の空論のように思えました。今の社会、右側の理論を持ち出さなくても、クーデターの動機は沢山あるぞ!!右側の理論に共鳴できない多くの人達の中にも、社会に対する不満は増大していると思うのです。そういうものの集積が不穏な行動を誘発しないとは言い切れないでしょう。と思って怖くなった私でした。