西アフリカぶるきなふぁそ親爺暮らし

2003年、50歳にて西アフリカのブルキナファソに渡りボランティア。歳月を経ていまではすっかりブルキナ親爺になりました。

今日の一人酒

2012-06-30 | Weblog

とうとう8回目のマラリアに罹ってしまいました。

最も今ではだいぶ慣れてきてインフルエンザ程度で薬を飲めば3日で回復。

でもいつもの元気は失せて少しセンチメンタルになりかけている親爺です。

いつも3本のビールは今日は1本にしておこう。

とはいっても食欲だけは人一倍。

今日の夕食は親爺が一番好きな玉子丼。

だし汁とたまねぎを程よく煮て、塩、砂糖、しょうゆで味付けします。

このときに玉ねぎをあまり煮過ぎないようにすることと少し甘めにすることが大切です。

ころあいを見て新鮮な玉子をあまりかき回さずにサッと入れ、少し煮汁が残っているところで火を止めてあったか~いご飯に乗せれば出来上がり。

そして七味唐辛子と刻み海苔も忘れずに。

簡単な料理ではありますがなかなか奥が深いのです。


今日の一人酒

2012-06-10 | Weblog

あなたが生まれた目的は?

生きるため?

仕事をするため?

毎日食うため?

偉い人と言われたいため?

頭が良いと言われたいため?

良い人と言われたいため?

仕事が出来ると言われたいため?

親孝行と言われたいため?

良い夫や妻と言われたいため?

良い親と言われたいため?

何かを守るため?

自分を主張するため?

自分を否定するため?

自分に満足するため?

誰かを助けたいため?

誰かを否定するため?

誰かを攻撃するため?

誰かに迎合するため?

 

でも、それが信の自分かな。

 

あなたの生まれた目的は?

自分らしく生きるのは難しい。

 

隠れての信は顕れての徳


今日の一人酒

2012-06-07 | Weblog

今日の一人酒

 

6月に入ったというのに今日も雨が降らない。

昼間から停電。

温度計を見ると気温43度。

 

ヨ~シ、今日は日が暮れたら冷た~いビールでも飲むか。

日が暮れてからせっせとお摘み作り。

だし卵、鄙びたナス焼き、お新香代わりのこれまた鄙びたキュウリの塩漬け。

塀の外にある小さな飲み屋からビールを2本買って来た。

まずは1本一息に飲み干した。

ア~ッ、うまい!。

そして2本目に手がかかった時、また突然停電。

そそくさと懐中電灯を探して温度計を見る。

38度。

 

電気会社はいったい何をやってるんだろう、今日はもう2回目の停電。

暑い!もう1時間が過ぎてるじゃないか、モ~何やってんだ。

と独り言を言いながらムカつく。

 

何処からか子供たちの歌う声。

はぁ~、あの声は隣の10歳のナタリー達だ。

今日もみんなで歌ってるのか。

どの子も電気が無い貧しい家の子達だ。

いつも夜になると家の外で朗らかに歌っている。

ふと、いつの間にかムカついた心も忘れ、聞き入ってしまった。

ナタリー達ってっていいな。

食べ物もろくに食べられないのにいつも陽気で。

ナタリー達みたいになりたい。

そうしたら嫌な事があってもすぐに愉快になっちゃう。

 

遊び心は心のゆとり。

ゆとりが無ければ心が斬れてしまう。

今日は旨い酒だった。

さ~て、親爺は寝ることにしよう。


遊びを忘れた人たちへ

2012-06-04 | Weblog

 

遊びをなくした人たちへ。

あなたは何をしていても本気。

遊んでいても本気。

飲んでいても本気。

それが楽しい?

遊びがなくなった時にに争いが起き、人は苦しむ。

遊びがなくなった時に失望が訪れ、憎しみが起こる。

遊びは怠けることじゃぁないョ。

遊びって何?

それはきっと楽しいことだろう。

時の戯れ?

それはきっと心が和むことだろう。

時間を許すこと。

人間を許すこと。

そして空間を許すこと。

たとえ一人きりでも。

もっと心で遊ぼうよ。

人生如戯

 

 

 


Bury & Japy

2012-03-14 | Weblog

その5・

ジャピー:イョ~!ブリー。

ブリー:げんきー?ジャピー。

ジャピー:きのうテレビで見た相撲はすごかったぞ~。やはり白鵬は強いな。

ブリー:うちには電気ないし、テレビも無いから相撲なんて知らないよ。

ジャピー:じゃぁ、オレとお前とどっちが強いか試してみる?

ブリー:オレ格闘技は好きじゃないから。

ジャピー:じゃぁ何で勝負しようかナー。

ブリー:たとえばunkoの臭さとかはドォーョ。

ジャピー:それじゃーオレの勝ちだな。きのう餃子とニラレバ炒め食べたから。

ブリー:いや、オレの勝ちだよ。きのうスンバラご飯とムトン食べたから。

(それからそそくさと二人は草むらで用をたしました。)

ジャピー-:じゃぁ、お前が先にオレのunkoのにおいをかげよ。

ブリー:クンクン、お前のunkoはクセー!。

ジャピー:そうだろ!そうだろ!そうだ~ろ~!。

ブリー:じゃぁオレのunkoは?

ジャピー:クンクン、クンクン。ウ~~ン・・・・・・・・・・・。

ブリー:いったいどうなのさ。

ジャピー:お前のunkoはいつまでもクサ~ィ!。

ブリー:そりゃーそうでショ~、だってお前の鼻の頭にオレのunko付いてるもん。


Bury & Japy

2012-03-13 | Weblog

ブリー:ジャピーオハヨ~。元気?

ジャピー:カチャカチャ、ピープ~、キョキョキョ~。

ブリー:家族は元気~?

ジャピー:カチャ、カチャ、ピープ~、キョキョキョ~。

ブリー:何を真剣に見てるのさ。

ジャピー:見れば解るだろ、ポータブルのサッカーゲームで遊んでるんだよ。パパに買ってもらったんだ。

ブリー:ふ~ン、それって遊びなんだね。そんなサッカーのゲームより本当のサッカーしようよ。

ジャピー:やだょ、疲れるし~。それにユニフォームやサッカーシューズもはいてないし。

ブリー:体を動かすと元気になるってお父さんが言ってたよ。

ジャピー:元気じゃなくてもいいモン。

ブリー:そんなこと言ってると体が弱くなって病気になっちゃうよ。

ジャピー:病気になったら薬を飲めば治るから。

ブリー:薬って便利なんだね、でも俺には高くて買えないよ。

ジャピー:そうさ、薬は何でも治るのだ~。

ブリー:じゃぁ、うちのロバよりも力の出る薬ってあるかなぁ、そしたら俺お父さんよりもっと沢山畑仕事が出来るようになって薬のお金を稼ぐことが出来るね。

ジャピー:パパに聞いてみるよ。

 


Bury&Japy

2012-03-11 | Weblog

ブリー:ジャピー、どうしたの、浮かない顔して。

ジャピー:学校のみんながオレのこと仲間はずれにするんだ~。

ブリー:なんで仲間はずれにするのさ。

ジャピー:それが解ればこんなに落ち込まないだろ。

ブリー:それじゃぁオレが行って聞いてやるよ。

ジャピ-:よせやぃ、そんなことしたらますます仲間はずれになっちゃうよ。

ブリー:じゃぁそのままずっと落ち込んでいるわけ?

ジャピー:きっとみんなオレのこと嫌いなんだよ。

ブリー:お前はみんなのこと好きじゃないの?

ジャピー:オレを好きになってくれるやつは好きだけど~。

ブリー:その前に、お前が好きになる友達はみんなお前のことをきっと好きになってくれるよ。


Bury&Japy

2012-03-10 | Weblog

ジャピー:オッハ~、ブリー。

ブリー:・・・・・・・・。

ジャピー:チョッと~、お前何してるの?。

ブリー:・・・・・・・・。あっ、ジャピー、げんきー?家族はげんきー?。

ジャピー:お前さっきから空を見上げてボーっとしているけど大丈夫?

ブリー:あそこに雲があるだろ、オレ、あの雲と友達になれるか考えてるんだ。

ジャピー:お前馬鹿ジャン。雲は人間や動物じゃないのになれるわけないだろ。

ブリー:そうだけど、もし雲と友達になったら沢山呼んで雨を降らせてもらうのさ。そうしたら遠く まで水を汲みに行かなくてもいいし、畑に沢山野菜やミレットを作れるからお父さんやお母さんがとても喜ぶと思うんだ。

ジャピー:うちには水道があるからいつでも困らないさー。野菜はお母さんが毎日スーパーマーケットで買ってくるし~。

ブリー:オレ毎日がんばって雲と友達になれるように努力してみるよ。

ジャピ-:そんなことしたって無駄に決まってるだろ。

ブリー:お父さんが言ってた。何でも諦めないでやってみろって。

ジャピー:じゃあオレも明日学校に行ってどうしたら雨が降るのかを先生に聞いてみるよ。


Bury&Japy

2012-03-09 | Weblog

あるところにブリーとジャピーがおりました。

 

ブリーの家は、とても貧しく毎日家の手伝いをしています。

でも、ブリーはとてもポジティブな性格で、ものが無いことも苦に思わず、いつも明るく暮らしています。

 

ジャピーの家はお金があり何でもほしいものを手に入れることが出来ます。

でも、ジャピーは少しネガティブな性格で人目を気にして自分を主張することが出来ず、いつも不満な生活をしています。

 

二人はとても仲の良い友達です。

 

ブリー:おはようジャピー、元気?

ジャピー:おはよう。

ブリー:昨日は良く寝れた?家族は皆元気?

ジャピー:お前は何時も何故同じ事を聞くんだ。余計なお世話だよ。見ればわかるだろ。

ブリー:だって、オレはお前もお前の家族も好きだから気になって聞いているのさ。

ジャピー:オレはオレ、家族は家族、知ったことか。

ブリー:でもお前がこうして元気なのも家族のおかげだろ。

ジャピー:オレがこうして元気だから親も手を焼かずに自分のことができるんだよ。

ブリー:お前は感謝することを知らないんだよ。

ジャピー:だって周りが俺に感謝してないもん。


テーダム(信じる)

2012-03-08 | Weblog

自宅の裏に85歳を超えるジジィがいましていつも大声で孫達をどやしつけています。

いつも「金をくれ」の一言が挨拶で、よくもまぁこんなに年をとっても欲深なのかと、

欲深なほど長生きとはよく言ったものだ。ア~嫌だ嫌だ。

そんなジジィが親爺に「お前は何を信じるのか?」と聞くのです。

でも、よく考えるとこの世の中本当に信じるものがあるのでしょうか。

自分、趣味、恋人、友情、人、ペット、金、健康、仕事、政治、法律、等々・・・・。

経済や社会が大きくなり複雑になればなるほど信じられなくなるのでしょうか。

ジジィの一言にもう一度「信じる」ということを考えさせられる親爺でした。

 

 


キース・タンガ

2012-02-28 | Weblog

首都ワガドゥグから車で約1時間のところにキース・タンガという山があります。

ある日、親爺はお友達の方々と共にキース・タンガにピクニックに参りました。

山といっても日本にある山のようではなく、平地に置かれている巨大な岩といった感じです。

ここはまだ地元の人しか知らない場所なので道の途中からは原野を行かなければなりません。

しかし、ちょっとした冒険旅行のような気分になります。

やっと山の麓までたどり着きそこからは歩いて上りますが、山肌が一面大きな滑り台のようになっていますのでとても上りやすく、高さも約30メートルなので簡単に登れてしまいます。

頂上に登るとサバンナが一望でき360度のパノラマが広がります。

山の片側には切り立った岩がありロッククライミングが出来ます。

親爺は、いつかこの山で冷た~いビールが飲める茶屋を開店しようと密かに目論むのでした。


マムスグリ(ごめんなさい)

2012-02-23 | Weblog

モシ族の言葉に「マムスグリ」という言葉があります。

 

日本語は「ごめんなさい」ということばです。

すなわち許しを請うことなのでしょうかな。

「マムスグリ」は「マム(私の)」と「スグリ(屋根)」という意味です。

そこで親爺は友人に何故許しを請うことが私の屋根なのかと聞きました。

友人曰く、

家には必ず屋根があり、屋根があるから人は安心して住むことが出来るのです。

「あなたは私の屋根」と言うことで、「あなたの屋根の下で私を安心させてください」

という意味なのだそうです。

親爺はそれを聞いてなんとユーモアのある穏やかな謝り方なのかと感心したのでございます。

 

 

 


コンビシリ村のこうもり猟

2012-02-17 | Weblog

首都ワガドゥグから南のガーナ方面に行く約50キロのところにコンビシリという村があります。

コンビシリ村は大きな市場があり、3日毎の市場が立つ日には多くの人達が農産物や雑貨品の売買で賑わいます。

とある日、友達から年に一回おこなわれるコウモリ猟を見に行かないかと誘われました。

親爺はかつて日本にいた頃、親爺の父上が趣味で狩猟をしていましたのでキジや鴨猟に連れて行ってもらったことはありますが、さてコウモリ猟とはどんなものやら・・・と一緒に行くことにしました。

朝7時にワガドゥグを出発して「ぶるきな親爺号」のプジョー205は心地よいエンジン音を発して目的地に向かうこと約40分でコンビシリに到着、そこからまた道なき道を走ること約30分、空を視ると無数のコウモリが飛び交っています。

友達も自分で持ってきた鉄砲に弾を込めて準備を始めました。

まもなく大きな木の所に行き車を降りて少し歩くと、そこにはコウモリ達のコロニーがあるらしく空一面にコウモリが飛散しています。


親爺はそのコウモリの数に圧倒されながら村人の方を見ると、子供たちは木の枝とゴムで作ったパチンコを手に持ち、大人は猟銃を手に空を仰いでいます。

コウモリは夜に活動する動物ですので、日中は木にぶら下がって眠っている習性なのか、あまり長い間飛んでいることが出来ず、自分の住処に戻ってきます。

そこにある大きな木がコウモリの住処らしく、飛び疲れて戻って木に止まったところを大勢の人が、そこを目掛けて一斉に狙い撃ちにします。

パパパパーン!と言う音と同時に10匹ほどのコウモリが木から落ちて皆がそこに駆け寄り、しとめた獲物を嬉しそうに手にしています。

そうして夕暮れまで続いたコウモリ猟も終わり、持ち帰った獲物を料理します。

コウモリの姿煮。

皆、美味しそうに羽や頭など、余すところが無いくらい綺麗に食べてしまいます。

もちろん親爺にも振舞われました。

味はというと何と例えようも無く「コウモリ味」ですかな。

もう一つ食えといわれても御免コウモリます。


KABANE小学校

2012-02-11 | Weblog

ここはコムシルガ県ナグレ地区。

首都ワガドゥグとの県境です。

現在、ワガドゥグは発展に伴って居住人口が増え、それと共に土地の価格や賃貸価格が値上がりして低所得層はだんだん外へ外へと押し出されて行っています。

そのような現状の中にあるのがナグレ地区なのです。

地区の住民に話を聞くと、区画整理されて電気や水道が通るのはいいけど、そうなると多くの人が立ち退かなくてはならなくなるのでこのままで良いと言います。

この地区には多くのその日暮の人達が肩を寄せ合って暮らしているのです。

カバネ小学校はそのナグレ地区にある小学校です。

以前は多くの子供たちが学校に行けず遊びまわっていましたが、それに見かねた青年が友人と共にボランティアで始めたのがカバネ小学校です。

はじめてそこを訪れたとき、私は目を疑いました。なんと約500人の子供たちが親御さんと共に建てた筵と木の枝で作った校舎の中で勉強していたのです。

あまりにもすごい光景に驚くと同時に子供たちが目を輝かせて勉強している姿を見て心を打たれました。

それから、いつも訪れては何とかして子供たちが安心して勉強できる環境にと心を痛めながらも学校を建てあげるだけの余裕の無い私は子供たちの写真をとっては日本に送っていました。

それからしばらくして日本から連絡があり、スポンサーが見つかり校舎を提供してくれるということでした。

私は子供たちの思いが遥か遠い日本に通じたことにとても感激しました。

それから約1年が経ち、新しい学校が完成し今約1,500人の生徒が勉強できるマンモス小学校になったのです。

私は開校式に行き、子供たちの笑顔を見るとき、きっと将来はこの学校から巣立った子供がブルキナファソのため、そして社会のために貢献していくことを考えると何故か微笑んでしまうと同時に争いや偽りの無い世界にならないようにと老婆心ならぬ老爺心を抱く親爺なのです。

 

 

 


ブルキナファソから発信

2012-02-02 | Weblog

皆さんお久しぶりでございまする。

ぶるきな親爺は健在です。

気がつけば今年、ブルキナファソ在住9年目になり、来年に向けていろいろと思いを馳せるこのごろです。

これまでなんとなく過ごしてきた親爺も今年はチョッと奮起しようと思っておりまする。

と申しますのは、今年2月23日にテレビ出演をするにいたりました。

 

TBSテレビ・スパモク「世界の果ての日本人・ここが私の理想郷」午後7:00~放送

これまでブログに紹介できなかったことを凝縮してお知らせいたしまする。

ご期待あれ。