西アフリカぶるきなふぁそ親爺暮らし

2003年、50歳にて西アフリカのブルキナファソに渡りボランティア。歳月を経ていまではすっかりブルキナ親爺になりました。

神様の宇宙作り

2008-06-16 | Weblog
それは昔むか~しのお話。

まだ宇宙が無いころ、ある神様が暮らしていました。

そのころの神様の世界には何もありません。

時間も色も形も何も無いのです。

あるのは蛍のように光る細か~い砂の様なものだけが濃霧のように立ち込めているだけ。

神様はこのような世界に飽きていました。

何かもっと変化がほしいがどうしたら良いものかと。

散々考えた末にやっとある考えが浮かんだのです。

今の世界には何のエネルギーも存在していない。

それならば何かエネルギーを与えれば変化がおきるのではと。

ある日、神様がフ~フ~と風船を膨らませて。

大きくなった風船を針で突きました。

そして風船がパ~ンと割れるとそれが波紋のように広がって行き。

霧のような粒が次第に磁石のようにそれぞれが付き始めたのです。


こうして質量と空間と時間ができて宇宙ができていったのです。

星はとても明るく光る星と光らない星になったり、星の周りをいくつもの物星が回っていたり。

神様はいろいろに変化する宇宙がとても面白くもあり幸せでもありました。

しばらくすると神様はそれだけではなんとなく物足りなさを感じていました。

もっと何かないものかな~。

しばらく考えに耽ると。

そうだ!。

感情とか思考を持たせよう。

しかし、星に感情や思考を持たせても面白くないな。

よし、ある星の中に感情や思考を持った生き物を作ろう。

そして神様は地球という星を作り生命を誕生させ、いろいろな生き物を作り、究極的に人間という生き物に到達しました。

神様は宇宙の中でも地球の観察がとても好きです。

それは何故かというと。

神様の世界には無いものがあるからです。

それは地球には大地の変化やいろいろなものが生まれては朽ちて、喜びや悲しみ、怒りや思いやり、歓喜や落胆、そして幸、不幸。

特に人間はその時その時の場面で感情や思考が変化します。

たとえば周りが自分より不幸なときは慈愛や安堵になり。

自分が周りよりも不幸なときには怨念を抱いたり自暴自棄になったり。

神様は私達生き物にいろいろな場面を与えてくれます。

それは何故かというと神の世界には無いものを人間や他の生き物はどのようにして克服していくのだろうと。

神様は1人1人に運命というものも与えました。
良い生活をしていても悪いほうに向かってしまう運命と。
悪い生活をしていても良いほうに向かっていく運命です。
運命を変えることはできませんがこれもきっと変わるのかも。

それを受け止める心というものがあるとすれば誰でも良いほうに向かって生きたい。

きっと自分の心の中で良くしようと願う満ちていく心と、悪くしようと思うひねくれた心の違いなのかもしれません。

目立たなくても良い。

人間として言えることは。

それぞれの限られた命のなかで、その時その時を自分らしく他のものと協調しながら生きることです。