西アフリカぶるきなふぁそ親爺暮らし

2003年、50歳にて西アフリカのブルキナファソに渡りボランティア。歳月を経ていまではすっかりブルキナ親爺になりました。

ブルキナファソの名物

2008-08-29 | Weblog
どこの国にも名物がありますが、たとえば日本で食べ物では寿司、乗り物では新幹線、芸能では歌舞伎、楽器で言えば尺八、他にも日本ならではのものが沢山ありまするが、ブルキナファソの名物といえば・・・・・・。
食べ物では「ト」という葛餅のようなものにオクラソースをかけて食べるものや、乗り物は特に無く、楽器で言えばクンデという三味線に似たものや打楽器ではジェンベなど、しかし残念ながらこれらのものは西アフリカの国々にもあるのです。
さて、ブルキナファソ独自の名物は~。
きっと人間なのかな、と思います。
皆穏やかで勤勉で人懐こいのが名物といえば名物だと思うのです。
一部の権力者を省いては本当に皆敏棒なのですが卑屈ではないのです。
ここに住んでいると本当にこの国が世界最貧国なのかと疑ってしまうほどです。
貧しくてもいつも笑があり陽気に暮らしている人々の姿を見ていると私まで心が豊かになるような気がします。
私も近所界隈では日本人の名物親爺で皆「トントン飯田」と呼んでくれますが毎朝パンを買いに出かけると近所の人たちと挨拶をするところから1日が始まります。
近所の八百屋に行くといつものおばちゃんがいてしなびたキュウリやナスを売っていますがいつも何か1つおまけをしてくれるのです。
野菜が入った袋をぶらせ下手歩いていると子供達が駆け寄ってきて握手をしてくれます。「トントン飯田、サバ?」と一人一人挨拶してくれてこれがとてもかわいいのです。

みんなの温かいふれあいの中で暮らせる贅沢は掛け替えのない幸せなことだと思います。

ブルキナ親爺のオリンピック

2008-08-09 | Weblog
いよいよ始まった北京オリンピック。

 ブルキナファソでもテレビで開会式が放映され各国の選手の入場そして華麗に演出された一連の開会のセレモニーはまさに世界の祭典に相応しいものでした。世界中の人の目がオリンピックに向けられている2週間は親爺もご多分に漏れず「頑張れニッポン!頑張れブルキナ!」と一喜一憂しながら日本やブルキナファソの選手の活躍を見守るわけです。

 ブルキナファソからは
OUELOGO K Hanatou    柔道 女子48キロ級
YOUGBARE Rene Jacob   競泳 男子50m自由形
NIKIEMA Elisabeth            競泳 女子50m自由形
SANOU Idrissa                 陸上 男子100m
SOULAMA Aissata     陸上 女子400m障害

と5人の選手が出場していますがブルキナファソでは出場選手が少ないせいかどうかわかりませんがサッカーのワールドカップのときのような盛り上がりはありません。 きっと誰かメダルでも取ればまた力の入れようは変わってくるのでしょうが潜在能力はあっても選手養成の環境などの違いもあり残念ながら期待のできるような選手はいないようであります。

オリンピック精神に「参加することに意義がある」とありますが親爺が考えるには果たして参加している選手はそう思っているのかというと勿論全ての選手は出た以上はあわよくば1番になりたいと思って参加しているのではないかと思うのであります。 何しろ4年に1度の世界各国の精鋭の真剣勝負の舞台なのですからそれぞれの選手は自分の可能性をかけて全力を出しきっているのでしょう。

 近年のオリンピックは純粋なスポーツマン精神のみの催しではなく政治や経済などに利用されてしまっているなどということも耳にしますがこれが良くないということではなくて無理にこじつけしまうとこれも別のカテゴリーのオリンピック種目と見れば良いのだと自分で納得しているわけで何時かは種目も変わるのだと思うわけです。

 まあ親爺は選手も応援をする人も「参加したことに意義があった」オリンピックになれば良いと思うわけでありまする。