もう3月だというのに初日の出のことを書いている親爺はいったい何をしていたかというと昨年8月に西アフリカでは初?の日本人居酒屋であります「和が家」を営み始めたのでございます。
「和が家」の意味は日本の和、私の家、ワガドゥグにあるなどの意味を掛け合わせて見ました。
なぜこのような暴挙に及んだのかといいますと日本から遠いブルキナファソに居りますとかつて日本で食べたものがほしくなるのです。
時には夢に見ることもございます。
熱々のラーメン、ふんわりとしたお好み焼き、餃子や焼き魚などどれも小さいときから食べなれているものなので時々無性に食べたくなるのです。
親爺は自分で食べたいこともありましてきっと他の日本の人も食べたいのであろうな、と同時に日本の居酒屋の大衆文化である垣根を越えたお付き合いの精神をブルキナファソの人たちにも伝えられたら、とも考え持ち前の親爺パワーを発揮してブルキナベの知人と二人で一心不乱にペンキを塗りセメントを捏ねて居酒屋を作ってしまったわけでございます。
居酒屋「和が家」には日本大使館やjicaの方々を始め台湾、韓国、フランス、イタリア、スイス、インド、レバノン、カナダ、アメリカ、ブルキナファソと多国の人たちが訪れてくれます。
親爺は日本で飲食業の経験は全くございませんが何とか日本の懐かしい味を作りたいと日夜必死の思いで調理に取り組んでおります。
また、こうしていることにより色々な方々と会うことができますし仕事を通して人生の励みにもなると思っている次第です。
人に会い、人に苦しみ、人に喜び、人を憂うことが人間らしく生きることと思うと同時に「和が家」で作る懐かしい日本の味を通じてブルキナファソに住んでいる多くの方々に私の故郷を知って頂きたいと切に願っているのでございます。