西アフリカぶるきなふぁそ親爺暮らし

2003年、50歳にて西アフリカのブルキナファソに渡りボランティア。歳月を経ていまではすっかりブルキナ親爺になりました。

親爺達の晩酌

2008-10-30 | Weblog
親爺は今日もブルキナファソの気候には慣れて入るものの雨季が終わってから40度を上回る気温が続いていてやはり暑く夕方近く3時~4時にになりますと暑さはピークに達します。
天井にある扇風機を最大にして気化熱で涼んでいると携帯からナムさんの声。

ナムさんは韓国人でブルキナファソに来てから20年、写真屋さんを国内に3件経営しています。
彼はそれまで色々なアフリカの国々を渡り歩きましたそうで、彼いわくブルキナファソが一番住みやすいといっております。
彼はそのほかにもミッショネールというキリスト教のブルキナファソの責任者でブルキナファソに来る信者の人たちのお世話をしたりもしています。
また、彼は世界一過酷なゴルフ場であります「ワガカントリー」の年間チャンピオンでもあります。


そのようなナムさんとは年も近いせいか妙に気が合いまして毎日のようにお互いにつたないフランス語で話し込んでおります。

今日も電話で近くの屋台に豚肉を食べに行こうということで屋台に着くとちょうど豚肉のグリルが出来立てほやほやで、早速ビールを飲みながら出来立ての豚肉をほおばり、世間話を始めるのでした。
その話の中のナムさんの言葉。
「俺は今まで商売をしてきたけど人の世話ばかりで全然お金が残らない、きっといつか神様が大きなプレゼントをオレにくれると思うんだ。」(笑)
この一言にナムさんの人間性がすべて現れている言葉でした。

ブルキナ親爺組合はなかなか奥深いものがありまする。

親爺の道楽

2008-10-29 | Weblog
親爺の数ある楽しみの中でも一番の楽しみは・・・・・・。
 といいますと何となくもったいぶっているようですが、石鹸を作ることなのです。

 ここブルキナファソには沢山の良い石鹸を作る素材があるのです。

まず代表的なものはシアバターです。
 シアバターはカリテという木の実から取れるのです。
西アフリカに生息する木でブルキナファソのものは特に質が良いとされているようです。
食用はもちろん保湿効果が高いので肌に塗るといつまでもしっとりとしています。


それからビサップという赤と白のハイビスカスの花弁を乾燥させたもので赤は主にジュースとして、白は主に料理用にソースの材料として使われます。
その昔エジプトのクレオパトラも飲用していたそうな。
クエン酸が多く含まれていて飲んでもいいし肌に付けてもいいのです。 親爺はいつもウォッカに入れて飲んでいますのです。


それからバオバブの葉から得られる粘性のエキスで皮膚水分保持、皮膚表面に保護皮膜を形成する事により、肌に潤い、柔軟性、つやを与えます。
こちらではソースに入れて「ト」と言う葛餅のような食べ物にかけて食べますが、これがまたオイシィ~のです。


まだあります、黒蜜といってブルキナファソの蜂蜜は黒いのです。 ブルキナファソは年間平均降雨量は440ミリといいますがサバンナにある少ない花のあいだをミツバチが一生懸命に集めた蜜なのでとっても中身が濃い~のです。

 
親爺はれらの素材を組み合わせて石鹸を作るのです。
昨日はまるで魔法使いのジジ~のようにもくもくと石鹸を作る釜ををかき回していました。

 
1ヶ月後、石鹸は完全熟成されるのです。

TAMTAMビール祭り

2008-10-25 | Weblog
首都ワガドゥグ市内の西に位置するグンゲという地区がありまして昨日は年に一度のビール祭りとか。
青年協力隊のクロさんに誘われビール好きというかお祭り好きな親爺も逸る心を抑えながら乗り合いタクシーで向かいます。乗り合いタクシーというのは決まったルートを走っていまして私の行くところまでは一度中心街に行ってから西に向かうわけで直に行く距離の倍の道のりになるわけで、そういうときに限って沢山の人が乗り込んできて小さな車内に6人もギュウギュウ詰めになりながらもやがて来る喜びにひたすらじっと耐える親爺でした。
TAMTAMに着くと大きな音で音楽が流れいかにもビール祭りという雰囲気が漂っていまして門をくぐると、いるわいるわ100人はいるでしょうか、白人黒人入り混じってそれぞれジョッキを片手に沢山のソーセージをテーブルにおいて、親爺は早速クロさんの姿を探知しようときょろきょろと辺りを見回し、一番奥のテーブルに日本人らしき団体を発見、近づいてみると、居ました居ました、クロさん始め7人ばかりの人たちがほろ酔い加減で親爺を迎え入れてくれました。さ~て、挨拶もほどほどにウエイトレスを探し、近くに居ないと見ると立ち上がり早足でカウンターに行き「ビェール、ビェール」と真剣なまなざしでお願いしビールを受け取ると帰りはゆっくりとつい顔もほころびます。さて後はソーセージを頼むと願いがかなうわけでして、まずはゆっくりとジョッキのビールをのどに流し込み「ウマイ!」と一言。それから余裕を持ってウエイトレスを待ってソーセージを頼みソーセージが来る頃にはお変わりと親爺の考えたシナリオ通りに事は運んでいます。
ビールの酔いが廻ってくるといよいよ親爺はゼッコーチョ~。
しかし、そこから当然シナリオ道理には行かないわけでクロさんは以前親爺と腕相撲をやり負けていたのを思いついたようでもう一度しましょうと言うので親爺は酔いも手伝い一戦応じることになりまして、またまた親爺パワー炸裂2度とも勝つことが出来ました。それを見ていた外国の人たちが加わり周りは腕相撲会場と化したのでございます。それから延々約2時間客もそぞろに帰宅し始め腕相撲コーナーも終わって時間は早朝1時、飲んだビール5杯酔いと脱力感に浸りながら、また乗り合いタクシーで一人孤独な我が家をめざすのでした。

ぶるきな親爺組合

2008-10-23 | Weblog
ブルキナファソにもやはり親爺と呼べる人はいるのです。
親爺の世界3大共通点はといいますと、

1、変なところで頑固。
別に如何でもいいようなところにこだわりを持ち、人の忠告は聞かず自分ではなんとなく気付いているにもかかわらず自分が正しいと言っては自分で相槌を打ちながらも話を濁す。

2、変なところで寂しがりや。
人と話をする時いつも主導権をとりたがり人が自分と関係ない話になると急に僻み変な洒落や挙動を起こし、また自分に意識を示してもらおうと必死に努力する。

3、変なところで見栄を張る
特に若い人と一緒にいるときなど自分ではよく解らないのにわかった振りをする。解ったといいながらも自分を大きく見せたがる傾向があり無理をして大盤振る舞いをしてしまうことがある。

そうなのです。
親爺という世代は頑固で寂しがり屋で見栄っ張りなのです。
それを理解してくれている人には甘え、解らない人は敬遠するというなんとも理不尽な世代なのです。

私の友達で何人か紹介しますと、

ナムさん
韓国人ですがブルキナファソ在住20年、写真屋さんをやっていて3軒のお店のオーナーですが、ゴルフが得意でいつも世界一過酷なワガカントリーでは優勝候補の一人です。若い女の子を好み特に日本人の女性には韓国料理をご馳走をするのが好きです。お酒は強くないのに自分で調子よく飲みすぎてしまいには何時の間にか寝てしまう自爆方の人です。

ディアノウさん
ブルキナファソ人の土壌学者で真面目なように見せていますが実は嫌味を言うことが趣味のようで人が嫌味を言われて困っていると目が笑っているといった感じです。ある村に行ったとき知らない女性が部屋に入ってきたので驚いて尋ねるとディアノウさんの部屋と間違えて来たらしく翌日事情を話すと私は知らないと憤慨していました。

シルバインさん
ブルキナで一番のベーシストミュージシャンです。ロマンチストでいつも熱く語るのが好きで、劇場型で感極まるとウルウルとしますが、女性の話になると自分は女性のファンが沢山いるがいちいち好きになっていたら身の破滅だから自分が本当に好きな女性を見極めたいといいます。が、どうも噂では彼女は沢山いるようです。

アレンさん
フランス人で6年前に軍隊のエンジニアで来てからブルキナファソ人の奥さんと出会い結婚し今はちょっと風変わりなレストランを開いています。大柄で体に似合わず少しシャイな面がありますが女性のお客さんには特にサービスがよく自分で作ったお酒を無料で振舞いますが男には容赦なく料金を取るシビアな面も持ち合わせています。

私も含めて本当の意味で共通するところといえば、
やはり親爺は何だかんだ言っても若い綺麗な女性が好きなんです。



親爺の憧れ

2008-10-19 | Weblog
ブルキナ親爺は北京オリンピックからブログではまた冬眠状態に陥り、かといって何もしていないのかというとそれはそれはあわただしい日々を送っておりましたのでブログの更新をするのがおろそかになってしまいました。これからも少しづつ継続しようと思っているしだいでありまする。
まずは親爺の戯言をお聞きくだされ。

「信念を持ち、相手の為に、周りの状況を考え、何事にも敬意を払い、相手の話を聞いては前向きに取り組み、何かを失うことは何か新しいことが生まれることと思い、戦うときは融和を前提に戦い、時々夢を見ては空想にふけり、驕らず、高慢にならず、卑屈にならず、偏屈にならず、いつも無邪気な童心を持って広い世界を見渡せるような、そんな人になりたい。」