iPhoneと星座
体調維持のために、ほぼ毎日ウォーキングしている。この季節、日中は暑いので早朝に歩く。4 時ごろはまだ真っ暗で、今朝は雲がなかったせいか、星がきれいに見えていた。試しにスマホ(iPhone15)で星を撮ってみた。
見出し画像がその 1 枚。ウォーキング中で三脚などない。手持ち撮影。設定は何も行わず(フラッシュをオフにしている程度)デフォルトのまま。写したい方にレンズを向けてシャッターを切る。iPhone が何かやっているようなので、それが終わるまで息を殺してじっとしている。
結果は見出し写真のようになった。何と言うことでしょう!プレアデス星団がきれいに写っているではありませんか。オリオンの小三ツ星もしかり。(明るさとコントラストを若干いじってある。大都会ではないが街灯やらなんやらで周りが真っ暗ではないせいか、普通に撮影したママだと全体が白っぽくなる。)
おうし座付近を切り出した画像
オリオン座付近を切り出した画像
iPhone の撮影データを見ると露出時間 1 秒、ISO 5000 だった。ISO 感度を落とし露出時間を長くすると画質を良くするとかできるのだろうが、三脚が必要かも。その前にもっと暗い場所に行かないと、何かワザを用いても、生きてこないだろう。
中坊の頃、実は天文少年だった。6.5 センチ屈折赤道儀の間接撮影で、土星を撮影したことがある。高価なモータードライブなどないから勘の手作業で 2 秒ほど筒を動かし(確か 200 倍くらいで、あっという間に被写体が視野から消える)、ブレのない環を伴った土星の画像を写真にできたときの喜びは今でも忘れられない。写真やネガがどこかに行ってしまったのは惜しまれる。時々ネットを検索してみるが、現代のデジカメによる天体撮影は、機材とソフトを駆使し、まるで天文台が撮影したような画像が並ぶ。とてもじゃないがニワカ素人が手を出せるような世界ではないと感じる。
そんな中、iPhone15 がお手軽に見せてくれた星空の画像には感動した。以前使っていた iPhone8+ では見れなかった世界だ。スマホの進歩は恐ろしい。普通の三脚やスマホのアダプターなどはあるので、どこか田舎の暗い場所に行けば、もっと見栄えが良い星座の画像が撮影できそう。などと、少しワクワクしてしまった。
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