最近の私のマイブームは風呂上り時の冷水シャワーです。デメリットとしては心臓にはあまり良くありませんが、心機能に問題なければ色々とメリットがあることが最近の研究でわかってきています。冷水は四肢末端を充分に冷やしてから体幹部に短時間あてるようにしています。お陰で風呂上りは靴下を履かなくても足先がポカポカしています♪
以下は記事の引用です。(出典:2022年10月25日 鍼灸柔整新聞 織田聡の日本型統合医療考)
「ととのう」という言葉が使われるようになったが、サウナ・水風呂・外気浴を順に行った際に得られる特別なリラックス感は迷走神経反射によるもの。高温のサウナに入って交感神経優位になった状態で、水風呂に入ると血管を締める交感神経がさらに一気に興奮するため、反射的に副交感神経が優位となり、血管が一気に弛緩する。水風呂に入っても短時間なので深部体温は高いままで、血液循環は改善する。筋肉も水風呂に入るときに過緊張となり、筋紡錘や腱ゴルジ器官を介した反射も起こり、筋弛緩へと向かう。ストレスフルな生活をして常々交感神経優位となっている人が、サウナに入り自律神経を揺さぶられることで、その調整能力をリセットさせていると考えるとわかりやすい。でもこれは冬場にヒートショックで高齢者が亡くなるメカニズムとも同じで、心肺への負荷も大きいので注意が必要である。
サウナで脳梗塞になるのは血管が弛緩し、もともと狭かった流入路への圧が下がり、その先の血流が不足するために梗塞がおきる。脳梗塞後の患者の血圧コントロールで血圧を下げ過ぎてはいけない理由と同じ。
不安のある人はサウナは無理のない温度と時間にして水風呂に入らず、ゆっくりと外気浴するだけでもよい。
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お風呂での高齢者の死亡は実際に知っている人でも2人います。
おひとりは、一人暮らしの方。もう一人は、ご自分はお元気だったけれど、統合失調症の奥さんと暮らしていた方でした。
私もだんだん、他人事ではなくなってきました。
なんとか、したいのですが。
ポイントは脱衣場の温度なので、患者さん特に心疾患を持っている方には脱衣場を温かくするようにアドバイスしています!(^^)!