今日はLi Timeの1,000WのDC-ACインバーターの使用報告。
先日、ブロ友さんから「 Li Timeの1,000WのDC-ACインバーターは安いけど使えるだろうか。」と問合せがあった。
あまりよく知らなかったので、 Li TimeのHPを覗いてみることに。
12V 1,000W 純正弦波インバーター 2,000W (瞬間出力)で、 13,599円というもの。
う~む、 純正弦波インバーターにしては確かにかなり安い。
但し、インバーターの出力周波数は 60Hzの固定で、リモコン接続には対応していない。
余計なものは省いて価格を下げた感じ。
安ければいいというものでもないが、価格が安いと言うのは最大の魅力。
Li Timeはリン酸鉄リチウムバッテリーではみなさんご存じの通り。
そんなLi Timeのインバーターを試してみることになった。
1,000Wのインバーターの割にはかなり軽い。
長さは30cm、幅17cm 厚さ8cm と1,000Wインバーターにしては小型。
半導体デバイスの性能も良くなるしインバーターとしての変換効率が良くなれば軽く小さくなるのは当然のこと。
1,000Wのインバーターでは電子レンジも機種を選ぶが、家庭用の小型インバーターエアコンは動かせるぞ。
Li TimeのHPから借用。
本体に付属するモニターには、バッテリー保護機能、高電圧保護、低電圧保護、高温保護等の状態が確認できる。
AC出力はコンセントが2個付属する。
インバーター本体に200Ahのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを接続する。
バッテリー端子両側のファンは吸出し。
ファンの動作はヒートシンク温度によって入り切りする。
接続は付属のケーブルを使う。
ケーブル太さは 6AWG だから 約14SQくらい。
インバーターをバッテリーに接続して電源を入れる。
インバーターの出力コンセントには何も接続しない状態でのアイドル電流は0.41A (5.5W) はかなり少ない。
これだと長時間電気毛布を使ってもあまり気にならないレベル。
取りあえず面倒なことは後回しにして、1000Wの負荷をつないで1時間近く放置した。
電気ストーブは900Wくらいだが、他の機器も同時につないで 1kwにした。
室内気温は23度くらいだが、約2分後にファンが回り始めた。
ファンの音はうるさい。(普通のインバーター程度)
実験風景
約1 kw出力時のインバーター表示。
ちなみにテスターで電圧を測ったら100V ちょうどだった。
1031W出力時のバッテリーからの電流は 12.8V 94.6A (1,210W)
簡単な効率では 1031W / 1210W = 85.2% となり、普通のインバーターと同程度かな。
実際は配線ロス等の影響があるので、それを差っ引くと変換効率はもっと良くなる。
左が負荷をつながない状態でのインバーター出力波形で、右が1kwの負荷をつないでの波形。
1kwの負荷をつないでもサイン波であるが、わずかにスイッチングノイズが分かるのと歪がやや増えているが問題ないレベル。
約1時間このままで放置。
取りあえずフルパワー出力でのテストは問題なさそう。
でもファンの音は耳ざわりでうるさい。
次はちょっと細かいところを探ってみようか。
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