まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.2107 重要文化財巡り、奈良編

2024-07-09 00:35:15 | 文化財
よろしくお願いします。














重要文化財巡り、奈良県には多くの重要文化財があるのが当たり前と言うのに、ほとんどその当たり前しかお伝えしてなかったと思います。そんなわけで今回はそれほど当たり前ではない奈良の重要文化財を巡って行こうと・・・、まあそれでも有名な所や名の知られた所はありますよ、写真3、4枚目にある旧奈良監獄はここでも何度か取り上げたことがありました。このゾーンで取り上げたのはならまちにある住宅、五條市にある寺院、明日香村にある石塔など、下から3枚目、4枚目にある秋篠寺は割と名の通っている寺院ですが、奈良の中心地からは離れた所にありこれも隠れた観光地と言った感じです。




















天理市から桜井市へと重文巡り、まずは天理市のJR柳本駅近くの上ツ道沿いに立つ長岳寺五智堂、周囲にはその寺院はなくお堂だけがポツンと建っている。では、その長岳寺はと言うと・・・、その場所から東へと進んで国道169号線を渡り、右手側に古墳を見ながら更に東へと行くと小高い場所にある長岳寺の大門へとたどり着く。そこから山門まで参道が続いているがその横を車道が通っているのでそこを相棒君と進んで行って山門前へ、ここからは拝観料を支払って境内へと入って行く。時期はちょうど春も宴たけなわな頃・・・ちなみにセンバツ決勝の日でした・・・で桜も一番見頃の頃、普段なら拝観料とるならパスするところだが今回は文化財巡り、ここは元を取れるよう寺院の風景を楽しむことにしよう。その後は桜井市へと入って大神神社へ、ここも以前歌碑巡りで来たことがあった所、大きな鳥居が目印のこの神社はいつも賑やかな雰囲気で、この日も春の陽気に誘われてなのかたくさんの人が訪れていました。最後に訪れたのは橿原市にある小さな寺院、特に観光名所でもなく名もほとんど知られていないこの場所にも重要文化財が佇んでいます。















最後のゾーンに並べたのは大和民族公園にある旧家屋の写真、どれも重厚感や歴史が漂う建物ばかりです。大和民族公園は季節の変わり目頃になるとネタ探しでよく行くのですが馬見丘陵公園ほどに風景に見所があるわけではなし、そもそも一番最初にここを訪れた目的が文化財巡りでした。ここにある旧家屋は元は奈良県内にあったものを展示用としてこの場所に移設したもので、中に入ると往時の暮らしの雰囲気を感じることができます。昭和を感じる暮らしの様子・・・とは言っても自分(一人称)の子供の頃にはそんな感じの家はたくさんありましたよ、今の文明がはるかなスピードで発達したんでしょうねえ。電話なんて昔は隣の家のものを借りなければならなかったのが今や一人にひとつ、小さくなってネットもできるくらいですもんね、過去のありがたみもどこへやら~、ですな、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2105 福井の旅(3)・・・港町で文化財巡り

2024-07-03 08:31:50 | 文化財
よろしくお願いします。

























GW福井の旅の記録は3回目、福井駅から芦原街道を進み三国港へとやって来ました。芦原街道だから鉄道線と同じように芦原温泉を経由してたどり着いたと思いそうだが、地図を確認すると芦原温泉を通らずショートカットで三国に行ける道があったのでそちらを選択、結局今回は芦原温泉を通ることはありませんでした。予定時間を少しオーバーして三国に到着、最初はここをサラリと流して折り返すつもりだったが、古い町並を見るとやっぱり足は止まってしまう、この辺りには登録有形文化財の建物が多くあってそれを巡るだけで予定時間をかなりオーバーしてしまいました。町の入口には巨大な百葉箱のような時計台、その先はレトロな時代を感じる建物が並んでいて観光客も多く賑やかな雰囲気、進んでは止まってカメラを向けるの連続で時間はますます押しまくりです。













町並を抜けて港へ、道の横を流れているのは九頭竜川で河口はもうすぐそこ、先へと進むと左側が九頭竜川、右側が日本海を分ける突堤が伸びていて一番先には灯台が立っている。今回の三国港来訪の一番の目的がここ、この港の突堤が重要文化財に指定されている。2011年に来た時はここはサラリと通り過ぎて東尋坊へと向かったのだった、ここが重要文化財と知ったのはその後でいつかは再訪を、と考えていたが結局それから13年もかかってしまった。今の4代目相棒君とは北への旅がなかったので初めての日本海、冬の厳しい寒さの中で荒れるイメージがある海もこの日は暖かい陽気の中で波も穏やか、砂浜や突堤にはたくさんの人が訪れていてここも賑やかだった。











えちぜん鉄道の終点三国港駅へとやって来ました、もちろん前回もこの駅には訪れていて夕暮れの時間に自転車をたたんで福井駅まで輪行したんだった。その時からサイクルトレインをやっていて自転車をそのまま持ち込んでいる人もいた、時間が押しているのでここは次の目的地である永平寺口駅まで電車で行ってもいいかな・・・と料金表を見ると、高いわこれは、しかも時間もかかりそう。これはコストパフォーマンスが悪いな、とのことでやっぱり自転車で走ることにした、ただ時間は押しているのでこの先の予定がどうなるか・・・、まあ行ってみなければ分からないか。ホームには一瞬乗ろうと考えていた電車が停まっていたが、こちらの思惑もよそにすぐに発車していった、電車はゆっくりと走り始めて登録有形文化財の橋をくぐってカーブするので姿はすぐに見えなくなった。さあ、もう腹は決まった、福井の旅1日目の走りはこの先後半戦、丸岡町を抜けて永平寺口駅を目指します、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2104 滋賀の旅4月編(1)・・・長命寺

2024-07-01 09:25:28 | 文化財
よろしくお願いします。











滋賀での走り4月編はGWに入ってすぐの頃、翌週に福井の旅を控えてチョイと走ったろか~ってな気分で行って来たのですが、まあ行ったら行ったで相変わらず大変な旅となりました。今回も目的は重要文化財巡りと三角点巡り、最近は朝はもう無理はしないで現地まで輪行と言うことでまずはJR比叡山坂本駅から走り始めです。ビワイチコースの県道へと出て少しだけ走ると比叡辻の交差点にある聖衆来迎寺、まずはここで重要文化財巡り、山門や本堂などが指定されていて境内は静かな雰囲気の中で佇んでいる。寺院を出て県道を北へと進んで行く、この先は三角点巡りですがその模様についてはまた別枠でのお送りとして、走りの方は堅田を経て琵琶湖大橋を渡り守山市へと入りました。

















ここからは琵琶湖に沿って湖岸道路を近江八幡方面に向けて走って行く、この道はもう毎度走っているのでお馴染みな所、湖からの風が涼しくて快適に進みます。早咲きの菜の花でお馴染みの第一なぎさ公園は今はシーズンオフ、次は夏のヒマワリ、となると7月くらいですかね。第二なぎさ公園にはBIWAKOのモニュメントがあって、それをバックに写真を撮ろうとしている人たちがたくさんいてまあ賑やかなこと、野洲川を渡ると右手側にはめんたいパーク、子供たちの楽しそうな声が聞こえてきます。マイアミランドでは三角点巡り、成果があったかどうかはまたの話として、前に訪れたことがある菖蒲園、チラホラと花が咲いているのは見えたがシーズンにはまだ早すぎるか。近江八幡市に入り目の前には大きな山が立ちはだかってくる、次の目的地はこの山、ここにある寺院で重要文化財巡り、長命寺交差点を左に曲がって湖岸道路から外れます。





















寺院の入口へとやって来ました、相棒君を駐車場に置いてここから山の中腹にある寺院までは約800段近くある石段を上って行く。最初はまあいいペースで上れて行ったが途中からは曲がり角あり、段の高さもマチマチ、足の踏み場所のタイミングが合わないこともあり、更に急な上りと800段と言う数をなめていたのか足の進みが遅くなってくる。先週の海住山寺の上りもキツかったがその思いがまた今週も・・・、これは車道の方を行っていた方が良かったかと後悔もしかけたが、駐車場横を過ぎて山門も見えてくると何とか報われた気持ちになって来た。山門を抜けて最期の階段を上って境内へ、建物はどれも朱を基調にしていて穏やかそうな印象を与えてくれる。ここでは三重塔、本堂、鐘楼などが重要文化財、他の観光客とは違って参拝もしないでただ建物を見て写真に撮っただけで寺院を後にすることに、帰りはさすがに石段はキツいとのことで車道を下って行くことにする。滋賀の走りはまだ前半戦、一応の目的はあるもののコースはノープラン、さあ、ここからどこに向かうことにしようか・・・、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2103 南山城三塔巡り(3)・・・海住山寺

2024-06-28 08:33:00 | 文化財
よろしくお願いします。













上り坂に悩まされた浄瑠璃寺、クマが出そうな山道を進んで岩船寺と巡ってきました、山城三塔も残りひとつ、早速行ってみることに、とその前に加茂界隈で重要文化財巡りです。まずはJR加茂駅へと下る道の途中、そこから少し外れた所にある文化財は十三重塔とある、また少し不安になりそうな山道の上りを行くとありました。そこは墓地でちょっと不気味な感じ、その敷地の中に石造の十三重塔が立っているがすぐ横には鳥居があり、写真は少し変なアングルで撮るしかなかった。次に巡ったのは加茂駅近くの神社、隣には廃寺があって昔は神社と一体だったみたいだが今は上の写真にある通り、ここにも十三重塔があるのですがてっぺんは折れてしまっていてまさに廃れてしまっている、その分神社が華やかさを誇示していると言ったところでしょう。



























さて、三塔巡り最後の目的地、海住山寺へと向かうこととしよう、この寺院は前に行ったことがあるがその時の大変さを覚えているので、今回は相棒君を加茂駅前の駐輪場に預けて徒歩で向かいます。駅にある案内表示では寺院まで約40分、それくらいで行けるのか~、と思って加茂の町並を抜けて木津川を渡って緑が広がる中の上り坂を進んで集落へと入って・・・、その先から寺院への急激な上り坂が始まります。最初はまだ普通に上れていたが傾斜はだんだんキツくなっていく、前にも上ったことがある坂だったがちょっとなめていたかも、途中からは前屈みにならなければならないほどで息も上がって来た。寺院の表示があり今歩いている道から一段高い所に山門が現れる、こちらが昔の参道だったのだろう。やっと傾斜も緩くなってやがて寺院へとたどり着く、駅から40分ってあったけどもっと時間がかかっていたような、標示に偽りありなのか自分(一人称)の体力がなさすぎなのか・・・。










受付に行くと境内を巡るだけなら入山料は100円と言われた、何と良心的な寺院なんだ、とにかく寺院は門をくぐるだけで高い料金を取る所が多いですからね、境内を見て回るだけなのに。マップには文殊堂に重要文化財の印が付いているがこの寺院で有名なのは国宝の五重塔、日本で二番目に低い塔だが、うねうねの激坂を上ってきただけにこの五重塔を見ると努力は報われたなあ~、と思わされる。境内にはなすびのモニュメントがありその側には「親の意見となすびの花は・・・」と記された碑、小学生の頃この言葉を教えてもらったなあ、と40年以上前のことをふと思い出した。帰りはさっき苦しめられた激坂を下って行くが2番目のゾーンの最後の写真を見ても分かるように、ジェットコースターのようなうねり具合と傾斜、ここを上って来たのかあ。加茂駅に戻ってくるとお茶ラッピングのディーゼルカーを見ることができた、坂の上り下りで足はガクガクになっているが奈良までは相棒君との走りが控えている、ちょっときつい上りもあるがここはゆっくり帰ることとしよう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2097 重要文化財巡り・大阪編

2024-06-18 07:34:54 | 文化財
よろしくお願いします。












4月の気候のいい日に大阪へ、目的は文化財巡りで三角点巡りもちょっとだけ、ただそちらの方はほとんど成果が上がりませんでした。それに比べると文化財の方は確実に目に見える所にありますからね、まずは藤井寺市の中心部を抜けて葛井寺へと向かいます。近鉄藤井寺駅は天王寺より南にある鉄道の駅の中では一番乗降客が多い駅だとか、駅前はたくさんの人で賑やか、その流れは商店街まで続いて行くのですがその中を通り抜けると葛井寺へとたどり着きます。寺院の入口にある山門が重要文化財、境内にもいろいろと建物はあるがそちらは文化財には指定されていない。葛井寺だから藤の寺、となるとこの季節、藤も見頃かと思ったが藤棚はまださみしい光景、見頃はまだ先と言った感じでした。













場所は変わって堺市、仁徳天皇陵の脇を通り過ぎて大仙公園へとたどり着きました。気候のいい日はやはり公園に来たくなる人が多いようで、この日はたくさんの人が公園に訪れていました、園内を自転車で走るにはちょっと申し訳なく思うほどの混み具合です。ここにもひとつだけですが重要文化財が、堺市博物館の手前に茶室があるがそこは登録有形文化財、その茶室から少し外れた所にある石造の九重塔が重要文化財、元は千早赤阪村にあった寺院の塔がここに移設されたとか。茶室は塀に囲まれた庭園にあってそちらの方にはたくさんの人が訪れているが、自分(一人称)のお目当てだった塔の方は誰も見向きもしない、茶室よりもこちらの方が文化財的には格上なんですがねえ・・・。
























仁徳陵と大仙公園に挟まれた道を西へと進んで国道26号線の高架の下をくぐると右手側に寺院が見えてくる、堺は寺院が多い所で阪堺線に沿った市の中心部では密集しているがこの辺りはその一番南側に当たる。ただマップについている重要文化財の印は少なくて、道から見えている寺院とそこに隣接する小さな寺院の2カ所だけ。町中の道へと入ると駐車場があってその奥にあるのが南宗寺、いくつかの建物が重要文化財に指定されているが観光客で賑わうという感じではなく地元に溶け込んだ感じの寺院と言った感じ、むやみに観光に走ってない雰囲気が良かったですね。その後は市の中心部に向かって寺院巡り、こちらの方は割と観光に走っている感じもするがそこは根っからの観光都市である堺、その雰囲気は否定せずに素直に受け取ればいいでしょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち