まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1299 備前の旅(4)・・・湯郷温泉

2020-03-31 09:23:53 | 旅行記
よろしくお願いします。













岡山備前の旅、前回はJR姫新線で林野駅まで乗車だけで1枠使いました、駅前で相棒君を立ち上げていよいよ出発です。美作市の玄関口とは言っても市の中心部からは少し離れていて、朝早い時間はまだ人の姿を見かけない、天気予報では晴れとなっていたが、まだ昨日の雨の雰囲気を引っ張っているかのようで空は雲の流れが速くなっている、ここを出るともう逃げ道がないルート、雨だけはご勘弁願いたいところ。ゆったりのペースで走り始めてまずは美作市役所へ、ここでの目的は万葉歌碑巡り・・・なのだがその歌碑がなかなか見つからない、この下りについてはまた歌碑巡りの項を設けてのお伝えとしておきましょう。市役所前の橋を渡って国道179号線へ、川沿いを進んで行くとすぐに分岐点、ここからは国道374号線となる直進方向へと進んで行く。道路標識の看板には備前までは43キロとある、ほぼ奈良から大阪までの距離だから3~4時間ほどで行けそうだが、今回は初めての所でいろいろと見所も多そうなのでゆっくりと行くことにしよう。



















国道を進んで間もなく湯郷温泉の入口、かわいらしい双体道祖神がお出迎えしてくれる、ここからは温泉街の道を進んで行く。朝早い時間なので人の姿はほとんど見かけない、からくり時計や玩具博物館など温泉以外にも見所はいろいろとあるが、走ってて気になったのは写真下6枚にある昭和館、時間があったらちょっと寄り道しても良かったのだが、まだ開店してなかったとのことで外観だけの撮影となってしまった。いろいろと懐かしい、ああ~昭和やな~、と言う物や看板が目に付いた、数年後にはもう走ることが実現になるリニアモーターカー、昭和の頃は未来の乗り物としてまだまだ空想で語られるだけの乗り物だった、今は具体的な車両の姿も公開されたりしているが、昭和の頃は写真にあるようにこんなイメージやったんやな~。とりあえず奈良にもリニア新幹線が走る予定だが、果たして自分(一人称)が生きている間に見ることができるのだろうか・・・、まあ乗ることは多分ないと思うのですが。













温泉街を走っているがもちろん温泉には入りません、ホンマ、何のための旅やねん、って言われそうだが、この風景を見るだけで十分なのです。と言うことで次にやって来たのは温泉街の中にある寺院、写真1枚目にある民家の間の狭い石段を上って行った所にある寺院では町の人が初詣の準備に追われていた。昨日もそうだったが訪れた寺院神社はどこも初詣の準備で忙しい頃、そんな年の瀬に自転車で旅とは何とも呑気なことだがお許しください、この日しかなかったものですから。この寺院の一角に急な上りの径があった、実はこの径が万葉歌碑巡りの目的地だったのだが、下に置いてきた相棒君が心配なのと、舗装されてない道が昨日の雨で緩くなっていて歩きにくかったこともあって、今回は断念することとした。ただ次回の宿題としておいても次はいつ来ることになるか・・・ちょっと残念な気もしたが、ここは気分を変えてこの先の旅を楽しむこととしよう。相棒君へと戻り走り始める、温泉街とはもうお別れ、ここから先はいよいよ備前へ向けての本格的な走りへと差し掛かって行きます。それにしても天気が心配、川沿いなので風もキツいし寒さもキツい、この先も無事に行けることを願って次回へと続きます、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。         まちみち




No.1298 奈良交通62番系統

2020-03-30 10:55:17 | バス
よろしくお願いします。















今回は久しぶりのバス停巡り、奈良市の南に当たる山村町バス停から近鉄、JR奈良駅方面へと向かう62番系統を中心に枝線となっている系統も含めて、市内循環線との合流点となる高畑町バス停まで巡って行ってみることとしましょう。
まずは出発となる山村町バス停、周辺は写真1枚目、2枚目、5枚目にあるように田園風景が広がる所、見通しのいい所で若草山や興福寺の五重塔もくっきりと見ることができる。集落は坂を上った所にあってその辺りは山の辺の道北ルートが通っている、そんなに大きな町ではないがここから始発となるバスは1時間に3~4本走っている。ここから西へ少しだけ行くと国道169号線がありそこは奈良天理間のバスが走っているが、昔は10分に1本は走っていたバスも本数が減らされてしまった。いわばこれから紹介するルートの方が本数を逆転して保っていると言うことだが、こんな何もない町から始まる路線とはどんな所なのか・・・。と言うことで山村町バス停を出て広くクネクネとした道を行くと次は円照寺バス停、山の辺の道北ルートが通る寺院だが、前に来た時は・・・その時は万葉歌碑巡りで来ました・・・木々に囲まれ鬱蒼とした参道を進んで行ったが山門は閉ざされていた、寺院の一般公開はされていないとのことだった。















進行方向右手側に集落が見えてきて、八島町、藤原町と町名が付くバス停が続く、でも左手側はずっと変わらず田園風景が広がっていてここでもさほど乗客が多くなるとは思えない。藤原町バス停を過ぎるとこの間ここでもお伝えした地蔵院川を渡り次のバス停へ、と行きたいところだがここでちょっと道を逸れて東へと入る。上り坂を進んで行くと途中にひとつバス停を挟んで、やがて開発された住宅地となりその一角にある藤原台バス停へとたどり着く。ここは山村町行、奈良駅行バスが一旦ここを経由する系統もあるし、ここを始発とするバスもある、平日のラッシュ時の時間を見ると割と本数も多いことだから、この路線はこの地域に住んでいる人たちのために本数が確保されていると言ったところだろう。再びさっきの道へ戻って次のバス停は南古市バス停、ここで道は2つに分かれていてここは右の上り坂の道へと進んで行く、下3枚目の写真にあるように両脇を竹藪が囲むような道だが、両方ともその向こう側は住宅地でこの辺りはもう完全に奈良への通勤圏となっている。次のバス停は東市小学校バス停、道は小高くなった丘陵地を走っているが、周辺は古くからの町と開発された住宅地が混同していてここも乗客が多そう、それにしてもバス停の待合所は屋根がはがれていてみっともなさそう、早く修理してあげればいいのに・・・。















前のゾーンの一番下にある写真の春日苑住宅バス停を出ると次の護国神社バス停、ここでもまたまた寄り道と言うことで写真1枚目にある交差点を「護国神社」の碑が立つ方にある道へと入って行く。道は緩やかな上りで護国神社の入口前を通り過ぎて、そこからは急な上りになって和楽園バス停へ、その後は護国神社の正面口を通り過ぎて次の奈良佐保短期大学バス停、更に上りを進んで行くとこの枝線の終点となる鹿野園バス停へとたどり着く。鹿野園は閑静な住宅地と言った感じ、バス停のある所は山の辺の道が通っている所に近く、ここを北へと自然歩道を進んで行くと高畑町や百毫寺方面へと行けるが、バスとなると1時間に1本のバスを待たなければならない。さて、いませっせと上って来た坂道をスイ~ッと下りて護国神社バス停へ、ここを過ぎると後は萩が丘町バス停、高畑住宅前バス停と通り過ぎて、やがて奈良教育大前にある高畑町バス停へ。奈良駅行のバスはそのまま真っ直ぐ進んで市内循環路線へと入り、春日大社、東大寺の前を通り過ぎて奈良市の中心部へとたどり着く。奈良に観光に来た人が奈良公園に行きたい時には大概市内循環バスを勧められることが多いが、ある程度の本数が確保されている山村町行バスは意外なめっけもんになるかも知れません、ただ通勤路線を走るバスだから空いているとは限らないかも・・・、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち



No.1297 2020年初走りは大津市へ(2)

2020-03-26 09:55:42 | 旅行記
よろしくお願いします。














正月2日、今年初めての走りはお地蔵様や小寺院を巡りながら自分(一人称)のペースを守りながら大津市へとやって来ました、浜大津まで来ると北へ行くか東に行くか、と迷うところですが今回は北へ、京阪石山坂本線を坂本方面に沿って進んで行くことと決めました。と言うことで写真にある風景、やって来たのはどこかと言うと京阪穴太駅から細い道を下りてきた所、琵琶湖を見下ろす高台にある閑静な住宅地です。ここでの目的は都巡り、そちらについては以前にお伝えしました、住宅地に入ると写真1枚目にある大きな薬師堂に突き当たり、その手前には小さなお地蔵様が並んでいる。ここから坂本までは一本道、昔は比叡山へと向かう人々が通ったであろう旧街道を、お地蔵様と小寺院を巡りながら進んで行ってみることとしましょう。

















それにしても見所が多い所、ちょっと進むと寺院があって、またちょっと進むとお地蔵様、たった数メートルしか距離が稼げない状態が続いている、まあ時間は十分あることだからゆっくり進んで行くのもいいだろう。坂本と言うと今年の大河ドラマの主人公、明智光秀所縁の地と言うことで、それをPRするのぼりやポスターもいくつか見かける、ドラマはまだ始まったばかりで今は美濃が舞台だが、いずれはこの地が舞台となってクローズアップされることとなるだろう。その大河『麒麟が来る』↓↓↓



どうですか?放送前に出演者が逮捕されて撮り直し、放送開始が延期されるなどミソがついてしまいましたが、今のところ視聴率はいい感じで順調な滑り出しと言ったところではないでしょうか。明智光秀と言うと戦国時代に表れた武将、織田信長と幕府のつなぎ役、信長からいじめを受けて本能寺の変、最後は天王山・・・とまあ一般的に歴史で知られているのはそれくらい、若い頃についてはほとんど資料がないとのこと、今放送で語られているのはその時期、史実を絡めてそこに主人公をはめ込んでいる感じです。それにしてもこのドラマ、毎回ヒリヒリしますね~、いや、いい意味でですよ。達磨落としの上にやじろべえがユラユラ揺れている感じ、誰かが一言言葉を間違うと一気に爆発してしまいそうな危うさが漂っている、まあその爆発の結末が本能寺になるのでしょうが、そこにたどり着くまでにはどのような経緯をたどるのか・・・毎週日曜日の夜はそんなヒリヒリ感で大河を見ることとなるのでしょう。逮捕者の代役となった川口春奈、なかなか頑張っているんではないでしょうか、帰蝶と光秀の関係はどことなく一昨年の『西郷どん』の篤姫と西郷どんのイメージをダブらせる感じです、それにしても岡村さん、最初から気になっていたのですが何なんでしょうね~?敵か味方か、この先キーパーソンになってきそうな人です。
















またまた話が逸れてしまいしたが、走りの方はいよいよ京阪線の終点、坂本へと近づいてきました。写真6枚目~8枚目には京阪松ノ馬場駅から坂道を行った所にあるお堂、いくつかの道標が立っていて坂本が近いことを示しているかのよう、ここを過ぎると進行方向右手側には旧街道風の町並、左手側には大きな寺院へと続く参道が現れる。坂本の寺院の並びは前に来たことがあるが、宗派にとらわれない自分(一人称)には敷居が高いと言うか足を踏み入れるのを躊躇してしまいそうな雰囲気、ここは単純に目に入ってくる町並を楽しんで行くようにしよう。坂本駅前にあるお蕎麦屋さん、ここは前に登録有形文化財巡りで紹介したことがありましたが、その時も今回も店の前ではたくさんの人が順番待ちをしている、時間はちょうどお昼のご飯時か、箱根駅伝往路ももうゴールの芦ノ湖が近づいてきている。さて、自分(一人称)の走りの方はまだまだ中盤戦、この後は坂本の町並を過ぎて明智所縁の寺院へと行ってみようと思います、まあまた大河の話をするかも知れませんがお付き合いくださればありがたいことです、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち



No.1296 お地蔵様で町巡り・・・八尾市、河内街道編

2020-03-25 10:43:25 | まち
よろしくお願いします。



















お地蔵様、小寺院を巡りながら八尾の町を走っています、前回は八尾市の中心部の外れ、旧奈良街道が通る町並を走りました、今回はその続き、JR八尾駅付近へと戻ってきて河内街道を北へと東大阪市方面へと進んで行ってみようと思います。
奈良街道がT字になって折れる所に小さな道標が立っている、写真1枚目にあるのがその道標、そこには柏原、八尾、平野とJR大和路線の駅名が彫られている、でも道標があったのは鉄道開通以前だろうからどの地名も古くからあったのだろう。T字を左に折れた所から始まるのが八尾街道、ここから踏切を渡って少しだけ進んだ交差点の一角には写真2枚目にある道標が立っている。「すぐ柏原」と字が刻まれているのが見えるから柏原は近いんやな~、と思ってしまいそうだが、この「すぐ」と言うのは「直ぐ」=真っ直ぐと言うこと、お間違えのない様に。このすぐ柏原がどちらの方面を表しているのかはまあ良しとして、今来た方向から真っ直ぐ北へと進んで行くと旧街道の雰囲気が漂う町並へと入って行って、その緩やかな弧を描くような道の途中ではいくつかのお地蔵様と出会うこともできる。














やがてたどり着いた南本町の交差点には大きな屋根が供えられた地蔵堂、ベンチもあるから市民の休憩場所になっているのだろう。この交差点からがスタートとなる河内街道は、北西方向にある細い道へと入っていよいよ市の中心部である近鉄八尾駅付近へと近づいて行く。この辺りにも旧街道の雰囲気が漂う町並は続いていて、道端には小さな道標もいくつか見かける、この道標については前にもお伝えしたことがあるので今回はスルーしておきます。さて、河内街道は交通量が多い交差点を通り過ぎてアーケードの商店街へ、その途中で道が分かれている所があってそちらへと入って行くとたどり着いたのが写真下4枚にある常光寺。山門の前には八尾地蔵尊の碑が立っている、町の中心部に当たる場所にあるが境内は結構広々としている、その一角にはこの寺院が河内音頭の発祥の場所だと言うことを示す看板も、と言うことはこの広い境内が地蔵盆踊りの場所となっているわけか、河内音頭で踊るわけだから結構賑やかなことだろう。アーケード商店街へ戻ると人の行き来が多く活気があって賑やか、どこからか河内音頭も聞こえてる、八尾の人は総じて陽気な気質なのかも、それが町の雰囲気からも感じられる。


















河内街道は八尾の市街地を抜けると東大阪市、大東市、四條畷市、寝屋川市を経て枚方市まで至っている。東高野街道と並行しているが2つの旧街道は距離が離れているので道中の雰囲気もまるで違う、東高野街道は国道を通っていてバスや車も多く自転車で走るには気をつけなければならないが、こちら河内街道は普通の町並の中を通るので、いわば庶民的、たまに車やバスが通る部分もあるが東高野街道と比べると格段に走りやすい。小さな寺院やお地蔵様を写真に収めながらやがて近鉄若江岩田駅付近へ、駅前は人が多くて賑やか、以前は踏切で足を止められたが今は駅も高架になって人も車も流れが良くなった、まあその分気をつけなければならなくなったのは承知のことだが。活気のある町並を少し進むと趣のある家屋に道標、お地蔵様もあって、その辺りはさすがにここが旧街道だと言うことを思い出させてくれる。この先も走りは続いて行くが、今回のテーマは八尾市でのお地蔵様巡りだったので、この走りの記録はここまでとしておきましょ・・・って言うか、実はこの後枚方までは走ったのですが案外ネタになる撮れ高がなかったんですよね、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち


No.1295 地蔵院川(後編)

2020-03-23 10:25:38 | ふうけい
よろしくお願いします。



















今回は超地元ネタ、地蔵院川巡りの後編です、奈良市東部の山の中にある池から始まった川は整備された水路をたどりながら平野部まで下りてきました。前回の終わりは上ツ道が通るJR帯解駅付近、川は道と交差すると藪の中へと姿を消してしまう、今回はまずは写真1枚目のお地蔵様から始まりです。写真3枚目で初めて川が姿を現すが道と川はなかなかリンクしないで、駅からは結構離れた所でやっと見つけることになる。川はその後県道754号線を交差して田園風景の中へ、それをたどるようにして一番近い道を進んで行くがそこは車も通れないような細い道、この辺りは前に夜に近道をしようとして走ったことがあるが、ほとんどがあぜ道でしかも明かりがなく道に迷ったことがある所。近くにはイオンモールがあるが車や人の喧騒もない田園風景は昼間でも寂しい雰囲気、やっとこさで川を見つけてそこに架かる小さな橋を渡ると三橋の集落へと入る。










JR帯解駅とJR郡山駅を結ぶ県道へと出て西へと進むと国道24号線との交差点、ここで地蔵院川が両方の道をくぐり抜ける。ここまで田園風景の中を流れてきた川は左程川幅を広げることはなく、両脇は草が生え放題の荒れた姿を晒したままで、いよいよ大和郡山市の中心部に近い住宅地へと差し掛かって行く。国道24号線が通っている辺りは民家はなく田園風景の中だが、この西側の川が流れる辺りは新興住宅地なので氾濫による水害が気になるところ、実際に避難準備も出た地域だがこの川の風景をみるとちょっと心配になってくる、大丈夫なのだろうか・・・


















その点は心配なさそうだ、とまでは言えないかも知れないが備えあれば患いなし、最近この付近は河川工事が行われていて整備が為されてきている、この付近の住宅地が平和住宅と言う名称なので、その名前の通り平和な地であってほしいものです。住宅地を抜けると川はまた田園風景の中、新興住宅地から離れた所に見えているのは稗田の環濠集落、川はその集落を避けるような感じで流れている。向こう岸を通っているのは京奈和自転車道、更にその向こうには佐保川、2つの川はしばらくの間並行して流れる。自転車道が通る橋を渡って中洲の道へと入る、今回は川の合流点を見るとのことでこの道を行くことにする。その行き着いた所は上の写真にある通り、2つの川がYの字に合流していて道はこれ以上先に行くことはできない、前に京奈和自転車を巡った時にこの道に入ってしまい、時間を無駄にしてしまったことがあったが今回はあえてこの道に入ったわけである。奈良市の東部からたまには行方を見失いながらもその流れの経緯を見届けてきた地蔵院川もここで終わり、その始まりから運ばれてきた水はこの先佐保川、大和川をたどって大阪湾へと注がれて行くこととなります、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち