前の写真の続き。
動画にしてみた。
去る5月9日。朝2時に眠い目をこすりながらハレアカラ火山に車を走らせた。
途中風も雲もなくカフルイとキヘイ方面の明かりが満点の星空に包まれた壮大な夜景を見ながら、
約3,300mの山頂まで車で登頂。そこからパワースポットと言われてる少し小高い丘に登って、
そこから日の出を待った。うっすらと明るくなるにつれ眼下に広がる広大な雲海が距離感を喪失させる。
その遥か向こうから太陽がでてきたときには、ほんとうに感動した。
2010年5月初マウイの宿は、多くの日本人観光客がラハイナやキヘイといった西側を目指す中、
ノース、というより東側、サーファーとウィンドサーファー、アーティストにヒッピーが集まる
ローカル色の強い「パイア」というところから、ウィンドサーフィンで世界的に超有名な
ホキーパビーチを越えて、さらにハナハイウェイを南下、10階建てのビルよりも高い波が押し寄せるという
通称「ジョーズ」も通り越し、ローカルのラジオの電波も届きにくくなるころ、左折。
未舗装で車が一台しか通れないような道をひたすら海のほうを目指して下って行き、
ひょっとしてカーナビが間違ってる? こんなところでええの?と不安MAXになるころに、
ようやく到着した、「リリコイ ジャングル コテージ」。
オーガニックやロハスという言葉がそのまま当てはまりそうな、ちいさい宿。
電気は屋根のソーラーパワー。
そしてシャワーは、部屋から徒歩20歩くらい離れたジャングルの中!!!
なんというか、雰囲気抜群なのだが、いかんせん「蚊」が激!
咬まれないようにシャワー中、絶えず踊っている必要がある。
ちなみに、温水はちょっと熱いくらいまで調整できて快適。
裏庭には、トロピカルジャングルが広がっています。
宿の前の風景。
残念ながら海がちょっと遠い。
あと、全く気にならないのですが、この写真左に一般の家が一軒あってまったくの無人地帯ではないのです。
そしてここのオーナー家族は、この宿の奥にすんでいるのですが、木々に遮られて適度な独占空間を保っています。
トロピカルジャングル系に囲まれているので「サンライズ」は見れないのですが、この時期はいい感じの「サンセット」が見れました。
そして夜になると、満点の星空。
周りは人口の明かりがないから月が隠れると、足下も見えないくらいの漆黒の闇で、聞こえるのは鳥や小動物の声と、
風に揺れる木々の音。
「ザッ、ザッ」「ペタッ、ペタッ」・・・・
夜中寝ていると、急に「人が椅子を引きずってるような音」とか「雪駄で歩く音」、みたいなんが聞こえたりします。
はっきり言うて「ゾッと」した。たぶん自然界の音なんでしょうが、一旦「想像」してしまうと、とてつもなく
そのイメージに縛られてしまうのですね。。。
あー怖かった。
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さてこのコテージ、日本のガイドブックとかにはたぶん紹介されてないし、あんまり知られてもないみたいです。
一応、「バケレン(パケーションレンタル)」の分類で、基本は自炊です。
オーナーのマークさんはアメリカ東海岸から7年前にここにやってきたそうで、「もう永住するでぇ、ここは
信じられんくらいええとこや」。小学生くらいの子供さんがいるようですが、環境的にはトムソーヤーだ。
しかも、車で30分で普通のアメリカの巨大文明にたどり着く事も出来るこの立地。
「ジュラシックパークごっこ」だって、そのままできる!
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英語のHPしかないですが、ここは一見の価値あり!値段もまぁ、リーズナブルな方です。
LILIKOI JUNGLE COTTAGE
頸椎ヘルニア発症から、早くも4年が経過。あまり悪くもならず、よくもならず。。。。
でも、すっかり遠のいてしまったのが、ウィンドサーフィン。
あんなに、魂まではまり込んでいたのに。
「健康」であるー
本当に、それが一番大切かな。
あんなに憧れていたマウイにやってきて、目の前の「波の無い」(でも強風)ビーチを見て、
やってみたい、という気持ちよりも、「恐怖」を感じた。。。
嗚呼、こんなことなら、ヘルニアになる前に来たらよかった。。。
ところで、このウィンドサーフィンの聖地と言われる「ホキーパ・ビーチ」は、
冬になると想像を絶する世界が展開されている。
次回は、それを見に来よう。
マウイ島ハレアカラ火山山頂にきって来ました。
標高3000mからの夜明け。
まだ三日月と金星が夜空に残っていました。
6時前。眼下に広がる広大な雲海の向こうから、神々しい太陽がでました。
この荘厳さは、写真ではまったく表現できまません。0%です。
この場所に静かに座って、ゆっくり、深く息をしてみました。