猫と魚と旅行に、ちょっと風

週末極楽ウィンドサーフィンと、
ほれほれ釣り吉&シンハーの日記。

レイキ発祥の地へ

2011年02月18日 | 旅行

鞍馬寺に行ってきた。
前の日に雪が降ったので、かなり期待してたのですが、
ほとんど積もってなくて、景色的にはいまいちの2月でした。

腰も首もトホホ状態なので、仁王門からケーブルカーで一気に多宝塔駅へ。



そこからとほほと歩いてしばし。鞍馬寺正殿前に到着。

鞍馬といえば臼井甕男氏という人がここでの修行で確率した霊気治療、
のちにハワイなどから戻ってきた「レイキ」発祥の地ですね。
そして、この正殿前にある六芒星の中心に立つと、気を受けると言われています。
もちろん、立ってみましたが。。。。

正直、何も感じることができませんでした。



伊勢神宮の外宮にある「三石」に手をかざしたときは、
マジでびっくりするくらい「ビリビリ」ときたのですが、
今回は残念ながら。。。

正殿では、お経?があげられてて、
よく聞く感じと少し違うなぁと思いつつ、
不謹慎ながらその心地よい声に、しばし耳を澄ましました。
(その後、般若心経をあげられてましたが)

それから、鞍馬寺の本尊である毘沙門天が、この地に出現したのが
寅の月の寅の日の寅の刻であったということから
ここには狛犬ならぬ、「阿吽の寅」がいてました。
寅年の初詣はえらいことになるそうです。



道中の苔むした石組みと所々に残る雪が印象的でした。



鞍馬駅の近くに団子屋があったので、ひとつづつこうた。
これが、ゲロウマっ!!!! 鞍馬に行ったらこうてみるべし!





出町柳に戻り、お昼を食べて、下賀茂神社に行ってみた。



正門に続く道の両側に小川が流れて、そこに青空が反射してちょっと幻想的。



初めて行った下賀茂神社。干支ごとの小さい賽銭さんがありました。
なんだか、なんでもあり(ご利益)の総合神社みたいな感じで、
個人的にはあまり。。。



その後、てくてく歩く事約20分。
な が調べてたわらび餅がうまいという茶店をたずねた。
宝泉



下町の中にふっと現れた、たぶん昔は金持ちの個人の日本家屋。
中庭のある座敷で「わらび餅」をいただきました。
すごーく美味しいのですが、ちと高い。
でもこれ以上たべると嘔吐くかも。。。

ぶらり京都は鞍馬&出町柳散策でした。

最後に、鞍馬正殿の中で見つけた「光に向かって」という祝詞があり、
ちょっと印象的だったので、ネットで調べて写真に載せてみました。




高野山に行ってきた。

2009年12月31日 | 旅行

これまたちょと前の話ですが、09年11月、5年ぶりに高野山に行ってきました。
今回は、奥の院一の橋に近い「恵光院」さん。
ここのお坊さんは英語も堪能ということで、外国人観光客が非常に多かったのが印象的。





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前回は自分の心が折れてしまってたときに一乗院に宿泊したのですが、
そのときに宿坊に張ってあったポスターが強烈なインパクトを放っていました。



たよってばかりじゃダメ!

長引く不況の中、仕事の悩み、恋の悩み、現代の人々は様々な悩みや苦しみを抱えています。
そんな時、神頼みで救われると思ってませんか?それは他力本願も甚だしく、何の解決にもなっていません。
本当の解決策は自分の心の奥底にあるのです。



う~ん。。。
その時期はまさに「神頼み」でやってきた高野山。
写経してみたり、朝のお勤めに参加してみたり、
奥の院も行ってみたけど、やっぱり自分の心の奥底に
巣食らう暗い闇は消える事がなかったのでした。。。

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さて、それから5年経った今。
まったく異なる目的で、ここにやってくる事ができました。
それは、今年からハマってしまったYOGAに派生します。
ここ高野山の密教、真言宗はもとをたどると中国経由でインドに行き着くのですね。
例えば般若心経。
大乗仏教の空・般若思想を説いた経典の1つですが、YOGAの精神なんかと似てたりします。
また、空海によって伝えられた阿字観という瞑想。
これなんかも、YOGAの瞑想と近かったりするのです。
そんなことで、前回まったく存在しなかった興味心を満たすべく、
高揚する気持ちでやってくることができたのでした。

ちょうど紅葉真っ盛り、のハズでしたが前日までの強風雨で結構散ってしまっていました。


チェックインは午後二時でしたが、午前中に荷物を預けて近くを散策。
金剛峰寺の門のそばに、「こうやまき」という屋台があります。
前回来た時、ちょうどお腹がすいててなにかローカルフードないかなぁと探してたとき、
目に飛び込んできたのがここ。
なにやら、おいしそうなクレープ系の食べ物を想像しながら近づくと


こうやまき、とは高野摩木。
護摩焚きに使ったりする霊木のことでした。。。。


いやしき、なおちゃい。。。。


金剛峰寺も寺内に入った事忘れてた。
入ってみてしばらくしてから、「あ!」と思い出す始末。


でも、今回は気持ちの軸がまったく違うところにあるので、同じものを見てもすごく新鮮に見えました。


国内最大級の大きさの「蟠龍庭」の石庭なんかも、めちゃくちゃ趣を感じられ、
しばらく時を忘れてぼ~っと佇んでしまいました。


弘法大師が受け継がれ展開された真言密教の思想を具現化した聖地と呼ばれる壇上伽藍付近では、
朱が鮮やかな根本大塔に挑むような、色とりどりな紅葉が少し残っていました。

<クリックで拡大>


+++
宿坊に戻り、「阿字観」に参加。



道場には自分たちを含め3組ほどの日本人と、5組くらいの外国人。
のび太みたいな坊さんが座り方や呼吸法を説明すると、
ちょっとイケメン系の坊さんが、英語で通訳。
この日は、阿字観じゃなくて、「数息観」。
背筋を伸ばして軽くあぐら座り。
あごを引いて、目は軽く閉じます。(半目)
視線は1mくらい前下方の空中をボヤっと見つめます。
鼻から息をゆっくり吸って、口からゆっくり出します。
一呼吸ごとに心の中で1から10まで数を数えます。
薄暗く静かな道場で息の音だけが聞こえる。
心の中で、

い~~~ぃぃぃちぃぃぃぃx。

にぃぃぃぃぃぃいいいいい。。

さぁ~~ぁぁぁあぁぁんん。

と数えていくのですが、

さて、これが結構難しい。

理想は心の中が空の状態と言うが、でてくるわでてくるわ。
鬼の様に様々な「雑念」(考え事、色、情景、音などなど)。
最初4くらいまでは、数に集中してるのに、いつの間にか、
数を数えてなくて、違うものを追いかけてます。
ふっと気がつき、再度1から数え直します。
でも、また4か5くらいになると・・・・

そんな繰り返しで、20分程度の瞑想が終了。

まぁ、「眠り」に落ちなかっただけましか。。。


さぁ、瞑想の後はおまちかねの夕食です。
精進料理。
生ごま豆腐。めちゃくちゃうまいです!
その他、煮物、揚げ物とりどりですが、
いちいち旨いっ!
全部ぺろりと平らげさせていただきました。
合掌。



ご飯食べた後は、これまた前回とはまったく違う気持ちで向かい合う、写経。
ここに来る前に般若心経の解説本を少し読んでたので、深い意味はわからないまでも、
一文字ごと、しっかり吟味しながらの写経ができました。



「般若」はお面の般若とは全く関係ないのですが、文字がそれだからどうしても、あのお面が出てきますね*笑*


丁度家のテレビも無かった時期で、夜を静かに過ごすことにもまったく抵抗なく21時半には爆睡してました。

***

翌朝、朝のお勤めに参加。
10人くらいの坊さんがチベットのハルヒラホーミーごとくダミ声で重なり合い、
重厚で低音が地を這いながら倍音化されていくものを期待してたのですが、
お坊さんは3人でした。
それでも、掛け合いのようなお経を聞いていると気持ちが落ち着いて行きました。

その後、護摩行にも参加させていただきました。
恵光院の横にある小さなお堂で、護摩が焚かれます。


太鼓とお経の掛け合いの中、ひまし油?ごま?みたいな数々の物体を炎の中に入れてくと、
炎はどんどん大きくなっていきました。
炎の向こうに座ってる外国人たちがちょっと不安そうな顔をしてるのが見えます。おい大丈夫かいな。

***

部屋に戻って朝食をいただき、チェックアウト前に奥の院へ。


結構雨が降っていて寒い。
人もほとんどいてなくて、
これまた荘厳な雰囲気が漂いまくりです。
周りは千年杉といっても過言ではないほど、高い杉の木が乱立してます。


一の橋からゆっくり歩いて30分くらいで奥の院に到着。
この橋の向こうの本堂に、空海は今も生きているのです!

ということらしい。。。

さすが雨男女。今回も全くもって、雨でした。


そして、最後は雲の中。


しかし、自分の中で意識して見て回った風景と情景は、全く新鮮で意義のあるものになりました。

***

最後に。

ランチで食べて「フどんぶり」が結構ヘビーだったのか、胃がもたれていたくなったので、高野山にいくとどこにでも売ってる「陀羅尼助」を買ってみました。
一回20粒ほど飲みます。付属の特性スプーンが丁度10粒すくえる様になってます。超ミニチュアのたこ焼き板のよう。 
そして、これがよー効きました!!!









宮島へ <Part4>

2009年11月11日 | 旅行


宮島へ Part1
/ 宮島へPart2 / 宮島へPart3

時間がたちましたが、10月1日から2日にかけていってきた宮島の続きです。

ここ宮島の夜は早く、ほとんどの店は5-6時にはしまってしまいます。
また夕食が食べれる店もとても少ないので、要注意。
そんな中で、0時までやってるという「カフェバー 伊都岐 」に期待してたのですが、
なんと、休日!!!
しかたなくメインストリートの居酒屋(ホテルの一角)に入ってちろちろとつまみました。



その後、ライトアップしてる厳島神社をもう一度見に行きました。



ぶらぶらしても、同じ土産屋通りを何周もしてしまう始末。
ほとんどの店は閉店で、そのかわり通りの両端を縫うようにランプの明かりが点々としてて、
それはまるで、千と千尋の神隠しのような妖しい雰囲気をかもしていました。



しかたがないので、ゲストハウスに戻りました。



***

翌朝、しつこくも、厳島神社に。
満潮になってて、またちょっと違う雰囲気でした。



ゲストハウスを早々にチェックアウトして、広島駅に戻ります。
お目当ては、「お好み焼き」。
でも、外は雨、雨、雨。
とりあえず荷物はコインロッカーに入れましたが、あまり出歩きたくないので、
駅の中にあるお好み焼き屋に入りました。
昼時ということもあって、リーマンに修学旅行生などであふれかえってました。
その中で比較的待ちがすくなさそうな第2 麗ちゃんへ。



キャベツがすごい。まあ、「おいしい」としましょう。広島のお好み焼き。これは「粉モン」とは別のものですね。
たらふく食べたあと、市電にのって、原爆ドームと記念館にいってきました。


昭和20年8月6日午前8時15分。
その閃光が放たれた刹那のことを、想像してみた。
自分がそこにいたら、と。



記念館などで、もっと気持ちが落ちていったり、ひっぱられるものがあるかも、と内心ちょっとびびってましたが、
そんなものは全然感じませんでした。というか、それ以上に静謐な気持ちになりました。
きっと、ものすごい圧倒的多数の、そのを訪れた人たちの「平和への祈り」の重なりが、
気持ちを落ち着かせてくれたのかもしれません。
(修学旅行生とバッティングしたので、それはやかましかったけど)



歴史は繰り返す・・・などといいますが、
これだけは、決して繰り返してはならないものだと、その場にいってみて、
より強く思いました。
いろいろと考えさせられた一泊二日の駆け足の旅行、
その最終稿を駆け足でアップします。

<宮島の旅おわり>

宮島へ <Part3>

2009年10月19日 | 旅行


宮島へ Part1
/ 宮島へPart2

さて、ちょっと間があきましたが、宮島の続きです。
夕暮れときに大鳥居のところに行ってきました。
あたりにはすでにたくさんの観光客や修学旅行生が詰め掛けていました。
西日が傾き始めるにしたがって、くすんでいた空にぽつぽつと青空が見え始めました。

<クリックで大画像>

夕日が山の向こうに沈むころには、いい感じに夕焼けてきて、
ちょうど鳥居の中に太陽が沈んでいく、いい感じのサンセットが見れました。

<クリックで大画像>

ある程度の予想はしてましたが、外国人観光客がやたらめったら多いです。
旅行の時期なのかなぁ・・・



おまけに、東ヨーロッパかどこかのテレビクルーが、
一生懸命母国語で鳥居のことを何か収録しているようでした。



あとで、僕らの座ってるすぐ横に来て、フランス人観光客と話をしてるのを
横で聞いてた(英語)ら、カメラマンの「チコ(メキシコですか?勝手に名前をつけました)」が、

「僕は、自分ではカメラは撮らないんだ」

「どうして?ポクワァ?こんないい夕焼けやん!」

「大丈夫、全部ココ(頭を指差して)に焼き付けるから!」

う~ん、カメラマンのチコがそういうと、なんか絵になります。


太陽が沈んだ後しばらくすると、とても幻想的な夕焼けになりました。
いろんな国の老若男女が、思い思いそれぞれに、そのマジック・アワーに浸っていました。

<つづくよー>


<クリックで大画像>

宮島へ <Part2>

2009年10月13日 | 旅行


宮島Part1からの続きです。

千畳閣は、土足厳禁なので入り口で履物を脱いであがります。



水平に吹き抜け状態の板の間はひんやりしててすごく気持ちがいいです。
そしてなにかピーンと張り詰めたような静けさがありました。



初日も雨の翌朝も、ここに来てボーっと心を空っぽにしてみたいり、
ヨガのポーズの真似事をしてみたり・・・



すごく心が落ち着く場所でした。

で、近くにあった橋の名前が「筋違橋」
あたかもヨガとセットになった感があって、二人して笑ってました。



とにかく、今は左のハムストリングズが・・・痛いし。


<つづく>・・・と今回は小出し。次回、大鳥居の夕日、お楽しみに!


宮島へ<Part1>

2009年10月11日 | 旅行

9年前、結婚当日はドシャ降りの雨でした。
9年後、早朝に家を出たときは晴れていましたが、近づくに従い厚い雲。
1日目は曇天曇天、翌日雨。さすがに雨男・雨女です!!



でもそれはそれで、また雰囲気があっていい宮島。

こだま指定席往復キップ (2009年12月23日まで)の格安長時間便で広島駅へ。
そこから在来線で「宮島口」、そしてフェリーに乗ったらすぐに宮島到着。

本日のお宿「ゲストハウス菊がわ」にチェックイン前、荷物だけ預け、いざ厳島神社へ。



いつも台風情報のときにテレビでしか見たことのない、厳島神社の大鳥居。
記録によると、平清盛が仁安三年(1168年)ごろに現在の社殿を造営したときに作られたらしく、
よくテレビで見てるの鳥居は8代目(1875年完成)だそうです。
重量が60tあって、自重で立ってるだけなんですね、この鳥居。

着いたときは干潮でした。



今日は平日だったので、人も少なめ。



ここは島自体がご神体ということで、霊的な波動がすごいんやろな、と思ってましたが、何も感じませんでした。
きっと、世界中から人が着すぎて、その波動に押されたのか・・・


然し、鹿多し。




宮島には、6000年も前から鹿が生息してたそうですが、第二次世界大戦のとき、
食料として捕獲され激減したので、一説によると京都の動物園とか奈良の春日から
牡鹿が連れてこられてそこから繁殖してったらしい。



しかし、なんとなく元気がないというか、折れた角にガムテを巻いた鹿、
観光客のガイドブックとか紙を引き被疑って食べる鹿・・・
なんか奈良の鹿とはだいぶ違う印象。。。
あとで調べてみたら、諸事情重なった鹿の苦悩があることがわかりました。
2000年から増えすぎた鹿に対して、少なすぎる市の対策予算。
これにより、鹿に食料を与えないようにする方針が、衰弱した鹿増加の要因になってるとか・・・
鹿には何も罪はないのに・・・

***

さて、厳島神社もさくっと周り、近くで昼食を済ませたあと、引き続きの散歩。
で、五重塔を発見。
階段を上がると、ここ宮島で宿以外で一番長い時間を過ごすことになる、「千畳閣」がありました。



天正15年(1587年)、豊臣秀吉が戦歿将兵の慰霊のために大経堂として建立、
しかし途中で秀吉が死去したために工事が途中で中止され、
板壁も天井の板もない未完成の状態のまま現存。

入母屋造りの大伽藍で857畳の畳を敷くことができるので、
この「千畳閣」という名前がついたそうですが、
本名は「豊国神社」というそうです。

~つづく~

奈良へ

2009年05月30日 | 旅行




GWの日曜日。阪神電車直通で、奈良に行って来ました。

奈良といえば、鹿と大仏。





たぶん30年ぶり・・・・

藤がキレイな季節



デカイ大仏さんとかは、やっぱりデカイ写真で見たい。
ので、こちらに旅の写真をまとめてみました。



伊勢神宮へ

2009年02月15日 | 旅行


小学生の修学旅行以来、約30年ぶりの伊勢神宮。
ここ外宮の「豊受大御神」の正宮を囲っている木の壁が、唯一記憶に残るもの。
あとは二見の夫婦岩付近のお土産屋さん。


身体もトホホな「後厄」にあたる42歳で再度来てみると、
なるほど、ここがパワースポットと呼ばれることを実感。



表参道から正宮に続く御道にある第一鳥居。
もうここだけで圧倒。



途中の木陰から、不思議な光りの反射が・・・



見上げると樹齢500年はあろうかと思われる大木。
しかも地上約5mくらいで二股に分かれてる・・・
ヒェ~っ。



極めつけは正宮の前にある、三ツ石。
手をかざすと、ピリピリピリってくるねんよ。
あったかい感じもするねん。
もう、超パワースポットだ。
首と腰に入念にパワーをすり込んでおいた。



いにしえに、幾多の参拝客が行き来した、
この石畳一つ一つに歴史の重みを感じます。


 


エイっ!



 






 

さて、ここからは「食べ物篇」
最初は、「伊勢うどん」。


腰がなくてやわらかい」という前評判。

河崎町にある「つたや」で初めていただいたが、
腰がない、というより、滑っとした食感。
湯に入れた白玉っぽいかな。
いづれにしても、真っ黒な出汁は、鰹風味が効いてて、
意外にさっぱりしている。
その出汁がやわらかうどんに染み入って、
なんとも絶妙な旨さを醸し出していた。

とても美味しいと思う。


***


伊勢の名物といえば、赤福餅だけど、
実は「ういろ」が有名。
ここ虎屋は大正13年(「ういろ」は昭和13年から)創業の老舗。
名古屋の「ういろう」とちょっと違う感じ。
あのもっちり感は少しばかり控えめで、味もあっさりしてて、
これまた美味しい。



***


おかげ横丁にある「豚捨」。
ここの「牛丼」は、かねてから情報収集してたので、
満を持してGO。
甘すぎない程度に絡められたタレが、
「伊勢牛」と呼ばれる、やわらかいお肉に絶妙に絡まっていた。
超絶に旨い、というわけではないが、そんじょそこらの「牛丼」とは
ひと味もふた味も異なる、質の高いしっとりした甘さと兼ね備えた一品。



“豚捨”。なんてふてぶてしい屋号だろうか。
その昔、豚を飼っていた捨吉という男が食肉店をはじめた。
人読んで「豚捨・・・ぶたすて」。
それがいつの間にか屋号になった。
ところがおかしな伝説も生まれた。
この店の牛肉があまりにもうまいから「豚なんて捨てちまえ!」と客が豚肉を投げ捨てた。
というのが豚捨のはじまりだという。



***


伊勢に行く前日に発見した「スイーツ」。
「はんじゅう」だ。
まぁ、「御座候(回転焼き)」と近いものがある。

皮はほんのりと甘くてもっちりした食感で、
ぎっしりつまったコシあんと味のアンサンブルを奏でていた。




***


あと、「地ビール」。


神都麥酒
フランス産のペールモルトを中心に、その他2種類ほどをブレンドし、
伊勢志摩産の古代米(黒米)を使用してるそう。
ちょっと薬っぽい味が、たまらなくハマル味だった。



 






 


さて、最後に、「宿」。


今回、ネットでいろいろ調べたところ、これといった安宿がなかったのだか、
ここ「星出館」なる民宿が「マクロビオ食」を出してて、一泊二食で7000円ほど。
これはよさげと思い、ここに宿泊。



築85年のその宿は、確かに内装や外見など、昭和レトロな味を染み出させていた。




ここは外国人の客も多いらしいが、この時期は閑散期。
そして、宿の客は、我々のみ・・・・
宿の女将さん、ひとりで切り盛りしてる状態。


確かに「ごはん」はマクロビ的。
でも、アジの干物や普通の漬物など、ほかはいたってシンプルな民宿飯だった。



まぁ、美味しかったけど・・・・
とにかく、ここの女将。
超個性的。
ざっくばらんでフランク、
決して一流宿のサービスなどを期待してはいけません。
そうすれば、きっと「昭和レトロに浸れる安宿」になるでしょう。


***



まぁ、しかし、ここ伊勢市。
時期外れということもあるでしょうが、「限界都市」を彷彿させる、
終わってる感が漂ってました。

もちろん、伊勢神宮は今も昔も変わらずにステキなところ。
レンタル・サイクルを借りてまわれば、一日(僕らは半日)で充分に
外宮・内宮をゆっくりまわれます。


しじゅーに

2009年01月17日 | 旅行


峠の日陰側には、先週の雪がまだ結構残っていた。


2009年1月17日。


阪神大震災から14年目。


そして、自分42歳の誕生日。


さくっと、御所坊に行って来ました。


正確には、「御所坊」で金の湯につかり、「花小宿」でランチ。


 小高くはなれた場所にある駐車場に車を停めると、御所坊名物!?のイギリスのキャブが送迎してくれます。



まずは御所坊にいって、温泉!



内風呂を抜けると、半外の金の湯へ。


男女別になっているのですが、仕切りは腰の高さ程度。


もくもくと立ち込める湯気で、見えそうで見えない。(もちろん、そばにいくと見えます)



ゆったりと、まったりと、じっくりと・・・・ 


 


そして、のぼせた。。。


 


お風呂からあがると、お待ちかねのランチ。


花小宿までは徒歩1分。



おいしいご飯をいただきました。



お猿の大道芸。


なぜか、シンハーを思い出してしまう、なおちゃい。


さ、とっとと帰ろう。



師走の京都へ

2008年12月27日 | 旅行








京都は1泊小旅行がいい。今回WEBで探したのが、「胡乱座(うろんざ)」。
1898年(明治30年12月8日)に棟上された京町家を利用した安宿で、
2008年3月に登録有形文化財建造物として登録された、雰囲気のいい宿。
襖仕切りの個室でも1泊4,400円と超リーズナブル。







玄関をくぐると、超町屋の「土間」。







そして、中庭。


一階の共有スペースはなんとも雰囲気のある和室。



***


 2008年12月26日、午前中に宿に荷物を預けて、師走の錦市場へGO!



正月用の食材が所狭しとならんでる。その中でも「生麩」はめちゃおいしいなぁ。
そして、いちいち芸が細かい!



お昼ごはんは、そんな京食材の宝庫、錦市場の中にある、商店と商店の間の
狭い路地を抜けたところにある、オーガニック・ベジタリアン・カフェ「HALE」へ。



ほんとに商店と商店の間に入口が小さくあるので、見落としやすい。



ここも京の町屋造りで、中庭を見ながらでてきた料理は、湯葉丼ランチセット。
京野菜のせいろ付きで、1,800円。ちょっと高いけど、それだけの価値のある昼食やったぁ。
(それ以来、「せいろ」にハマる)


昼食後、夕方までぶらぶらと町屋散策。迷い込んだところにカフェが点在してたり、
前の家との道幅が3メートルもないような石畳の通りに、ちゃりが乱雑においてある
なんだか、昭和の懐かしい時代にタイムスリップしたような古い集合長屋を見たりした。


***


夜は、祇園にある「つじ華」という牛肉懐石のお店へ。



実は昨年末、海外出張先で知り合った方の義理兄がやってるお店で、美味しいお肉だしてるのでぜひ!
という誘い文句に誘われて行ってきたのでした。


祇園のひっそりと奥まったところにある「御茶屋」を改装したところなので、このように「つて」がない限り、
敷居がめちゃ高そうに見えるところ。でも入ってみると、店主である義理兄は、ちょっと桂 小枝を彷彿する、
めちゃめちゃ気のよい方で、そして料理もさすが京都は祇園の本格派。



ズケマグロがなんともいえないモチモチ食感を出してたり(激ウマ!)
チーズビットにしか見えない「クワイ」のチップスや、
京の食材で丹精こめて作られた逸品は、じっくりと味わいたい。



ランク4の和牛のにぎり。懐石というだけあって、とろけるように美味しいのに、あっさりしてる。
その後、網焼きの肉がでてきて、ごはん、デザートでフィニッシュ。


それでも、祇園で、この概観で、この料理で、実は結構リーズナブル。
毎日はいけないけれど、ちょっと贅沢したときにはぴったりかと。


***



その後、夜の河原町を散策した後、冷えてきた体をあっためるために銭湯へGO!



これまた、錦市場沿いにある、昭和2年に建てられた町屋風木造3階建ての湯。
ものすごくキッチュで、いい感じでした。


寒い夜空の中、ホカホカの体温がさめないうちにとっとと宿に帰った。


1泊だけの京都。なかなかオツです。


 


翌朝早めに帰宅。


シンハーッ!