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〜my everyday life, とりあえずの日常〜

「おフシの粉」作り

2018-04-16 18:37:42 | 料理レシピ・保存食の記録
昨日やったこと。

だし用のいりこ、あるいは煮干し。
と、私たちはあまり呼ばない気がして考えたら、
「だしじゃこ」と言っている気が。



実家近くで売っているもの。
安いし、ホントの金属の銀みたいにきれいでしょう⁉︎

これを買って自分で粉末にし、
おじゃこのだしが簡単に取れるように用意しておこう、
という計画です(^o^)

なぜかと言うに、
最近歳を取ってきたせいか?、
市販の粉末だしの素がとても人工的な甘さに感じられるのと、
かと言って昆布や鰹節で取るだしは、作る料理によっては何か物足りないことがある。

それはなぜかと考えていましたが、
こないだ妹と話していて、
「やっぱりそーか」
という結論に落ち着きました。

それは、
昔のわが家のだしは、
ちゃんと削った鰹節や昆布で取ることもあるにはありましたが、
もっと日常的には、

「おフシの粉」だった!

ということ。

この、「おフシの粉」というものを、
祖母と一緒に、
あるいは少し大きくなってからはお使いの子供だけで、
近所の商店街の乾物屋さんによく買いに行ったものでした。

乾物屋さんの店先には、
もちろん贈答用の高級な鰹節なども並んでいたと記憶していますが、
それよりもっと店を入ってすぐのところに
木枠の平らなガラスケースがいくつも並んでいて、
中にはいろいろな魚の干物や、それらをいろいろな大きさの粉末に挽いたものが入っていたのでした。

その中から種類を指定すると、
お店の人がケースの蓋を開け、
天井から吊るされた秤を使って、
うっすら縦縞の入った茶色い薄い紙袋の中に計り入れてくれるのです。

最後は、パンパンになったその紙袋の口の両側を、実に上手にクルクルとひねって閉じる。
(袋の本体の方をぐるんぐるんと空中で回していたような…(;^_^A)


そのおフシの粉を鍋の中に(確か直接)入れて)煮出し、
後から網であらかたの粉をすくい上げる、
というのが、祖母のやり方だったと記憶しています。

ある程度の粉や、キラキラ銀色の小片が煮汁の中に残りますが、
それもご愛嬌、
というより、実は捨てるには惜しくて是非とも一緒に食べるのが良いカルシウム、
じゃなかったのでしょうか。


そんなふうに、
うちのお味噌汁や煮物はだいたいこの「おフシの粉」でだしを取っていたため、
上品な鰹と昆布、だけでは物足りない記憶が私たちの体のどこかに残っているのだろう、

というのが妹との結論でした。


ここ数年、
上の画像のおじゃこを気に入って買うようになってからも、
せいぜい頭と内蔵を取っただけの丸ごとを前の晩頃から水に浸けておく、
というだしの取り方をしていました。

でもそれも時間がかかるしなかなか面倒。

ということで今回、
昔買った「おフシの粉」みたいなものを自分の家で作れないか、
という試みであるわけです(^o^)

(経緯が、長い(^◇^;))


まずは、魚(この場合イワシ)の頭と内蔵を取り分けました。


内蔵部分は捨てて、
頭の部分は最終的には一緒に挽いたけど。

まずはイワタニミルサーで↓


細かすぎて、どうも記憶の「おフシの粉」と違う。

ということで、
今度はフードプロセッサーでやってみました↓


うーん、もっと細かかった気もするけど、これが近いかな。

その前にできていたミルサーの分と混ぜたらちょうどかも?



ということで、
できたものは瓶に入れて冷凍保存しました。

試しに1回目、お茶用のフィルターに入れて煮出してみましたが↓



うーん、祖母の味には何か足りない(;^_^A

量をケチったのがいけないのか、
あるいはもっと細かく挽くべきなのか、
はたまたおじゃこの種類からして昔と違っているのか❓❓❓


まだまだ試行錯誤が続きそうです(;^_^A
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