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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

飛蔵軍服ものを考えて、プチ小説書いてみた

2019年01月13日 23時41分34秒 | 蔵馬受けblog内小説


凄く昔に旧ブログに書いたネタなのですが、それの続きを考えたのでネタのメモとして
書いておきます。私 和歌を調べるのが好きなので、こういう設定が好きなんですよね…。

ある王国で、蔵馬は王宮に使えている、医療班のような部署にいて、普段は小さな怪我などを治すことを
主に担当しているが、内乱の制圧などで兵士が帰ってくるときは大きな怪我も治している。その王宮で
飛影と出会い恋に落ちる。
飛影は、時々、蔵馬と密会をしている。蔵馬は歌を詠むことも出来るので、王宮の中でたまに歌を
奉納している。
飛影は軍隊の中でもかなり上の地位の者で、戦争が起きたときは、幹部に近い位置の者として出て
行かなくてはならない、
蔵馬は、態度には出さないがそれを心配している。

それで、ある時期に、海の向こうの国と闘いが起きる。
それに対応すべく、飛影も出て行かなくてはならない。
王国の先勝祈願とともに、密かに、飛影のことにも祈りを込めて、蔵馬は歌を捧げる。
終わり、飛影は無事…ではなく大けがをして帰ってくる。
(闘いには勝った)
腕に大きな傷を負って帰ってきた飛影を抱きしめてその傷をなめる蔵馬。
薬を舌で塗りつけて、良かったという。いつもの敬語はない。
「…あいみての」
伝わる歌を口ずさむ

あいみての 月沈む夜の 裂けねばかぞえ恋ぞくるしき


待ってた、ずっと、と言う蔵馬。
水をあげなかった花が、少しだけ花びらを開きかける。
足をくじいていることに気付く蔵馬。
飛影の太股を撫でる。
「診せて」
そこも舐め始める蔵馬


報告に行かなくてはいけないと飛影が立ち上がる。
飛影の袖を掴む、蔵馬。「もどって、きて」
来て下さいとは言わない、今は恋が対等だから。
「お前の傍が居場所だ」逢い引きなのに忘れてはっきり告げる飛影。
と、抱き上げられる蔵馬。
「こんや、そばにいろ」その日は蔵馬を抱かないけど抱きしめる

飛影の部屋に蔵馬を運ぶ際、飛影は在ることに気付く、
蔵馬がずっと書きためた歌が小さな箱に詰まっていた。
紙が、しまいきれずはみだしている。潮の満ち引きに、闘いの波を重ねる歌とか
色々。それを横目で見て、飛影は蔵馬を抱き上げていく。

何日も、飛影は蔵馬を抱きしめて眠る、
蔵馬は毎日飛影の傷をなめる。傷ついているから一緒に来いと言って
湯浴みにも蔵馬を連れて行く飛影。
身体が良くなった日、飛影に抱きついて、「あなたの傷は全部これから、
俺が貰うから」と言う蔵馬。そんな蔵馬を熱く抱く飛影。



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湯浴みの場面を想像すると萌えます!

 No way To Sayとはちょっと違う感じの話で…。あれは結構蔵馬不幸ですけど
 これは書きたい場面だけ繋げているので、そんなに激しい波はないんですが。
 蔵馬が傷をなめる、その場面がだいすきです。

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それから、蔵馬を初めて、抱いたとき、蔵馬のからだを見た飛影のことを
書いてみました。甘い初めてと言う設定です。


「あっ…」
倒れ込む肢体が、飛影を見た。シャツをはだけせると、蔵馬は甘く微笑んだ。
「やっと…見てくれたね」
薄紫色の指が飛影の肩に回ると、首筋がのけぞった。
「飛影が、好き」
広がる黒髪が、飛影を迎えるようで。
「教えて、幸せの意味」
蔵馬の黒髪に手をかけた。なくしたくなかった、たった一つだけの。
甘い声が飛影を包んでいく。何度聞いても恋は募る。
募る分だけ激しくなるのは、罪にならない。
優しさを持てなかった。
けれど蔵馬は黒髪を絡めて抱きついてきた。ただ、何も言わず。
酔いしれるように、花が、咲き誇る夜。