つれづれな日々のつぶやき♪

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大滝秀治さんがお亡くなりになりました。。

2012-10-06 | つぶやき

昨日、携帯の芸能ニュースを何気なく見ていたら、訃報が。。 俳優の大滝秀治さんが亡くなられたそうです。
劇団民芸代表であり、数々の映画やドラマ、舞台で活躍された方です。肺癌を患っておられたのですね。。
子供の頃からテレビのドラマでいつも観ていました。とても渋い、それでいてどこかチャーミングな男性を演じておられました。時には気迫の込もった演技で、観ているこちらが本当にぞっとするような表情を観せてくださったものです。

生前に大滝秀治さんご本人が、「おまえの声は耳障りだ!」と言われていたとおっしゃっておられました。そして、ぽつんと、「でもこの声でやってきたんだよねぇ。。」と。
確かに澄んだよく通る声ではないと思いますけど、あの独特な掠れたような声が逆に魅力だったように思います。
「どんな役でも楽しんで精一杯、演じるのだ」ともおっしゃっておられました。その言葉どおりに、どんな役でも少ししか出番がなくても圧倒的な存在感があり、誰よりも観てしまう稀有な方でした。
西田敏行さんが大滝秀治さんについてコメントされており、、「『あの芝居よかったね』じゃなくて『あそこにいたね』っていう言われ方が最大の誉め言葉だと思う、とおっしゃってましたね」とのこと。
深いですね。。とても。
いわゆるいい役だったり、出番が多かったり、台詞が多かったりしても、存在感のない方や記憶に残らない方は多いですよね。ほんの少しの出番なのに、それ以外を全部食ってしまうような方が魅力と実力を兼ね備えた俳優、役者なのでしょう。

もう、あのお姿を観ることは過去の作品だけになってしまいましたね。。
ご冥福を心の底からお祈り申し上げます。そして、素晴らしい演技をありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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