先日、三國連太郎さんが亡くなられました。 シアターガイド 演劇ニュース 2013/4/15
燻し銀のような枯れた演技や、お茶目な演技もできる素敵な大御所の俳優・役者さん。
私はこの方は、器用で演技が上手い役者さんなのだとずっと思っておりました。ところがどうやらそうではなかったようで、以前に息子さんの佐藤浩市さんが話されていたのを聞いて驚いたことを思い出しました。
三國連太郎さんはとても不器用な方で、なんでもすぐにすっとできるわけではなく、ひたすら努力の人だったと。役について調べて、考えて、こつこつと役を作っていかなければ演じることができないのだと。そして、役者ができるのではなくて役者しかできないのだと。
三國連太郎さんは役者として生きて、最後まで役者として凜としたお顔で旅立たれたそうです。
ご冥福を心からお祈り申し上げます。