NHK総合で放送された『塚原卜伝』を観ました。
公式サイトはこちら → 『塚原卜伝』
【放送】
2013.1.24~連続7回 NHK総合にて午後8時から
【原作】『塚原卜伝十二番勝負』 津本陽
【脚本】山本むつみ 高山直也
【音楽】川井憲次
【ストーリー】
戦国時代に剣の聖地・鹿島に生まれ、幼少より鹿島中古流の太刀を学び、17歳で武者修行の旅に出て、生涯数多の真剣勝負や合戦に臨んで一度も負傷しなかったという伝説的な剣豪・塚原卜伝。
波乱万丈の死闘を潜り抜け、鹿島神宮に千日間の参籠をしてついに会得した「一つの太刀」とは。
有名ではあるが、いままであまり映像化されたことのない謎に満ちた卜伝の青年期を中心に、その実像に迫る斬新な時代劇。
【キャスト】
堺雅人:塚原新右衛門
平岳大:山崎左門
栗山千明:真尋
京野ことみ:鹿乃
中村錦之助:卜部吉川覚賢
朝加真由美:藤枝
本田博太郎:足利義尹
松本備前守:永島敏行
江波杏子:物忌・龍子
中尾彬:伊勢宗瑞
風間杜夫:平賀丹後守
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民放で時代劇が軒並み姿を消す中、大河ドラマを除いてはNHKでは最後の砦状態のこの枠。
前回の古代東北の英雄 アテルイの生涯を描いた、大沢たかおさん主演 『火怨・北の英雄 アテルイ伝』は豪華なキャスト陣にもかかわらず、脚本、演出ともに中途半端な印象が残ってしまいました。
今回の『塚原卜伝』はいまいちな大河ドラマより、ずっとおもしろく楽しめました。
脚本と演出にぶれがなく、時代劇の華、殺陣にスローモーションを多用したり、カメラアングルが斬新だったり、メインテーマが心に残るいい曲であったり。ほかにも、キャストが豪華なうえ、みな上手く役にはまっておりました。
足利義尹役の本田博太郎さんは相変わらずの怪演ぶり。こういう役は本田博太郎さんにぴったりです。
物忌・龍子役の江波杏子さんは凄みが違いますね。圧倒的な存在感。確か、前回の『火怨・北の英雄 アテルイ伝』にもアテルイの母親役で出演されていたはず。
特に、主役の堺雅人さんは絶品です♪ 剣術修行の旅に出た頃のほんわか~としたお坊ちゃまな感じから、修行に邁進していき、剣の道に惑うさまを経て、鹿島の太刀 祖神との魂の交流、剣の道を悟っていくさまは同一人物ながら本当に時間と経験を重ねたように観えるのです。さすが☆
惜しむらくは、妹役の栗山千明さんの所作が、巫女としてはいまいち流麗さや神秘さに欠けていたのがちょっと残念かと。
ラスト近く、松本備前守役の永島敏行さんとの二人だけのシーンでは、堺雅人さんは少ない台詞にもかかわらず、表情と佇まいからさまざまな感情が溢れているのが感じられぐっときました。とてもいいシーンでした。
いずれ原作も読んでみようと思っています。
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