梅雨ですね~しとしとじっとりしております。
水無月、6月は父の命日がある月ですので、この季節になると、ことさら父のことを想い出してしまいます。
私がまだ子供の頃、実家の台所でのひとこま。
ある日、食卓にキウィフルーツが乗っていました。普通にスライスして、お皿に並べてありました。
それを見た父が母に向かって、「ゴマを入れたのか~?面倒なことしたなぁ~」って、言ったんですね
もちろん、みんな大爆笑♪
父は照れたような顔して、笑っていました。。
父はそのとき、多分、初めてキウィフルーツを見たのだと思います。
そして、忙しい母が手間を掛けたことをしたのだなぁ。。と、思ったのでしょうね。
父らしい一言だと、つくづく思います。
もう、この父もこの世にはいません。
頭ではわかっているのに、実家に帰省すると、父の姿がないことを不思議に想うのですね。。
ついつい母に、「また、畑に行ってるの?」って、聞いてしまいそうになるんです。
父は生前、趣味の域を超えた、家庭菜園を張り切ってやっておりましたので。。
そして、あっ。。と、自分で気づくんです。もう、父はいないんだと。。
実家は私が子供時代を過ごしたまま、まるで時が止まったかのようにそこに存在しているのに、そこにいたはずの人がいない。。
この家を頑張って建て、増改築をして、大切ししてきた父、その人がいない。。
悲しい残酷な事実。
おそらく、私より何十年も苦楽を共にしてきた母のほうが、ずっと悲しいのだろうな。。と。
父が亡くなって間もない頃、母は畑に行って、父の姿がないことが、ものすごく嫌だったと言っておりました。
仲良く二人で、長いこと作業してたんですものね。。
あれから、もう丸四年が経ちました。今年で五年目になるんですね。
早いなぁ。。月日の経つのは。。
去年は帰省できなかったから、今年は帰省して、お墓参りに行かないとね。