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第16回ミューズシネマ・セレクション~世界が注目する日本映画たち~『あん』 vol.1

2016-03-20 | 映画/DVD

ミューズマーキーホールにて、第16回ミューズシネマ・セレクション~世界が注目する日本映画たち~ 『あん』3月19日(土)13:30上映回を鑑賞。

公式サイトはこちら。 → ミューズシネマ・セレクション Part.16     映画『あん』 

※敬称略。

【企画制作】
ぴあ株式会社 PFF事務局
『あん』(113分)
【原作】ドリアン助川『あん』ポプラ社 刊
【監督・脚本】河瀬直美(瀬は頁でなく、刀に貝)
【出演】樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅、市原悦子 ほか
【ストーリー】
桜並木の下で小さなどら焼き屋をきりもりする千太郎。ある日、ここで働きたいと現れた老女の徳江がこしらえる粒あんは絶品で、店は大繁盛するのだが・・・。

*第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング上映作品
*第1回バレッタ映画祭最優秀作品賞、最優秀女優賞
*第6回オデッサ国際映画祭クロージング上映作品
*第60回バリャドリード国際映画祭最優秀監督賞
*第39回サンパウロ国際映画祭観客賞


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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。


なんだろう。。心が洗われるような作品。あまり多くを語りたくない感じ。
いつまでも余韻が残り続ける。。

どら焼き屋のある町の桜並木、全生園の全てを囲い込むように育った樹木の緑、窓越しに店内に射す光。どれをとっても美しい。
静かに淡々と物語は進んでいく。
徳江は周囲の心ない無理解から店を辞めざるを得なくなり、また全生園での生活に戻っていく。全生園はハンセン病患者の施設で、ここで徳江は人生のほとんどを過ごしていた。
やがて徳江は体調を崩していき、肺炎で亡くなってしまう。
亡くなった全生園の方々にはお墓がない。それぞれ遺骨を引き取ってくれる遺族がいないからだ、、いても「帰ってくれるな」ということらしい、、、
敷地内には徳江の好きだった桜が植えられ、それを見る店長の千太郎とワカナ。涙がこぼれた。。 

悲しいはずなのに美しく、何故か「生きること」への勇気のような覚悟のようなものを貰えた。
徳江の録音された独白にある言葉が美しい珠のようだと思った。
「なにかにはなれなかったけど、どんな人間にも生きる意味がある」
 


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記事のバックナンバーを確認していたら、昨年の第15回は行ってなかったんですね。
あれ?なんで行かなかったんだろう、、?チェックミス?


受付でいただくパンフレット。
今日と明日までやっております。当日券も出るそうです。
『あん』は完売で当日券なし!動員数最高記録だったとか、、すごいね。







vol.2(アフタートーク)に続きま~す、こちら。 → 「第16回ミューズシネマ・セレクション~世界が注目する日本映画たち~『あん』 vol.2」

 

 

 



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