ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

クリスマス曲 きよしこの夜

2020年12月18日 | クリスマス

 

 

クリスマス曲 きよしこの夜 歌 歌詞付き

 

 クリスマスの歌と言えば定番中の定番ですね。おそらく、一度も耳にしたことがない人はいないでしょう。

 さとうにとっても、「もろびとこぞりて」ともに、一番最初に覚えた賛美歌でした。まだ、太平洋戦争の敗戦の残骸が都会のそこここに残っている時代であり、音楽は、ラジオ、学校、教会、(その機会がある人は、娯楽の)「お座敷」から得るものでした。

 わが家でも、よく歌番組がかかっていました。「鐘のなる丘」「みかんの花咲く丘」も、物心つく頃には覚えていました。しかし、長く歌い続けていたのは、二日前の記事で書いたように、「主はきませり」「きよしこの夜」です。

 

 ★ ★ 

 

 ある牧師先生のお話です。初めて「きよしこの夜」を聞いた時、「救いの御子」とは、いったい何だろうと思われたそうです。小学校一二年生だったそうですので、その気付きに、さすが牧師になる方は違う!!と感嘆しました。

 これは、もちろん、静かで美しいクリスマスの夜の情景を歌ったものではなくて、救い主のご降誕を賛美した歌です。大切なのは、「救い主が世にお出でになった物語」だということです。

 創世記で、楽園から追放された人間を救うために、預言され続けていた救い主(キリスト、メシア)が、とうとう人間の世にお出でになったのです。

 

 

 ご降誕の話は、あまりにもファンタジーだと感じる方も多いかと思います。処女が身ごもるなんて、そもそもあり得ない! 誰かにレイプされたことを美化しているんだろう。ひどい目に遭って妊娠したけれど、子供は偉人になった!?って! 

 本であれ、うわさであれ、物語を読み替えて悪口を言う人は、今この時代にも、いくらでもいます。人の想像力に枷をかけることはできません。人はとても知能が高いので、一日に五万件くらいのことを想起するそうです。いろんな印象や見聞や体験を次から次へと情報処理しているのですが、もちろん、無意識レベルで処理されていることも多いからこそ、生きていられるのですね。「竹取物語」を読んでも、「鎌倉物語」を見ても。「ととろ」をみても、「ああそうか」と呑み込んでいるのです。

 

 ところが、聖書については、立ち止まって解釈し直さないではいられない人たちが、ノンクリスチャンだけでなく、クリスチャンにもいます。

 例えば、イエス様が十字架上で息を引き取るときに、あたりが暗くなったのを、「日食だった」と解説しているサイトがありました。これに対しては、十字架刑のあった「過ぎ越しの祭り」の時は、満月なので「日食はあり得ない」との解説があり(新実用聖書注解・いのちのことば社)、こちらの方が正しいのは、だれでもすぐにわかるのです。

 聖書については、万巻の書(解説書、批評書、攻撃書)があり、むしろ、そのような「盛り合わせ料理」の方が食べやすいので、それで、知識を得た気分になるので、案外売れるのでしょう。

 でも、聖書本体を読まないで批評書や紹介ばかり読んでいる人は、インスタグラムのレストラン紹介をあさっているようなものです。実際に、「食べて、味わう醍醐味」をスルーしているのです。批評も感想も的外れになります。

 当然、喜びも満腹感もありません。

 聖書は、一見分厚く値段も高いですが、ぜひ、本物を味わっていただきたいのです。

 幸い、今ではインターネット配信の聖書や、「聴くドラマ聖書」のように、聖書記事がそのままドラマになった無料聖書が誰でも、ダウンロードできます。

 

 

 次の音源はとても長いので、ご自分で良いと思うところまでお聴きください。

【クリスマスソング】きよしこの夜 60分間ループ再生

 

★★★★

 

 

以下の解説は、Wikipediaより、お借りしました。

1818年12月25日オーストリアオーベルンドルフ聖ニコラウス教会で初演された。この歌にまつわる逸話として、 "クリスマス・イヴの前日、教会のオルガンが発音できない状態になった(音の出なくなった理由はネズミにかじられた等、諸説あり)。そして、クリスマスに歌う賛美歌伴奏ができなくなり、急遽ヨゼフは“Stille Nacht”の詞を書き上げ、グルーバーに、この詞にギターで伴奏できる讃美歌を作曲してくれるように依頼を行った。グルーバーは最初「教会でギターを弾いても誰も気に入らないのではないか?」と懸念していたが、ヨゼフの説得もあって詞に曲をつけることを了承した。グルーバーは一晩中懸命に考え続け、ついにこの曲を完成させた。曲が完成したのは教会でミサが始まるわずか数時間前のことであった" という逸話があるが、近年の研究では数年前にヨゼフは詩を完成させていたという説が有力である。しかし、グルーバーが短期間で作曲したのは正しいと推測されている。

[1]

歌詞[編集]

「きよしこの夜」の歌詞1番だけを、ドイツ語原詩、最もよく歌われていると思われる英語歌詞、日本語歌詞(カトリック聖歌を含む)を示す。

   

  ドイツ語原詩

Stille Nacht, heilige Nacht,
Alles schläft; einsam wacht
Nur das traute hochheilige Paar.
 (Nur das traute heilige Paar.)
Holder Knabe im lockigen Haar,
Schlaf' in himmlischer Ruh'!
 (Schlafe in himmlischer Ruh'!)
Schlaf' in himmlischer Ruh'!

  英語
 (John Freeman Youngによる訳詞)
Silent night, holy night
All is calm, all is bright
Round yon virgin mother and child.
Holy infant, so tender and mild,
Sleep in heavenly peace,
Sleep in heavenly peace.

きよしこの夜
 (由木康による訳詞)
清しこの夜
星は光り
救いの御子は
馬糟(まぶね)の中に
 (御母の胸に)
眠り給う、
いと安く
 (ゆめやすく)。

  しずけき
 (カトリック聖歌#111)
静けき真夜中
貧し(まず)し 厩
神のひとり子は
御母の胸に
眠り給う
安らかに。

ドイツ語原詩にも、由木康の日本語訳詞にも、現代では難しいと感じる言葉が使われているので、それを修正した歌詞も存在する。