
コートを着なくても、寒くない日が続いています。
少しホッとする様な気分になっている時
水をさすようなチリの大地震のニュース。
日本も無縁ではなく、
沢山の方々が津波の恐怖を感じています。
教会には今もハイチ大地震支援金の箱がおいてあるというのに。
世界のあちこちで起こる大地震。
犠牲になられた方々、悲しんでおられるご家族に
心からのお見舞いと哀悼の意をささげます。
オリンピックにチリの方も参加してられたですよね。
飛行場が壊れていて
しばらく離着陸ができない状態ときいています。
私も阪神大震災で、一時間ほど、全壊した家から
出られなかった経験がありますので
人事ではないと思えるのですが
家族に犠牲を出した者と
被害が無かった者とは、
たとえ同じ揺れの恐怖を経験しても
その痛みには大いなる差があります。
確かに私は一時間、瓦礫の中にいましたが
それでも家族の誰も怪我すらしなかったのですから
多分、家族を亡くし、
家も無くした人たちの苦しみの何分の一も
分かってあげられないと思うのです。
亡くなった娘の発作がひどくなり
母の面倒もみられなくなり
悲壮なおもいで、頼み込み
しばらく、母を預かってもらっていた
大阪に住んでいる親類のある人に
「被災金とか、たんまりはいってきたんやろう」と
ニヤリとされて言われた時は
背中に冷や水をかけられた気分で
情けなく、そんな言葉が平気で言える人に
恐ろしさをかんじたことがありました。
人は自分のことすらも分からない
愚かで無知なる者ですから
他人の痛み等、本当はなにもわからないんですよね。
分かったような気がしているだけです。
そんな冷たい無慈悲な者である私を
主イエスにゆだねます。
一日も早く、被災者の苦しみが取り除けられますように祈ります。