ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

わがままな老人

2020年12月21日 | 介護
自宅にわがままな老人が一人いる。
わがままだけに我がママである。
朝から整形外科に行ったら湿布薬をもらってきて欲しいと言う。
それも私の健康保険証でもらってくるように言う。
確かに整形外科には行くが、湿布薬をもらうが、その湿布薬を自分で使うから一つよこせと言うのだ。
明らかに母の保険証でもらった方が安いのだ。
自分は整形外科に行かれないと言う。
「湿布薬の横流し?」
お前のもらってくる湿布薬の方が効くと言う。
以前にもらった湿布薬が少し残っているが、メーカーも成分も違うので、私のもらってくるのがいいと言う。
朝から洗濯機を3回回し、資源ごみを出しに行き、主婦はやることは山積みなのだ。
何事にも自分優先の母を時々嫌だと思う。
物事は順位があり、相手の立場に立って考えるべきだと思う。
今日までが賞味期限のパンを食べながらコーヒーを飲み、どこにも行き場の無くなった母との同居につくづく嫌だなと思う。
骨折の身体で家事をする。
それこそ適当でいい加減な家事をする。
きちんとやる気も失せ、窓の外の青空がうらやましいと思う。
労りも思いやりも優しさのかけらも無くなった母を時に哀れだとも思う。
私はこの親の体内から生まれ、この親に育てられたからこそ他人の心の痛みもわかり、労りと優しさと思いやりの心も持ち合わせているのだ。
親の悪いところは真似ない。