母の入院している病院に面会に行った。
病院の決まりで面会時間は10分です。
職員さんがタイマーだか?ストップウォッチを掛けた。
10分間はあっという間に終わった。
父の名前を聞くも自分の夫ではなく父親の名前を行った。
私の名前を聞くも旧姓を言った。
弟の名前、すなわち母が産んだ息子の名前を聞くも忘れてしまっていた。
言うことは「家に帰りたい!」「いつ帰れるの?」だった。
母が退院して家に帰ってきたら私は元の木阿弥です。
思うような外出も出来ずに夜も寝ることも出来ずに、母を看ていなければなりません。
特養もすぐには入れません。
老健も視野にいれなければなりませんね。
どっちにしろ自宅からは遠いのです。
電車に乗り、最寄り駅から歩きます。
一番近いところなら天気が良ければ自転車で20分です。
雨なら駅から市内循環バスがあります。
母のような国民年金暮らしでは有料老人ホームは入れません。
父の遺族年金もわずかです。
ブラスしても入れませんね。
特養も入ったとしても母の年金と父の遺族年金と母わずかばかりの貯金を崩して支払いをします。
あとどれくらい生きると言うことは未定です。
93歳まで生きている。
ある意味いつ死んでも大往生で天寿を全うすると言うことですね。
たいした親孝行も出来ずに23年同居して、4~5年介護をしたことが親孝行と言えるのでしょうか?
まあ、ほぼ音信不通の弟よりはましだと思うのです。
面会した母は小綺麗にしていて車椅子には乗っていましたが、元気そうでした。
あっという間の10分間でした。
私は泣く間もなく病院を後にして帰りました。