
私は、幼稚園の時にオルガンを習っていました。
小学校に上がると同時にピアノを買ってもらい、同じ先生に教えていただいていました。
一人っ子だったので、みんなに可愛がられ、結構贅沢をさせてもらっていたようです。
服も、大抵は高島屋まで買いに行きました。
夏になると、白やピンクの提灯袖のワンピースを着ていたような覚えがあります。
あと、母方のおばあちゃんの妹が、洋裁の仕事をしていたので、
毎年新しい生地を買って、仕立ててもらっていました。
ほとんど決まったデザインでしたが、子供心にわくわくして夏が楽しみでした。
一応、「お嬢」だったから、当然習い事も数多くさせられていました。
算数が苦手だったので、近所の塾へ行かされ、それでもダメでそろばん塾まで・・・
嫌で嫌で、しょっちゅうサボっていました。(この頃からフケルの得意

やっと辞めさせてもらえたと思って安心していると、
母がまた、これでもか!と他の塾を見つけてきて、無理やり行かされるのです。
でも、またまた行かず、ボイコットを続ける日々・・・(今思うと、なんて贅沢なガキだったんだ

でも、唯一、長く続いたのが、ピアノだったんです。
小学校一年から中学の二年まで習っていたので、ショパンを弾けるまでになりましたが、バレーボール部に入ってから指が動かなくなって辞めてしまいました。
偶然、去年の冬、近くのホールでピアノのコンサートがあると聞いたので、
ちょこっと見に行ったのです。
ところがちょこっと聞いているうちに、無性に
「また弾きたい!絶対弾きたい

そしてついに、ナケナシのヘソクリで電子ピアノを買ってしまいました

嬉しくて嬉しくて、最初の一ヶ月は朝から晩まで弾きまくり


二時間、三時間なんてあっという間

弾いている時は、頭の中が透明になっているんですよね。とにかく最高

最初は、全く指が動かなかったのが、弾くたびに少しずつ動くようになったので、気をよくして楽譜もいろいろ買いあさりました。(こんなことになるのなら、
とっておけばよかったよ・・・失敗したなぁ)
楽譜ってけっこう高いんだよね

でも、こんなときは、強い味方の古本屋さんなのだ


意外とあるもんで、何冊か格安でゲット

クラシックもいいけれど、やっぱ「冬のソナタ」でしょう

最近弾いてないから、また練習しよ

好きなものはいくつになっても好きなんですね~

