お蔭様で、無事今回も抗がん剤治療を終え、我が家に帰ってきました。
今回は自分でも生命の危機を感じるくらいの強い副作用で中途で止め、
5日間のところ、3日間の抗がん剤投与にして最後の治療入院を終了する運びになりました。
今回、この時期的なものあるようで、同じく抗がん剤治療をされていた患者さん皆さんも同じ
かなり辛い症状だったそうです。
いきなり水曜日の夜あたりから、激しい吐き気、頭痛、倦怠感、熱でまる4日間寝たきり状態でした。
今回ばかりは「もうやめて欲しい」の一心で、若い看護師さんに相談してしまいました。
すぐに主治医に報告してくださったところ、主治医の意見も
「あまりに酷い副作用で治療を続けても何も得るところは無い、むしろ体がやられてしまうから
明日の血液検査の結果次第で中断しましょう」
ということでした。
そのお言葉に、今回ばかりは本当に救われた気がしました。
このまま続けていたらそれこそ悪い癌どころか、良い細胞まで壊されて命を奪われかねないと
いまだかつてない強い恐怖感に襲われたほどでした。本当に怖かったです。
最後なので全てクリアして頑張りたかったのですごく悔しかったですが、いくら頑張っても
逆の結果になってしまってはもともこもありません。
翌日の血液検査の結果もさることながら、何ひとつ食べ物を受け付けない状態が続き、3日で抗がん剤を終了。
翌日から栄養の点滴のみとなりましたが、症状は一向に改善されず、やっと昨日の夜あたりからスープを
飲めるようになりました。
予定では昨日の日曜日に退院予定でしたがまだ熱があったので、今日の月曜日に退院となりました。
驚いたことに早期終了下お陰か、今日は朝からとても調子がよく、食欲はまだありませんが体が軽くなっていました。
芳子ちゃんが迎えに来てくれて、なんと一緒に歩いて自宅まで帰ることが出来、このようにパソコンにも向かうことが
出来ているのも、早期終了のお陰かもしれません。
あのまま続けていたらと思うと、何だかとても怖い気がします。
実は入院中、社長からのメールで、
「きみちゃんが餌を食べなくなってしまった」というショッキングな報告がありました。
入院する少し前から「止まり木」にとまらず、ずっと下へ降りていたので心配はしていましたが、
まさかこんな早く具合が悪くなるとは思っても見ませんでした。
今日、我が家へ到着し、部屋へ入ると、きみちゃんがいつも暮らしていた籠が置いてあり、中に
白いタオルがふんわりとおいてありました。
あれ?きみちゃんは?と聞くと、昨日、きみちゃんを預かってくださっていた奥さんがみえて、
「今、きみちゃんが旅立ったよ」とそっと持って来てくださったそうです。
やっぱり間に合わなかった・・・
きみちゃん、きっとずっと頑張って待っていてくれたんだろうな・・・
きみちゃん、本当にごめんね。
こんな病気になってしまったから心配かけたり近所にショートステイへ行ってもらったりして
本当に大変な思いをさせてしまったね。ごめんね・・・
でも今までとっても楽しかったよ。わたしたち本当に幸せだったよ。
私が咳をすると、すぐに飛んできてくれたっけ。
そろそろ寝ようとすると、ちゃんと自分で部屋へ入ってくれていたね。
これからも私、一所懸命頑張っていくからずっと見守っていてね!!
きみちゃんの分も絶対に頑張るから!!
そらと一緒にずっと見守っていてね!!
きみちゃん、本当にありがとう。
絶対に忘れない。
ゆくりと、ゆっくりと休んでね。

「そら」といっしょにね。

きみちゃん大好き!!