4/10 スバメの巣を撮っていた方、慎重にやってください
私はツバメのお宿をみつけてから、
一度も場所について述べたことがない。
それは日本人が意地悪だと心底思っているから。
信用できない。
弱いものをなんの懸念もなく、意地悪をする。
その写真をどこかに投稿して、
いじめっ子が巣をひっかきまわしたら、あなたの責任。
そこは特別にスバメ用になっている。
金もかかっている。
単に「かわいい」なんて意地悪しないでね。
野生の動物と付き合うためには、
口がかたいことが必須なんだよ。
4/10 今朝飛んだ大きな白い鳥は チーコ
チーコが鳴いた。
なんか言っている。
そこに大きな白い鳥が現れた。
チーコの指示で出て来たのは初めて。
白い鳥はゆっくり、ゆっくり飛んでくれたのだけど、
曇り空に溶けて撮れなかった。
皆さんにこの白い大きな鳥を見せたい。
4/10 縄張りの話
縄張りというと、やくざがまず思い浮かぶけど、
縄張りは大抵の動物・鳥ももっている。
人間だとよそ者とか、Newcomer(新参者)とかとも言うけど、
動物は縄張り。
ここの区域は私のもの。
相手が親子でも縄張りが優先する。
親子でも縄張りは踏み込まない。
でも、親がもうエサをやらずに独立したチータの親子の話、
草原で子どもが母親をみつけた。
喜んでかけつけた。
普通ならここで戦いになるのだけど、チータの母親はその子を拒否しなかった。
そして短い楽しい親子の時を過ごした。
忘れがたい美しい話。
チータはきっと野生だけど、野蛮じゃないのだろう。
人間にも割と慣れるし。
ライオンは家族で過ごすけど、男の子は一定の年齢になると出ていかなければならない。
出て言って、他のグループから来たメスと家族を作る。
チータの話をしたけど、ここで犬の話。
友人の犬だ。
ある日、友人の友人、つまり友人の犬の母親をもっている家に行った。
車を降りたら、友人の犬はまっしぐらに母親犬のところに突進して、やっちゃた。
犬って案外程度が低いのかもしれない。
いろいろな例を出したので、縄張りについて考える時間ができたと思う。
私のコッカーの話。
とても優しい子で、子犬が庭に入ってきて、彼の残ったご飯を食べた。
普通の犬なら、許さないけど、彼は黙って見ていた。
彼の優しさを示すためにもう一例。
うちの庭にキジバトのつがいがき出した。
両親は寛大で、キジバトをかわいがった。
キジバトは慣れて家の中にまで入りだした。
家の中には上記した犬がいたのだけど、犬の周りをウロチョロして、
犬の側まで行ったけど、
追っかけるどころか、立ち上がりもしないでニコニコしてキジバトを見ていた。
弱いものいじめをしない子だった。
私が育てたのだ。
犬の優しさって、育て親を反映する。
でも、余所から他の犬を連れてくるようなことはしなかったと思う。
もちろん、外には出られない。
そこでスズメが出てくる。
スズメは縄張りを持たないと何度も書いた。
ある餌を分かち合う。
さらに、チータンたちは、私のバードテーブルに余所の鳥を連れてきた。
キジバトやカラスだけでなく、他のグループのスズメさえ連れてきた。
こんな動物って他にいない。
人間以上に高等だと思うことがある。
私のバードテーブルに猫が入り込んだ。
鳥がこなくなって、側の電柱にもいなくなったので、原因を探したら、猫だった。
でも私が猫に話しかけ、時に何か食べさせていたら、
遠巻きに見ているようになって、猫がいるときは黙って、電柱あたりで見ている。
チーコたちはちょっと経ったら、私が怒るほど、猫に寛大になってしまった。
お前たち、猫に食べさせていないだろうね?
チーコたちを見ると、悪さをしている時の顔なのだ。
笑うはずはないのだけど、なんとなく、顔がニヤニヤしているように感じる顔なのだ。
縄張りがないって素晴らしいことなんだけど、
縄張りを持たないためには、いくつもの、解決すべき問題がある。
チーコたちはどうやって、この問題を乗り越えたのだろう?