7/20 カーコたち
この2羽、並んで始め1羽だと思った。
この距離では誰かわからない。
2羽いるとわからせるために位置を変えてくれた。
2羽づつよく見かける。
カラスの教科書でカラスって仲良くなって、恋人関係が続いても
すぐ一緒にならないとか読んだ。
初めてチータンがこの子もいいでしょ ってカーコを連れてきた。
一緒にカオがいるのに間もなく気がつく。
カメラが大嫌いだったカーコがあるとき、撮ってもいいよというように
見えた。
カメラを構えようとしたとき、カオが来て何か言っている。
声は聞こえないけど、感じた。
そしてカーコを連れて行ってしまった。
私、まだ信用されていなんだな と思った。
野生の動物と親しくなるのにはただただ忍耐。
指導権はむこうさんにある。
私が引っ越しをして、3日ほど経ったある朝、
玄関の戸を開けたら、カーコ、カオ、サブがちょうど到着したところだった。
鳥たちは外観は違うけど、コミュニケーションをよく取り合っている。
チータンにでも聞いたんだろう。
通路の手すりに止まって、羽をパタパタして再会を喜んだ。
私もどんだけ嬉しかったことか。
あれから長い年月が経って、鳥たちは私を信頼してくれている。
カメラは悪さをしないとわかったみたい。