6/14 子供が引きこもれないもうひとつの理由
これも私の見た経験だ。
引きこもりになる中学性くらいのころ、
学業が苦手な子ども用に就職コースというのがあった。
昔はもっと早く区分されたらしいけど、
それでも子供にチャンスをというわけで
中学くらいになった。
日本みたいいじめはない。
だけどそれは生徒間での話で、先生はできの悪い子に
必ずしもやさしくなかった。
だからこそ、勉強が嫌いな子、ついていけない子どもを
分離できるのだと私は思っていたし、今も思っている。
こういう子どもたちは教えるのが仕事の教師には邪魔な存在なのだ。
ここで言っておくけど、フランスでは中学程度の教師は
生徒の前で教えることが仕事で、週xx時間の労働にいなっている。
xx時間はもう覚えていないけど、36時間くらいだったか?
子供の勉強以外の問題は別にカウンセラーなんかの専門職がいた。
家が貧しく、理解する親もなくという子供はこういうカウンセラーに行く。
ここでもう一度書くけど、義務教育は高校1年くらいまでで、
仕事をみつけてこの若さで実社会に出ていく子供はいるのだ。
そういう子供が引きこもる余裕あると思いますか?
当時は考えてもみなかったけど、日本の子供のようにするかって
質問したらきっと驚くと思う。
日本は中学が義務教育だけど、高校はほぼ義務教育みたいもんだ。
そして親は子供に金を出してやる。
フランスの親は基本、子供のために自分の生活を犠牲にしたいと
思っていない。
日本の子供が引きこもれるのは親にある余裕が子供を甘やかしているのだ。
私なんかに言われたくないよって思った人、きっと多い。