この添付好きじゃない。 替えると思う。
11/4 似ていた 第3話
着替えながら窓から外を見ると周辺は感じのいい森? だった。
階下に降りると京太郎が台所にいた。
あら、もう起きたのって京太郎は女言葉で言った。
今朝は東京に戻らないといけない斉藤さん夫婦がいるから
朝食を準備しているの。
お盆でしょ、朝食は自分でやる必要があるのよ。
ちょうどいいわ、テーブルの準備を手伝って。
食堂と台所を言ったり来たりしていると
大きなパンの袋を京太郎がもっていた。
このパンはすごくおいしいのだけど、スライスがないのよ
と電気のスライスマシーンにパンを押し付けた。
それから8枚切り、6枚切り、4枚切りと切り分けて
白いナプキンを敷いたパンかごに入れた。
いい香りと優子が言った。
そうでしょ、と言いながら8枚切りを1枚とると
半分ちぎって優子によこした。
京太郎はもう半分を食べだした。
食べてみて、おいしいから。
このパンはブリオッシュのように作られているのよ、
だからこのパンだけでも満たされるわ。
お盆に数種類のジャムを置くとテーブルに京太郎自身で運んだ。
結構重いのよ、これ。
それからテーブルの上をチェックした。
ランチョンマット、同じのにしたのね。
じゃコーヒーカップはマグで行こう。
手伝って。
食器戸棚のガラス戸のひとつを開けると
どれがいい?と優子を振り返った。
無地、花柄、いろんな模様とたくさんのマグカップがあった。
ああ、いいこと思いついた。
京太郎は大きなお盆の上にいろんな柄タイプのマグカップをおくと
テーブルの中央に置いた。
好きなの選んでもらおう。
どれが好き?
優子の手が紺色のマグカップを持った。
それはセーブル焼きのブルーよ。
でもそれはセーブル焼きではないわ。
ここのオーナーが焼き物に目がなくてね。
京太郎さんはここに来たことあるの?
と優子が恐る恐る聞いた。
ある。
2度か3度友達と来た。
優子は京太郎について聞きたいことがたくさんあった。
でも京太郎は雰囲気で京子を黙らせた。
マグカップのお盆をテーブルに置くと人の気配がして
数人が降りてきた。
おはようございます。 よく眠れましたか?
眠れましたよ、すごく静かなんですね、ここ。
東京の横にこんなところがるなんて信じがたい。
みんなは好き好きにしゃべった。
もう朝食ですか?
いつでもできますよ
ちょっと散歩してきてもいいかしら?
いいけど、森まで行かないでください。
熊はいないけど、鹿はいますよ。
庭と森の堺がはっきりしないから森に入り込むことが
あるんです。
スマホはもって行ってくっださいね。
どうのこうので朝食が始まったときは7時半をまわっていた。
京太郎はバイキング形式にした。
別テーブルに飲み物から食べ物まで並べて
テーブルの上にはパンとマグカップのトレイだけだった。
素敵だったわと帰宅すてから夕食の集いに
優子はしゃべり通しだった。
僕も別荘ほしい。
馬鹿言うんじゃないのよ、カズ。
年長の姉、さゆり が言った。
さゆりが生まれたころは山口家では最悪の頃だったかもしれない。
父がそれまでの会社を解雇され、
母は生まれて初めて働いた時期だった。
さゆりは母方の両親の家に預けられた。
祖父母はそれなりの生活はしていたけれど、決して金持ちではなく
さゆりのわかままは許されなかった。
幸いにしてさゆりは幼く、いろんな好きになれない思い出は
ほとんど記憶になかった。
それでもさゆりが小学校にあがる前には両親とさゆりは
再び一緒に住めるようになった。
次女の優子が生まれたのはさゆりが小学校5年になる春だった。
優子にとってさゆりは姉というより第二の母みたい存在だった。
和彦はそれからさらに5年経って生まれたので
和彦にとってさゆりはまさに母も同然だった。
母がため息をつくように言った。
そんな別荘を持って外国の映画みたいな生活をしている人もいるのね。
人は人だよと父が言った。
父はマイペースの人だった。
まだ20代で会社を解雇された。
某大学の経済学部卒業だったけど
机上の経済で家計はよくならなかった。
でも父は家族を守るという発想は固かったので
決まった会社が定まるまで全力でなんの仕事でもした。
建築現場ですら働いた。
建築という仕事を蔑視しているのではない。
ひ弱ではなかったけど、肉体的に恵まれていたわけではない父だったから
建築現場の下働きはこたえた。
ネコで砂利を運ぶのさえまともにできなかった。
父は身長はあったけど細い体で、腕力がなかったのだ。
幸いにして数か月で別な仕事がみつかった。
父がきいた。
優子の友達の京太郎さんってどんな仕事をしているの?
優子は職業名を考えたけど思い浮かばなかった。
京太郎さんはCM会社で働いているわ。
でもなんていう職業なんだろう?
サラリーマンなんでしょって母が言った。
うん、サラリーマンって言えばいいのかも
と優子は言った。
11/4 似ていた 第3話
着替えながら窓から外を見ると周辺は感じのいい森? だった。
階下に降りると京太郎が台所にいた。
あら、もう起きたのって京太郎は女言葉で言った。
今朝は東京に戻らないといけない斉藤さん夫婦がいるから
朝食を準備しているの。
お盆でしょ、朝食は自分でやる必要があるのよ。
ちょうどいいわ、テーブルの準備を手伝って。
食堂と台所を言ったり来たりしていると
大きなパンの袋を京太郎がもっていた。
このパンはすごくおいしいのだけど、スライスがないのよ
と電気のスライスマシーンにパンを押し付けた。
それから8枚切り、6枚切り、4枚切りと切り分けて
白いナプキンを敷いたパンかごに入れた。
いい香りと優子が言った。
そうでしょ、と言いながら8枚切りを1枚とると
半分ちぎって優子によこした。
京太郎はもう半分を食べだした。
食べてみて、おいしいから。
このパンはブリオッシュのように作られているのよ、
だからこのパンだけでも満たされるわ。
お盆に数種類のジャムを置くとテーブルに京太郎自身で運んだ。
結構重いのよ、これ。
それからテーブルの上をチェックした。
ランチョンマット、同じのにしたのね。
じゃコーヒーカップはマグで行こう。
手伝って。
食器戸棚のガラス戸のひとつを開けると
どれがいい?と優子を振り返った。
無地、花柄、いろんな模様とたくさんのマグカップがあった。
ああ、いいこと思いついた。
京太郎は大きなお盆の上にいろんな柄タイプのマグカップをおくと
テーブルの中央に置いた。
好きなの選んでもらおう。
どれが好き?
優子の手が紺色のマグカップを持った。
それはセーブル焼きのブルーよ。
でもそれはセーブル焼きではないわ。
ここのオーナーが焼き物に目がなくてね。
京太郎さんはここに来たことあるの?
と優子が恐る恐る聞いた。
ある。
2度か3度友達と来た。
優子は京太郎について聞きたいことがたくさんあった。
でも京太郎は雰囲気で京子を黙らせた。
マグカップのお盆をテーブルに置くと人の気配がして
数人が降りてきた。
おはようございます。 よく眠れましたか?
眠れましたよ、すごく静かなんですね、ここ。
東京の横にこんなところがるなんて信じがたい。
みんなは好き好きにしゃべった。
もう朝食ですか?
いつでもできますよ
ちょっと散歩してきてもいいかしら?
いいけど、森まで行かないでください。
熊はいないけど、鹿はいますよ。
庭と森の堺がはっきりしないから森に入り込むことが
あるんです。
スマホはもって行ってくっださいね。
どうのこうので朝食が始まったときは7時半をまわっていた。
京太郎はバイキング形式にした。
別テーブルに飲み物から食べ物まで並べて
テーブルの上にはパンとマグカップのトレイだけだった。
素敵だったわと帰宅すてから夕食の集いに
優子はしゃべり通しだった。
僕も別荘ほしい。
馬鹿言うんじゃないのよ、カズ。
年長の姉、さゆり が言った。
さゆりが生まれたころは山口家では最悪の頃だったかもしれない。
父がそれまでの会社を解雇され、
母は生まれて初めて働いた時期だった。
さゆりは母方の両親の家に預けられた。
祖父母はそれなりの生活はしていたけれど、決して金持ちではなく
さゆりのわかままは許されなかった。
幸いにしてさゆりは幼く、いろんな好きになれない思い出は
ほとんど記憶になかった。
それでもさゆりが小学校にあがる前には両親とさゆりは
再び一緒に住めるようになった。
次女の優子が生まれたのはさゆりが小学校5年になる春だった。
優子にとってさゆりは姉というより第二の母みたい存在だった。
和彦はそれからさらに5年経って生まれたので
和彦にとってさゆりはまさに母も同然だった。
母がため息をつくように言った。
そんな別荘を持って外国の映画みたいな生活をしている人もいるのね。
人は人だよと父が言った。
父はマイペースの人だった。
まだ20代で会社を解雇された。
某大学の経済学部卒業だったけど
机上の経済で家計はよくならなかった。
でも父は家族を守るという発想は固かったので
決まった会社が定まるまで全力でなんの仕事でもした。
建築現場ですら働いた。
建築という仕事を蔑視しているのではない。
ひ弱ではなかったけど、肉体的に恵まれていたわけではない父だったから
建築現場の下働きはこたえた。
ネコで砂利を運ぶのさえまともにできなかった。
父は身長はあったけど細い体で、腕力がなかったのだ。
幸いにして数か月で別な仕事がみつかった。
父がきいた。
優子の友達の京太郎さんってどんな仕事をしているの?
優子は職業名を考えたけど思い浮かばなかった。
京太郎さんはCM会社で働いているわ。
でもなんていう職業なんだろう?
サラリーマンなんでしょって母が言った。
うん、サラリーマンって言えばいいのかも
と優子は言った。
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第4話に
11/4 馬なのに、馬なのにこっちに入れるの忘れた
昨日の馬はすごく可愛い はややっこ って名前の馬。
騎手がレース後のインタでおじいちゃんと言うまで
女の子だと信じていた。
これが最期のレースだと騎手が言ったけど
そうだろう。
この名前覚えている。
私がお金を出してやっていたころからいた馬だ。
お金出すと言っても300円ね。
この賞金見て。
100円につきこんだけつくのよ。
レース中の写真は向こうを見て。
11/4 チータン来ない理由わかった ノンが嫌なんだ
ノン、チーコからもらっていた恩も忘れ、チーコを脅かしている?
ちょっと待て、尻ひっぱたいてやる
なんて言っても待つわけない。
なんか効果的な方法ない?
殺したくはない。
殺したりしたらチーコたちに何言われるか!!