SMAPの分裂危機をスポニチ本紙が報じた13日、所属先のジャニーズ事務所はメンバー4人が独立を検討していることを認め「協議・交渉がなされている」とした。
また、育ての親である女性マネジャー(58)主導のSMAP独立計画が失敗したことが判明。
女性マネジャーは芸能界から身を引く意向を伝え、今後メンバー4人が事務所に戻ることになるか動向が注目される。
ジャニーズ事務所はこの日、「SMAPの一部メンバーの独立問題」として「確かに、この件について協議・交渉がなされている」とのコメントを発表。
中居正広(43)稲垣吾郎(42)草なぎ剛(41)香取慎吾(38)の4人の独立問題について協議・交渉していることを認めた。
関係者によると、メンバーは同事務所との契約期間が9月まで残っており、実際に退社するかの結論は出ていない。
残留を決めている木村拓哉(43)を含めた5人はこの日、全員オフで公の場に姿を現すことはなかった。
注目は現在進められている「協議・交渉」内容だ。
もはや独立に向けた話し合いは行われていない。
女性マネジャーが主導した独立工作はすでに失敗し、後始末についての交渉に入っている。
今回の独立工作の引き金になったのは、女性マネジャーと同事務所側の間に大きな溝ができたこと。
昨年9月には双方が弁護士を立てなければ意思疎通ができなくなるほど険悪な関係になる中、女性マネジャーはメンバーを連れて同事務所から独立することを画策した。
しかし、タレントを連れての独立は芸能界のルール違反。
「これがまかり通ると芸能事務所は立ち行かなくなる。元の事務所に後ろ足で砂をかける行為で許されるものではない」(芸能関係者)。
クーデターは芸能界の支持を得ることができず失敗に終わった。
このクーデター失敗を象徴したのが、12日に開かれるはずだったジャニーズ事務所の子会社「ジェイ・ドリーム」の株主総会。
株主でもあるSMAPのメンバーが参加する中、取締役を務める女性マネジャーが解任される予定だったが、クーデターが失敗したことで自ら辞任を表明。
「開催の必要がなくなり取りやめになった」(関係者)。
現在、独立工作に同調したメンバー4人は行き場を失っている。
女性マネジャーは同事務所を退社し、芸能界から身を引くことで騒動の収束を図ろうとした。
だが、数多くいる所属タレントに示しをつけなければいけない同事務所側としては、4人を簡単に受け入れられるはずもない。
今後の行方が見えない今回の騒動。
ただ、これまで水面下で進んできた交渉が、報道で白日の下にさらされることになった。
5人は2020年の東京パラリンピック大会の成功とパラスポーツの振興を目指す「日本財団パラリンピックサポートセンター」のサポーターに就任したばかりでもある。
日本中が応援するイベントの職を自分たちのトラブルで棒に振るのは、メンバーだけでなく同事務所にとってもダメージになる。
事態を打開するのはファンや世間の声かもしれない。
もしかしたら‥。。(!)