覚悟はできている。
ヤツは早射ちで有名だ。
俺も負けるわけにはいけない。
ともかく「集中」だ。
5
4
3
2
4
3
2
BANG!
"2" で、ヤツは引き金を引きやがった。
俺は弾をまともに食らい、もんどりうって倒れた。
「思えば、いい人生だったなぁ」
「思い残すこと、、それは父ちゃん、母ちゃんを置いていくことだ」
「ああ、、父ちゃん、、母ちゃん・・・」
そこで、やっと目が覚めた。
僕は思い切り泣いている。
まだ小学校に入るか入らないかの僕。。
あの朝から50年が経っても、夢はまるで昨夜のことのよう。
両親より早く死ぬことだけは避けよう。
強く、心に誓ったチビちっぷでした。。